京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

夏の土用

2012年07月20日 05時07分19秒 | 
昨日から土用の入りになりましたね。
今年は、7月19日から8月6日までで、丑の日が7月27日です。


↑土用といえば、京都北野天満宮の土用干し


↑きっと今年はいい梅干しになるだろうな

毎年書いているように思うけど、土用って年に4回あるのです。
四立(立夏・立秋・立冬・立春)の直前約18日間ずつである。
この四立の中で、夏の土用、しかも「丑の日」だけが、有名になり、江戸時代の平賀源内の企画にいまだに日本人は引っ掛かっている。
まあ、夏バテに対して栄養価の高い鰻を食べるのは、いい対策だったかもしれませんね。
でも昨年ぐらいから鰻の値段は高騰してきて庶民の口には入り難くなってきていますね。しかもアメリカが鰻をワシントン条約に入れようとしている。
その意図は「日本人よ。鰻なんか食べないで、米国産の牛肉を食べろ」という意味なんだろうな。


↑鰻の白焼き、最近こちらの方がいいかも。


↑まあ、これでも贅沢は言いませんけど。

ワシントン条約って「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約」というような意味かな。
これから「野生」という言葉を除けば、日本人にも適用できるかもね。
「大和撫子(サッカーをする変種が増殖してきたけど)」「黒髪」「愛国心」「道徳心」「信仰心」「神仏」「綺麗な言葉」「まともなテレビ番組」「政治家」「良心ある商人」「国士」「志士」「町内のご隠居」・・・これらも保護しないと絶滅しますね。
そうそう、幽霊の登場する「怪談」なんかも絶滅危惧種じゃないかな。
「怪談」以上に怖い、現実の事件がいっぱいあるもの。良心がない人間が人を殺しても幽霊に悩まされないものね。物語として成立しない。その現実が「怖い」。


↑普茶料理のナンチャッテ鰻


↑そうかこのコースの値段で十分本物の鰻重が食べられるか。

話しがそれてしまいました。
「丑の日」に鰻を食べなければ夏を乗り越えられないなんて非科学的なことを考えないことです。
こういうのはどうですか「土用の丑の日は病院で点滴をする」なんてオシャレじゃないですか?27日は金曜日だから病院は営業しています。
点滴はちょっとという人には、米糀でつくった甘酒をお勧めします。
「甘酒」って夏の飲み物なんですよ。生姜をたっぷりいれれば完璧です。
「甘酒」って夏の季語だったのです。
江戸時代の夏バテ防止の栄養ドリンクだったのです。
鰻なんて食べることはないです。
なんで甘酒屋さんはキャンペーンをしないのか不思議です。
タンパク質を摂るよりも、腸内細菌を活性化した方が健康のためにはいいのですよ。
昔の人の知恵をおっと活用しましょうね。

Twitter→@kyo_otoko
コメント (3)
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