二条河原の楽書

京都サンガF.C.を中心にJリーグを楽な感じで綴るサッカー忘備録(予定)

振り返ろう、J2前半戦

2017-07-06 | 蹴球
 J2は全クラブの対戦が一巡し、前半戦が終了。「5節ごとくらいでまとめようかな」とか思いつつ、グダグダしてるうちにあれよあれよと半分過ぎてしまいまして…。光陰如矢。

■DAZN問題
 去年まではスカパー!のマッチデーハイライトがあって、見ていないゲームも流れをわかりやすくまとめてくれていたのです。平ちゃんというソムリエのフィルターを通し、面白い選手だとか注目のチームとか、そういうのがホントによくわかった。いわばリーグ全体のことを感覚として掴むことができた。で、今年からはDAZN。ストリーミング中継のタイムラグとか、途中でクルクルと止まるとか、細かい不満はいろいろあるものの、全体的には許容してるつもり。ただ、最大に残念なのが、ハイライト(レビュー)の出来。DAZNのレビューショーだと、得点シーンのみのつなぎ合わせでお茶を濁してることも多く、「何分に」「どういう流れで」「誰が」「誰からのパスで」得点に至ったのかすらわからない。それぞれの中継の最後にゲームを振り返るVTRを1試合ずつ掘っていくのが一番いいんだけど、相当手間がかかるし、ゲームごとにクオリティのバラつきもある。J1の場合はJリーグタイム等のハイライトがあるからまだしも、J2は現状「自分から積極的に見つけに行かなければ得点シーンすら見れない」という有り様なのであります。由々しき事態。今欲しいのはきちんとトークしながらナビゲートしてくれるハイライト番組なのです。DAZNで制作できないならJリーグとして制作してYoutubeで流すとか、いろいろやり方はあると思うんですが…。何が言いたいかというと、J2のまとめを書こうと思ってるのに、確認できてない試合もたくさんあるってことでございます。言訳弁解。


■J2前半戦順位表
 順位表はリーグの公式サイトなりデータサイトなりで確認していただければよろしいかと思いますが、そのまま転載ってのも芸がないので、縦軸を勝ち点、横軸を人件費(※去年2016年分)にした表を作成いたしました。

 去年ベースの話ではありますが、J2は半分以上のチームが5億以下の人件費で戦っています。中でも健闘が光るのが、4位長崎、7位水戸、9位大分あたり(5位東京Vは今年はもっと人件費上がってるはず)。逆に7億以上のクラブが7つあって、これを神セブンならぬ「カネセブン」ということにいたしましょう。名古屋、福岡、湘南はJ1での予算だけど、いずれにしろこの7チームが今年のJ2でもカネセブンなのは確か。期待通りにカネを勝ち点に変えられているのが1位福岡と2位湘南。それから3位徳島。逆に燃費が悪いのは親会社が車メーカーな6位名古屋。残りの3チームはそれぞれに問題を抱えながら12位、13位、15位と低迷中。表の下の方には勝ち点13勢の3チーム(20位讃岐、21位山口、22位群馬)がいて、当然ながら低予算層。ここらへんはやっぱりシビア。ただ、人件費3億以下でも水戸や大分、町田はそれなりに戦えているので決して絶望することもないよ。J2ってそういうリーグなんだと思う。一攫千金。


■上位は本命不在?
 今年のJ2は例年にも増して混戦模様で、上2つは福岡、湘南が抜け出しつつあるものの、「強ぇ…」と感嘆するほどの存在でもない気がするのです。もちろん福岡は、あまり守備が崩れることはないので安定してるし、弱点も少なく、ウェリントンにかかる比重が大きいのと、中盤の層の薄さが気になるくらい。でもめちゃくちゃ強いってこともない。湘南は苦戦してるゲームも多い印象ながら、なんだかんだで勝ってる。杉岡大輝とか若い選手を育てながら、ヤツらは勝ってる。湘南の弱点は下から数えて8番目という得点力の無さ。ここに、秘密兵器シキーニョを秘密のまま放出してまで、ムルジャを獲得。昇格に向けて抜かりない。
 個人的に「強ぇ…」って印象を受けたのは、イバが暴れた時の横浜FC。結局今季もJ2で一番怖ろしいストライカーはイバだった。ところがチームバランスにも波があって、前半戦は8位ターン。得点力ということでいえば千葉と名古屋が35得点でトップ。ただし失点もそれぞれエスナイデル式32失点、風間八宏式30失点と守備に安定感なし。ここらへんは指揮官の趣味嗜好がダイレクトに現れてる感じで、リアリズムが要求される昇格戦線ではネックになりそう。特に名古屋。似たような傾向を持ってるのがもう1チーム、30得点33失点の大木武式岐阜。しかし今年のJ2はやたらと攻撃志向の監督が多いなぁ…。面白ぇ。
 一方で得点力があって失点もそこそこに抑えている理想的な得失点バランスを誇るのがリカルドロドリゲス率いる3位徳島。サイド攻撃→覚醒型渡大生という確固たるパターンをベースにした破壊力は十分。ただ、中~下位相手(松本、千葉、岡山、京都)にとりこぼしをしてるのが痛い。馬渡ボールボーイ騒動なんかもあったけど、後半戦一番伸びそうなチームはここじゃないかな。わかりやすい本命は不在だけど◎打つとしたら、ここ。魔法阿波(マジックアワー)


