京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

枝垂れ桜・・・ちょっと禿げてきたかも

2015年04月02日 05時33分22秒 | 社寺

↑醍醐寺霊宝館の枝垂れ桜

今日も醍醐寺の桜です。
結構いろいろ撮ったので写真がいっぱいある。
醍醐寺といえば、霊宝館のところにある枝垂れ桜。



この大きな枝垂れ桜を最初に見た時は「すごい!」と思った。
樹齢が推定で200歳らしい。
ということは、秀吉が見た桜は現存していない筈です。
慶長3年3月15日(1598年4月20日)・・・417年前ですからね。
秀吉は、この醍醐の花見の年に亡くなっている。
ということは、もう完全にボケてした筈です。
秀吉は、61歳で亡くなった。



このしだれ桜は、どこから運ばれて着たのでしょう。
色んな人が花見に来たと思う。
この枝垂れ桜は、色んな人を見てきたのでしょうね。


↑2009年3月26日撮影

上の枝垂れ桜の写真は、2009年3月26日午後3時30分に撮ったものです。
6年前だ。
確か長男次男と三人で着た時の写真。
桜が禿げてないのがわかりますか。
木の勢いが無くなっている。
これは、醍醐寺だけでなく、他の名所の桜もそうです。
お寺が調子にのってライトアップし始めてから、木が弱ってきたのかも。
しだれ状態もショーットカットになって来ているでしょ。





観光で人がいっぱいくるのはお寺にとっていいかもしれないけど、木にとってはよくないのかも。
しかも土地の状態も人が近づくと悪くなる。
円山公園のしだれ桜なんかは、周囲で花見をするものだから、烏が集まっていく。
その烏の休み場所として高い所にいたりする。
当然、糞をします。
あれが禿げる原因になるそうです。



私はここ10年ぐらい京都の桜を見てきていますが、木が全体的に弱っています。
もう少ししたら藤のシーズンですが、藤も花の房が短くなってきています。
木が老木になってきているからなのかな・・・。



未来の観光のために、なんとかしていかないと京都市は困ったことになりますね。
ブランドだけでは、客を呼べなくなるように思います。




↑4月2日午前8時/本日は晴天。ほとんどの場所で最高の開花状態でしょう。花見客でどこも大変な人出だと思う。ベランダ桜も本日が満開。今年は早いペースの開花だった。

和菓子
中村 肇
河出書房新社

↑これから暫くの間、京男の和菓子本のお知らせをさせてもらいます。説明は1月27日の記事をご覧ください。(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
コメント (4)
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