embrace:everything

他愛ない日常に
流れゆくものすべてを
あるがままに。

QUARTER:L'Arc~en ~Cielの4 分の1

2012-06-16 03:17:17 | L'Arc-en-Ciel
※ご注意※

・無駄に長文です。
・主観的内容です。
・WHAT'S IN? 2012年7月号のHYDEインタビューネタバレを含みます。
・THE HYDEのネタバレを含みます。

大丈夫な方のみどうぞ↓

















表紙のHYDEさんがあまりに美しいんで、
発売前から話題になってたWHAT'S IN?だったんですけども。

写真の美しさもさることながら、
わたしはインタビューにかなり感動したというか…。

主にワールドツアーについて書かれてましたが(インタビューが国立の前日やったそうで)。
その中にあった、HYDEさんのL'Arc~en~Cielに対する思いの部分に。



THE HYDEを読んだ時感じたのが、
「フロントマン≠リーダー」のバンドの舵取りって、
難しいんやろうなぁ、っていうこと。
フロントマン=リーダーのバンドは数多く存在してて。
やっぱり、フロントマンは、基本的に他のメンバーより饒舌になるじゃないですか。
やから、フロントマン=リーダーなら、その人が、バンドのリーダーとして、発言できる。
その人の発言=バンドの意思、そこにほとんど乖離は起こらへんわけで。

でも、L'Arc~en~Cielはそうじゃない。
フロントマンじゃないリーダーの場合、だいたいが、リーダーが他のメンバーよりキャリアがあるとか、
大先輩とか、そういうのも多い。

やけどtetsuyaさんは違う。
あの若さで、L'Arc~en~Cielを作り上げて、育て、守り抜いてきた。
見えへんところで、きっと必死に。
tetsuyaさんじゃなかったら、できひんかったと思う。
荒波に揉まれても、座礁しても、
ここまでこの船を引っ張ってこれたのは、
舵取りが、tetsuyaさんやったからなんやって。
メンバーも、スタッフも、ファンも分かってる。

そんなtetsuyaさんを、HYDEさんはずっと見てて。
リーダーとして、すごくリスペクトしてて。
そういう彼の気持ちは、THE HYDEの中で、折に触れ語られてた。
だからこそ、
きっと二人が似たようなことを考えてたって、
tetsuyaさんの言葉じゃない自分の言葉を、
バンドの意思として言う、ってことを、しなかったんちゃうんかなぁ、
と、
THE HYDEを読み終えた時に思った。

tetsuyaさんに対してだけじゃなくて。
kenちゃんにしても、yukihiroさんにしても、
それぞれにソロでやれる才能高いアーティストで。
L'Arc~en~Cielは4人なんやから、
その「4分の1」としての「自分の領分」を、
弁えようとしてはるんかなぁ、って。



そう思った時に、
うーん…
というか。
分かるし、それが彼なりの、リーダーに対しての、
kenちゃん、yukihiroさんに対しての、
尊重の仕方やねやろなーとは思ったんやけど。
何て言うか、遠慮?
みたいなもんがそこにあるような気がした。

「誰も、何も言わんようになった」っていうHYDEさんの表現は、
HYDEさんだけじゃなく、メンバー全員が、
お互いに、遠慮しあってるように、わたしには思えて。

もちろん、単なる遠慮だけで、
上手く行かへん時期があったわけじゃないとは思うけど。
結構、根底にあるソレは、メンバーの心に深く沈んでたんとちゃうんかなぁって思って。

なんか、
もったいないなぁ
みたいな…
何がもったいないって言われたらよう説明せんのですけど。

ファンは、
4人のそれぞれの素晴らしさを、みんな知ってるわけでしょ。
その素晴らしさをもっともっと見たいって期待してるわけでしょ。
せやったら、
もっと出せばいいのに
みたいなね。



で、
WHAT'S IN?のインタビュー。

わたしはね、個人的には、
このL'Arc~en~Cielのメンバーに、
「もっと出して行こうや」って言えるんは、
HYDEさんしかいてへん思ってた。

tetsuyaさんが言うても、
リーダーみんなに気ぃ使って言うてんちゃうん…と取られかねへんし。
かといって、
フロントマンであるHYDEさんを差し置いて、kenちゃんやyukihiroさんが言い出すとは思えへん。
いやファンとしてはkenちゃんにもyukihiroさんにも、
堂々と言うていただきたい気持ちはあるけど、
案外そういう部分においてこのバンドは奥ゆかしいというか…。

だから、
HYDEさんがインタビューで、そう言うてはったのを読んだ瞬間に、
わたしは泣いてましてですね…(笑)

あんまし、自分では、
メンバーの皆さんに対して、
「こうしてくれたらいいのに」
とか、
「こう言うてくれたらいいのに」
とかは、
思わんようにしてるんです。
いや思ってるかも知れんけど意識せんようにしてる、
てのが近いかな…
わたしは彼らの家族でもスタッフでも、ましてプロデューサーでもないから、
自分の希望を投影するよりは、
彼らが見せてくれるものを、ファンとして受け止めていきたい、
というか…受け身の姿勢ですね(笑)
を、心がけてたんで、
インタビューで、HYDEさんのその言葉を読んで泣いた時に、

ああ、
こう言うて欲しかったんか自分…

と、しみじみ思いました…(笑)



打倒L'Arc~enCiel、て堂々と言うてソロに臨むHYDEさんを、
L'Arc~en~Cielは今が一番カッコイイって言えるHYDEさんを、
わたしはカッコイイと思いました。

WHAT'S IN?は2冊買いました(笑)
お読みでない方、ぜひご一読下さい。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