~ころきゅうあん~

さぬきの易&鍼灸師。ギター弾語り☆シンガーソングライター。路上を中心に活動中!

日記のやうなもの

2009-10-27 06:08:52 | 
昨日のように過去の文章がまるで他人の文章のように読めるので、面白くなって今日も載せてみます。ちょうど顎関節症がひどく痛む時期だったろうから色々なものを探していたのでしょう。現在の自分を導いてくれた6年前の日記より。


■ 2003/02/01 (Sat)  地球はひとつ


28日あたりから、ヒーリングの研究に没頭している。というより、それがなんであっても、没頭してしまう癖があるようだ。(笑)人間には、自然治癒力が備わっていて、誰でも自分で自分の病気や迷いを癒す力を持っているのだが、なんだかんだ回り道をして、実のところ、自分で治してしまうのだ。

その回り道自体が楽しみなのだから、私もその迷い道にはまり込んでいるのであろう。その間には、色々な人に出会ったり、全然意味がないような方向性にも寄り道したりしてるんだけど、その無意味とも思えるようなより道が、方向性という「こだわり」を、ぐにゅぐにゅっと柔らかくしてくれるようだから、寄り道は多ければ多いほど実り多きものに違いない。
―----本当のところ、失敗したりうまく行かない出来事が起こるときほど、実は人生、うまくいっているのかもしれない(注:あほな言い方だが、文面通りです)。

人間は自然治癒力が備わっているというのなら、一人で何でも可能かというとそうではないらしく、その自然治癒力という「自然」という言葉自体、だれのものではないのは明らかである。 ・・・・となると、他者を癒すという行為自体が、自然治癒力なのかもしんないし、他者を癒すことは即ち自分を癒すことに他ならない。

(なんだか、大正時代の神秘家みたいな文面になってしまったが、今更それが分かったからとて、偉くもなんともない当たり前のことなので、へつらうことなく奢ることなく過していくぞ)・・・・と言いつつ、ざわざわとうるさい我こころ。今朝一瞬だけ、しーーんとしたような気がして、それはとっても気持ちよかったよ。

一秒は ながーーく
人生は みじかい

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10年前に書いていたもの

2009-10-26 04:52:35 | 
小説 「人さらい」                                                          

 その喫茶店には三種類の客がいる。一つは本来の役割である会話処。二つ目は会社や家庭では味わえない一人になれる時間を求めて現れる者、ランチタイムをはずした時間、この喫茶店で人ゴミを感じる時は余り訪れないようだ。店主の商売っ気のなさを象徴する無機質な内装と、吟味に吟味を重ねたメニューのシンプルさと完全禁煙が俗々しさを寄せ付けないのかもしれなし、只流行ってないだけかもしれない。

 三つ目は店主との会話を求める者、いろんなジャンルに精通している店主の聞き上手が芸術に携わった人間を引き寄せてしまう地味なサロンである。自称芸術家達は彼等にとっての深刻な出来事をお笑いに変えてしまう店主の術に癒されるのである。

 私が席につくといつもの挨拶、

「今日はお休み?」

 という店主の声が聞こえてきた、この開口一番にほっとする。私は店主がスイス人から教わったという泡立ちコーヒー牛乳を注文する。

「実はねえ、子供の頃の記憶で忘れていたことがあって四十になってどうしてだろう? 急に思い出したんだよ、はっきりと」

 所謂それはトラウマという奴ではないだろうか? 何か現場の恐怖に耐えられない精神が自己防衛として記憶を封じ込め、それが表面化される時精神は恐怖を直視できる状態になったということだ。

「マスター、そりゃトラウマだね」

 知ったかぶりの私は鼻息荒く指を天井に立てる。

「なんじゃ? 虎馬って言うの? なに、それ? 変な言葉だなあ」

 マスターの頭の中では虎と馬が合体した神話の妖怪図が浮かんでいるに違いない。

「かみさんとおふくろにこの前その話したんだ。したらさあ、おふくろに『どうしてあんた、そんな恐ろしい話を今まで黙ってたの?』って言われたよ。秘密にしてたんじゃなくて、忘れてたんだよ、本当に」

 恐ろしい話? 私の好奇心が身を乗り出している。

「うんうん、その話って一体?」

「あのねぇ、俺が小学生の時だから三十五年位前に動物園の横にスラム街があったんだよ」 あの場所にスラム街? 現在図と重ね合わすと全く想像できない、初めて聞いた話だ。いつの間に、街は急激な変化を遂げたのだろうか。「一、二才の子供を胸の所でクロスさせた紐で背負ったおばさんが『僕、お母さんが待っているからおいで』、って言うからこのおばさんはお母ちゃんの知り合いだと信じてついていったんだ。家と家の隙間の自転車がやっと入るか入れないかの狭い路地を通って行き、その家の土間で靴を脱いで三畳間に上がった。そこには俺と同い年位の女の子がいて、ずっと風呂に入ってないように見えた。薄汚れた縦縞の黒っぽいブラウスを着てたと思う」  何となくその納屋のような室内が私にもイメージできた。女の子がどことなく私に似ていると、店主はその当時のことを鮮明に手繰り寄せながら話を進めていく。

