神田神保町古書街 2008―全171軒エリア別最新ガイド (2008) (毎日ムック) 価格:¥ 1,500(税込) 発売日:2007-10 |
家内が探していた本を最初に入った厳松堂で偶然ゲットした後、
いつも通り、悠久堂では博物館の図録を、村山書店では講談社学術文庫を、
とそれぞれの店が力を入れている分野の棚をチェックしながら、
靖国通りを駿河台下の交差点の方向に歩く。
途中で大屋書房に和本を見に行く、という家内といったん別れ、
少し戻ったところにある古瀬戸という喫茶店で待つことにする。
古書店巡りの醍醐味の1つは、珈琲を片手に、その日買った本をパラパラめくること。
その後合流した家内と古瀬戸を出、すずらん通りの方に回ると、
中山書店のウィンドーに、「閉店セール20%引き」と書いた紙が何枚か貼られている。
神保町の古書店の閉店時間というのは、意外と早く、夜6時になると、閉まる店が多い。
そのなかで、この中山書店は、比較的夜遅くまでやっていて、
靖国通りに面した店々が閉まった後は、すずらん通りの中山書店へ、
というのが、長い間の習性となっていた。
その店が閉店する、というのだから本当に驚いた。
店は8月上旬位まではやっている、というが、
いきつけの古書店や喫茶店がなくなる、というのは、
それが京都であれ、神保町であれ、いつも寂しいものだ。