ここは、祇園にある「祇園甲部歌舞練場」。
花見小路を南に下ると見えてきます。
京都の五つの花街(かがい)の内のひとつ祇園(甲部)の歌舞練場。
五つの花街とは、祇園(甲部)、先斗町、宮川町、上七軒、祇園東(祇園乙部)。
甲部と乙部とはどう違うの?と聞かれそう。
四条通より南を「甲部」、北を「乙部」といいます。どちらが偉いのかな・・・甲乙つけがたいというのはこのことかな。
祇園乙部歌舞練場もどこかにあると思うけど、見たことないな。
宮川町、先斗町、上七軒歌舞練場はあります。
最近は、夏にビヤガーデンをしたり経営が難しそう。建物の老朽化もあるしね。
京男が幼少の頃、妹が日本舞踊を習っていて、よう踊りの発表会に付き合わされたな。
それは先斗町歌舞練場やったな。
歌舞練場とは、芸奴さんや舞妓さんの踊りの練習場なんです。
ここで春と秋に「都をどり」が開催される。
ここで踊られるのは京舞の井上流なんです。
この催しは、明治5年に京都博覧会が開催され、このとき祇園の芸奴や舞妓の技芸発表のイベントが行われ、その舞台として造られた建物です。
だからどこかモダンな感じがします。
客席は1200席ほどあり、大きな会場なんです。
桜がもう満開状態でした。
この都をどりって京都の人はあんまり観に行かんのと違うかな。
まだ旦那衆は別やけど。
普通の一般市民は、ニュースで観るだけやし。
※本日(4月3日)午前7時のベランダからの桜