皐月雑感’17

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  安倍一強時代の憲法改正(改悪?)

 相変わらず、安倍ちゃんの勢いは止まらない。「森友問題」があろうが、「共謀罪強行可決」があろうが、びくともしない。

 私は、こういう環境下での、「憲法改正」は賛成できない。


 勿論、現況と、憲法との齟齬が大きくなっていることは、私も気付いている。

 しかし、この安倍一強時代、戦後史でもまれに見る一強時代。身内(自民党)からの、反対や、突き上げも皆無に等しい状況下、憲法を改正することは、非常に危険だと考える。

 つまり、何をやっても、殆ど安倍ちゃんと、それを取り巻くアドバイザーたちの意見が、そのまま通る可能性が大である。

 また、彼の取り巻きを見ると、所謂、思想的には、かなりの「右翼」が混じっていることに大いに危険の臭いを感ずる。

 私は、「憲法改正絶対反対」でもないし、現行憲法を「不磨の大典」と認識しているわけでもない。
唯、時の勢いに流され、一気に右寄りの憲法が出来上がることには、非常な危機感を感ずる。

 よく言われることだが、曲がりなりにも、第二次世界大戦後、わが国民は、戦争に巻き込まれ、直接命を失った人が、一人もいないことは、われわれの誇りであり、それは、誰が何を言おうと、現憲法の「平和主義」に拠るところが大きい。

 だから、何もしなくて良いとは、単純には思えないのも確かである。安倍ちゃんが言うように、実質「わが国防軍」である「自衛隊員」が、憲法違反の存在との誹りを受けていることは良しとしない。

 しかし、現憲法下で、いろいろの憲法違反の裁判提起にも耐えてきた、現行の「自衛隊」が違憲であるという判決は、結局今までのところ、支持されていない。
 言い換えれば、現況化でも「合憲」と認識している人々が大多数であるということになる。

 また、その後、悪評の高かった「戦争法案」も、それなりに、成立し、それなりに、現在まで運用されてきている。

 これ以上何が必要なのかは、私には分らない。先述したように、「現況」と「現憲法」の齟齬を問題にするなら、本来から言えば、「自衛隊」創設当時も、「戦争法」成立の時も、順序を逆にして、先ず、憲法から改正するのが筋であった。
 しかし、我が国の、古くからある一種の「知恵」が、この逆転現象を、上手く捌き、現在に至っていると考えるべきである。

 だから、これを、今更、整合性にこだわり、だれが見ても「右寄りすぎ」と思えるような憲法改正をすることは、無駄であり、また、新たな論争を呼ぶだけのことだと、私は考える。

 あるいは、国民の間から、湧き出てくるような大きな「憲法改正」の流れがあるとか、与野党が拮抗して、憲法論議に花が咲くとか、はたまた、自民党内での多くの領袖が、いろいろの意見を言い合って、憲法論議が活発化するような状況化なら、「機は熟した」と考えてもよいかもしれない。

 しかし、現況は、だれが見ても、安倍ちゃんだけが(あるいはその取り巻きや、長老の一部)改正したがっているように私には見える。

 勿論、先の選挙で大勝し、与党議員数だけで、改憲できる3分の2を占めるに至ったことも、彼の決断に影響していることは確かではあるが、自民党の一部に彼とは異なる意見を、たとえ持っていても、、安倍ちゃんには逆らえない、自分の意見を言っても、無視され、あるいは、馬鹿にされるだけという雰囲気の今、それを決行することは非常に危険である。
 

                             ヒロちゃん拝

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