「俺は知らない大人と話ができる子供じゃなかったから、とにかく一言も口を開かなかった。でも俺はお母ちゃんが来ると信じてたんだ。今思うとこのおとなしい子供は騒ぎもしないし、逃げもしない扱いやすい奴だとおばさんは感じていたのかもしれない」

 店主は母親の登場を確信していた。しばらくすると食事が運ばれてきた。食べようとしない店主に

「僕、どうして食べないの?」

 と大人は何回も勧めようとする。目の前の女の子がじっとこっちを見ている。

「私も分かるけど、子供の時って他人の家でご飯食べられないよね?」

 人見知りの激しい子供は感情表現が下手だ。何度となくしきりに大人は

「とにかくそのご飯を食べなさい」

 と命令口調で、あたかも飯を食わなければことが先に進まない、とでもいった様子である。店主は無言のまま肯定も否定もできず、畳の上に正座して黙りこくっている。大人は赤ん坊をおぶったまんま、こちらをチラチラとうかがい、土間から路地へふらふらと出たり入ったりしている。

 店主の方もじっとしていられなくなり、靴を履いて外へ出ようとした。座っている畳はあちこちくたびれていて汚らしい感じがする。「その度におばさんが『僕、お母さん来るよ』、って言うもんでさぁ、また部屋に戻ったりしてて、でもやっぱり出ようとしたりを繰り返してたんだ」

 「僕、お母さん来るよ」が発音されると室内に戻る、だが直に店主はまた出ようとする、いつまでも終わらない子供の反復作業にあせりをかんじたのか何回目かで異変が起きた。 靴を履こうと土間に腰掛けた瞬間、大人の手ががっと子供の細い腕を掴んだ、逃されてなるものかといったような力強さで引っ張るのだ。

 「僕! お母さん、来るよ!」

 敏感な子供の感覚は何か不信な気配を感じ、腕をぎゅっと掴まれたその感触から悪意を読み取ったのだ。

「その瞬間、何とも言えない恐怖心が湧いてきて、『ここには、お母ちゃんは絶対来ない!このおばさんは嘘をついている』、って確信したんだ」

 聞いている私までがドキドキしてきた。子供の目線は大人より低い、子供の視野から眺めたおばさんの腕力は鷹に襲われる蛙のようではないか? 

「ちょっとぉ、それって人さらいなんじゃないの? 私も小さい頃『子取りババアが出るから遅くまで遊んじゃいけません』って大人から言われてたよ。ずっと『子取り』を小鳥と聞きちがえてて、巨大な鳥のお婆が子供を嘴でくわえて去っていく姿を思い浮かべて夢でうなされてたけどね」

 店主は緊迫した話題をブレイクされたことなぞ気にも止めず、くっくと笑い話を元に戻した。

「何はともあれ逃げよう、そう思っておばさんがよそ見をしている間に頭の中はパニックなんだけど、とにかく無茶苦茶に走ったんだ。女の子がおばさんに大声で俺が逃げようとしていることを伝えたんだ。その時の俺は信じられないくらいの異常な走りをみせて、逃げ足だけは自信があったから全速力で路地と路地が入り組んだ迷路のような家々を駆け抜けた。後から、おばさんが追いかけてくる声がするんだ。『つかまえろ! 逃がすな』、ってね」

 その感じ、私にも覚えがある。東京、バンドのメンバー募集の欄でコンタクトした知らないふとっちょの男にレンタカーで連れ去られそうになったことがある。音楽の話をしてもちっとも味のある答えが返ってこない、こいつは音楽なんかちっとも興味がない、そう思うと移動中の車の中、帰れなくなるような気がして物凄い恐怖を感じた。

とにかく直感に従おう。

 私はコンビニに用があると車を止めさせた。その時の感情が店主のそれとだぶる、とにかく身体が動く限りの力を込めて逃げたのだ。自分を守ろうとする本能的な動き、走る、走る真っ暗な道、息の根が止まるまで走り続ける。暗闇の中、知らない場所に不思議な恐怖、孤独はもっと強烈なパワーで押し寄せてくる。ロイヤルホストのオレンジ色の灯が見える、助かった。

 私は黙ったまま静止状態を維持し、店主の話を聞き続けた。私のトラウマが同時進行で映像化しはじめている。

「でね、商店街のアーケードが見えた時、もう大丈夫だってほっとしたんだ。するとお母ちゃんの姿が見える、『なんやあ、お母ちゃん一人で帰ってたんじゃないか』って思って、でもこんな遅くまで遊んでいてまた叱られるんじゃないかと思ってさっきまでの話をしなかったんだ。けどお母ちゃんは他のことで忙しそうにして気にとめてなくって安心した。そのまま晩ご飯になだれ込んでいって、子供は遊ぶのに夢中になるからね、朝起きると昨日の出来事は忘れてしまったんだ」

