職員室通信・600字の教育学

小高進の職員室通信 ①教育コミュニティ編 ②教師の授業修業編 ③日常行事編 ④主任会トピックス編 ⑤あれこれ特集記事編

愛する生徒が去り、人事異動で組織が溶解し、二重に三重の枠組みが撤去された寂しいような、うれしいような

2010-03-18 10:01:59 | Weblog

10.03.18 カウボーイと中学教師

◆昔、ローハイド(Rawhide・米CBS制作)というカウボーイドラマがありました。
 毎週土曜・夜10:00。
 提供は、アンクルトリスのサントリーでした(*^_^*)。

 南北戦争後の1870年代のアメリカ西部が舞台。
 テキサス州のサンアントニオからミズーリ州のセタリアまで、「フェイバーさん」を隊長とするカウボーイたちが、3000頭の牛を運ぶという大長編ドラマです。

 小学生だったわたしが一喜一憂しながら観たのは、今残っている記録と照合すると、第1シーズン~第8シーズン、全217話のうち、どこから観はじめたのかははっきりしませんが、終わりのほうは、第3シーズンの、目的地であるセデリアに到着する様子が描かれている67話「甦る愛情」、そして、旅を終えた隊長フェイバーが、中学生の長女、小学生の次女が暮らす東部フィラデルフィアを訪れる68話「欺かれた同情」あたりまでです。



◆67話のことはよく覚えています。
 毎週、毎週つづいた、この旅も、もう終わりなんだ……来週からは、隊長のフェイバー、副隊長のロディ、偵察員のピート、コックのウィッシュボーン……等、なじみの人々の姿がみられなくなるのか……と、ずいぶんがっかりしました。
 そのさびしさが、何十年もたった今でも脳裏に鮮明に刻まれています。

 それに68話。
 隊長が隊長でなくなる……、コックがコックでなくなる……これまで慣れ親しんだ人と人との堅固な関係が溶解するという、悲しいような、寂しいような、拍子抜けするような、不思議な感覚も(>_<)。



◆大人になって中学校の教員になったわたしは、3月の卒業式・修了式・人事異動発表……の頃になると、よく、ローハイドの67話、68話を想起しました。

 牛を狙うインディアンや強盗との戦い。
 日照り・雷雨・洪水・砂嵐といった自然との戦い。
 仲間同士のトラブル。
 あるいは、通過する土地土地の人々とのトラブル。
 これらを克服しながら、道中、牛に草を食べさせ、成長させるカウボーイの旅は、中学校教師の1年間に酷似しています^^;^^;。

 ただ、これはひそかに思っていることです^^;^^;。

 口にすると、「ということは、生徒は牛か?!」とひんしゅくを買いますからね(*^_^*)。




◆ちょうど、今が、そうです。
 愛する生徒が去り、人事異動で組織が溶解し、二重に三重に枠組みの支えが撤去された、寂しいような、うれしいような、悲しいような、春3月の、明るい空のひろがり……!(^^)!。

◆ローハイドの毎回の締め台詞は、隊長フェーバーさんの「さあ行くぞ! しゅっぱーつ!」でした。
 銭形平次(橋蔵平次)の投げ銭に似ています。

 この「しゅっぱーつ!」を、この記述のどこかで使いたかったのですが、チャンスがありませんでした。
 「しゅっぱーつ!」の前に、まだまだやることがあって、「しゅっぱーつ!」は、まだ先の先の先ですよ……。
 次の機会にします。

◆画像は、わたしが生まれ育った生野運河(←この命名はわたし。正式名称は平野川)界隈。
 撮影は「大阪写真集」管理者のosakawalker氏です。
 わたしのぶしつけな撮影依頼に対して、快く応えてくださいました。
 ぜんぶで40余枚。
 わたしの宝物です。


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