■低迷&残留争い
 なぜかパッとせず、中位低迷の理由もよくわからないのが12位松本。リーグ最少失点だし、得点だって湘南より多いのに。ただ、去年まであった「接戦をモノにする勝負強さ」は感じられない。試合後の反町監督のトーンも低いし。J1の広島や浦和もそうだけど、今年は長期政権の監督が低迷に陥る年なのでしょうかね。松本と同じく去年の昇格PO進出組では岡山が14位、京都が15位と低迷。岡山は中林、岩政、矢島ら中心選手を失った上に、今季は今季で怪我人続出。京都は描くビジョンが曖昧なままFW闘莉王&オリスのツインタワーに逃げた結果、内容が悪いまま迷走中。同じく昇格プレーオフ組のセレッソがJ1前半戦2位でターンしてるのにどうしてこうなった?ハイリスク・ローリターンのサッカーを繰り広げて一部好事家を喜ばせているエスナイデル千葉を含め、このあたりのチームが低迷している理由はだいたい説明が付くよね。補強等的確な手を打てるなら浮上もありうるが、夏のウインドーで施せる手は限定的。とりわけ「編成」や「設計図」から狂ってるチームは苦しい。京都はん、あんさんのことでっせ。
 下位に目を向ければ積極的に戦力補強しつつ急激に体制を整えてきたのがヤンツー率いる17位金沢。20~21位あたりをウロウロしてたのに前半戦ラスト4つを連勝して残留争いを脱した。現在、新潟から借りてる宮崎幾笑(キワラ)がノリノリでチームが大変身。マスコットのゲンゾーもゲンゾイヤーに大変身。勝ち点19位の熊本は監督を変えたが変身できずパッとしなかったものの、前半戦最後に東京Vに大勝。今年もJ2は下位が上位を平気で食い散らかしやがるのです。た、食べないでくださ~い。20位讃岐だって湘南に完勝してるし、22位群馬は福岡に完勝してる。21位山口は名古屋を食った(なお、名古屋はいろんなところに食われてる模様)。ただ、ここらへんは安定して勝ち点を奪えないのが苦しいところ。讃岐は松本と同じく「長期政権型低迷」かなぁ。戦力的には悪くないとは思うんだけど。山口は去年までの躍進の立役者・上野展裕監督の解任に踏み切ったものの、監督解任ブーストなどなかった。去年の主力を引き抜かれすぎたのには同情するしかない。群馬は集中力が持続するうちはそれなりにいい戦いをするものの、切れてしまった結果が失点数リーグワーストの41(なお得点数もワーストの14)。自動降格枠2(※J3の成績次第で1とか0になるかも)をこの3チームで争うのか、はたまた上の方のチームを巻き込むのか。金沢を見れば何かのきっかけで跳ねることもあると思うし、逆に勝ち点30くらいのチームもまだ安心できないと思うよ。有為転変。


■予想がなかなかよいのじゃ
 ところでシーズン前に予想した順位がなかなかのもんなんスよ。1位福岡はピタリ◎、2位湘南は3位予想、3位徳島を5位予想、5位ヴェルディを4位予想と難しいところをニアピン。6位名古屋は7位予想、8位横浜FCはピタリ◎。すっごーい何それ何それ。自画自賛。あと10~13位予想に山形、岡山、千葉、京都を並べてるあたり(実際は10位、14位、13位、15位)。ただ、大きく外したのは躍進の6位予想した讃岐、19位低迷予想した長崎がほぼ逆。最下位予想の愛媛については、間瀬さん本当に申し訳ございませんでした。いやー監督の力って大事ですね。今シーズンほどそれを痛感していることはございません。
 ちなみにJ1の予想は…何じゃこれ!?支離滅裂。


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