「マスター、もしそれが人さらいだとしたら…、その後どうなってたんだろうね?」

「ひょっとしたらスパイになって違う運命を過ごしてたかもしれないし、売られて労働地獄の中にいたかもしれない。もしかしたら、臓器提供としてバラバラにされて世界中に分散していたかも…」

 おいおい、いくらなんでもそこまでは? と思うのだが、これは仮説なのだから想像しうる限りのネタを出し尽くせば一つくらい真実に当たるかもしれない。

「よかったねー、逃げてこれて。でもその女の子がちょっと気になるね。本当にその家の子かな?」

「そう、俺もそこが気になる。その子も同じようにして連れて来られた子じゃないかな?ってね」

 客が一人の喫茶店にジャズが流れ、話はまたお笑いへと逆転換していく。この二つの出来事、違う方向にもし進んでいたとしたら笑ってる場合ではなかったかもしれない。あぁ、生きててよかった。今日もガラス窓の外、街は穏やかに流れている。平和な国、日本、本当はそう見えているだけなのかもしれない。         

(原稿用紙九枚十六行)(c)copyright coro-q,1999

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SANUKIYA PIANO HEALING

2009-10-25 00:47:17 | 音楽
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キャットミュージシャン誕生!

2009-10-23 04:03:29 | きじとら・きゅうちゃん日記
遥かなる時を越え、ピアノが帰ってきました!

Qスタでは遅くまでピアノ演奏が流れ・・・


ついに、Q社長まで弾きだしました。
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森にて

2009-10-22 13:35:56 | 音楽
僕は思う わずか200年前のこと
あたりは全部 原始の森だ
川は流れる その流れのままに
谷を渡る風 青い青い空だ
想い巡らせてごらん
その頃のおまえの人生を
深い森に生きる
あのなつかしい日々を

Yeah Oh 森の人よ
Yeah Oh 森の人よ
Yeah Oh 森に住む人よ
Yeah Oh 森に住む人よ


音楽を聴く

山一さんにライブの下見に・・・
まさに上述のような音楽が聴こえてきそうです。

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大規模なコラボ・ライブのお知らせ

2009-10-22 02:55:07 | 音楽


いつもコラボさせていただいておりますタオスタジオ・田岡康宏氏の
ARTLIVE「いのちの輪」が「高松市美術館・講堂」で行われます。


2009年11月7日(土)14:00~16:00(入場無料)


一枚の巨大なキャンバス(3×3.3m)にすべての人達がお互いの必要性を認め合い、人種・言語・宗教を越えて笑顔で一つになる未来を創造した

ライブも高松ライブのアーチスト(ギター、ベース、ドラム、笛、三線、ピアノ・・)がそれぞれの楽器を共に田岡氏とコラボする予定で、今からとても楽しみで、ころきゅうも参加予定です。


この2時間は「高松市美術館」へGO!!!!!

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あったかいの好き

2009-10-20 01:09:47 | きじとら・きゅうちゃん日記
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10月25日(日)山一木材「木と暮らす一日」 ライブのご案内

2009-10-17 01:30:26 | 音楽
山一木材さんの「木と暮らす一日」のイベントにて、ライブをさせていただけることになりましたので、お知らせします。

「木と暮らす一日」森の中ライブ!
10月25日(日)13:00~

    TAO&ころきゅうが出演します。

当日は、楽しいイベントが盛りだくさんです。
イベント会場が森の中で、とてもステキです。

地図

 山一木材株式会社
761-2406 香川県丸亀市綾歌町栗熊東3600-5
tel. 0877-86-5151 or 2007 
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どうしたのかな?

2009-10-14 01:51:37 | きじとら・きゅうちゃん日記
夜になって「ジャン!」とギターの音が響きました。
きゅうが楽器を蹴飛ばすことって結構多いので見てみると、スタンドに立てた三線がアコギに当たったのかな?それほどでもない変化でした。

それから一時間位して、なぜか部屋に入らないで階段にいるきゅう。
二階にあがってみましたが、足取りがゆっくり。かなりおびえている。

ちょっとした物音にびくってする。
高いところから下りれない。
近くによってこない。その癖に入り口のところから顔を出し甘えた声で鳴いている。

どうしたんだろう?明日になると元気になっているといいのだけど。
表の脱穀機の「がー」という音に反応しているのかな?

ちょっとナーバスなきゅうである。

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新しい朝が来た!

2009-10-11 05:40:30 | 個人的な雑談
今朝の日の出。


なんかすごいです!
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