卯月雑感’17

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 自民党は、戦後、強力な対立政党がないという時期が長いが、今ほど、一人に権力が集中している時代は、そうはなかったのではないかという程に、今の安倍首相に、行政(それに立法)の権力が集中している。

 それは、恰も、「~天皇」と呼ばれている、社長を冠している私企業のそれに近いものでもある。

 多くの、独裁的な社長を冠する企業の末路が悲惨なものである様に、この党、ひいては、我が国が、非常に危険な局面に差し掛かってきていることを、私は大いに危惧する。

 どんなに有能な人物であれ、権力が、その人に集中するということは、非常に危険なことである。
その人が、「裸の王様」になっていることに気付くのが遅れるからである。

 今までの自民党は、対立政党が弱い時代も、党内に、強力なライバルがいたのが常であった。それは、党内において、対立するもう一方の領袖の、考えや、行政手腕を「忖度」しながらの、政権運営になるため、一者独裁に、ブレーキをかける作用を齎していた。
 然るに、今の自民党は、安倍首相に対立するような、強力なライバルが全く存在しない。つまり、安倍首相は、既に「裸の王様」になっているということである。

 このような状況下で「テロ等準備罪」や、「教育勅語の復活」などと言う様な、センシティブな法案などが、次々に、成立していくことは危険である。

 たとえ、その趣旨が清らかで、純粋で、善から発するものであっても、この様な「一者独裁」の状況下では、その趣旨から逸脱して、拡大解釈され、その時代の空気に染まり、本来の純粋なものから、極右的なものに流されていくのは、歴史が証明している通りである。

 私は、左翼ではないが、右翼的なものには、初めから、胡散臭さを感ずる者である。

 今の安倍首相には、周りの者も、何も意見する人がいなくなってきて、この人の、本来持っている「極右的な」考え方が、だんだん強化されていっている様な気がする。

 国会の答弁を見ても、各大臣の答弁を、安倍首相が、補足したりしている場面が多く、それぞれの大臣が、自分の持ち分の省庁を代表するというよりは、安倍首相が全てを牛耳っていると印象の方が圧倒的に強くなっているのは、皆さんがご覧になっている通りである。

 世界的に見ても、「自国優先」の思想が、蔓延ってきている現在、今まで、常識のあった国々、つまり、我が国を始め、米国や、EU加盟の各国(イギリスを含む)、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドなどの国々が、もし、それぞれ「自国最優先」思想に染まっていけば、この世界は、制御不能に陥ってしまう危険性がある。

 既に、米国、イギリスなどは、私から見ると、「常識のある国」から逸脱しているように見える。
更に、選挙が近づいている、フランス、ドイツなどが、「常識のある国」から「常識があるとは思えない国」になっていけば、誰が世界をリードしていくのであろう。

 我が国も既述の通り「安倍独裁右傾化」が進むと思われる。

 そうすれば「常識のある国」から「常識があるとは思われない国」になっていくのは、そう遠くはない。

 中国、韓国などは、「永久に常識のある国」にはなれないと思われるので、「米国」「英国」「日本」が、それから逸脱していけば、救いようがなくなってくるのではないかと思う。

 民進党を見る限り、ライバル政党が、段々力を付けていくとは到底考えられない今、切に待たれるのは、自民党内での強力なライバルが現れること以外にはない。できれば若い人が良い。

                   ヒロちゃん拝
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