風の吹くまま

気の向くままに

雲南省 開遠 南洞風景区

2010-02-27 01:12:59 | Weblog
その町に着いて真っ先にやることが市内地図を購入することだ。

「開遠市内地図ありますか?」
「ないよ」
「ええっないの?!」

町に地図がないことに驚いた私に、店員が驚いた。そこそこの大きな町なのに地図がないのではどうして動いていいのかわからない。ホテルの部屋の服務指南に開遠の観光地のパンフレットが挟まれていた。言葉はわからないがしばらくその写真を眺めているといくつか観光する場所があるらしい。

それで「開遠南洞風景区」というところに行ってみることにした。市内バスの2番が「南洞」行きになっていたのでそのバスに乗り込んだ。空調のない地元専用バスでいつものことながら車内で煙草を吸っている人もいる。料金は、2元だ。20分以上乗って南洞に着いた。入場料のみだと10元、鍾乳洞をみるならプラス20元ということでせっかく来たので30元支払って入場券を買った。

ホテルにあった観光案内は、すべてこの南洞のことだった。にこやかに笑っている大黒様と大きなサイのコンクリートの像。それに鍾乳洞だ。鍾乳洞は、さすが20元もだしただけのことはあってライトアップされた中を歩いて行くとかなりの水量の川のようなものが流れていてその水辺で小船と船頭さんが待っていた。ここでお金をだして乗るのかと思ったが入場券の中に含まれていた。15分から20分くらい洞窟の中を船頭さんが案内してくれる。色々喋っているが全くわからない。鍾乳洞好きな人は訪れてみるといい。

開遠に来た記念に南洞がみれてよかった。暑くて日陰を求めて移動したくなるような日だ。温度は35℃を超えている。この風景区の食堂で豆腐の小さくきったようなものを焼いて売っていたので食べてみた。木綿豆腐を硬くしたような食感だった。ここ開遠ではよく見かける食べ物だ。10個で6元と観光地価格だが実際はもう少し安いのだろう。ホテルはきれいで居心地がいいのだがあまり見るべきものがない。それにこの町は公害が発生するような工場があるのかモクモクと黄灰色のような煙が上がっていて空気が汚れているような気がする。長く留まっていても近くを散歩する楽しみもなさそうだ。空気や空の色など人の心に微妙に反応することがわかった。日本の空気のいい所にいるとそんな事は忘れて暮らしていた。夜は、またホテルの前の広場で大勢の人が賑やかに踊っている。

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