撫子的な日々

どーってことない日常の魂のつぶやき

ハルシュタット ~ ウィーン  ”フォルクスオーパー”

2012年12月06日 | ミュンヘン&オーストリアの旅

朝の景色
空気が澄んでいて静寂の中、とても気持ちが良かった。





朝、一番早い出航の船



ハルシュタットからウィーンまで4時間はかかりそうなので、予定より1つ早い8:15分の船で出発する事にした。
ホテルのモーニングは8時~10時までと、前日に言われていたので朝食は要らないと言ったら、
ウェイターさんが時計を見て、まだ出航まで時間はあるから食べて行きなさいと、急いで暖かいコーヒーや紅茶
をテーブルにセットしてくれた。
レストランでの朝食は豪華なバイキングが用意してあり、急ぎながら頂いてホテルを後にした。


船着き場近くの小さなスーパーもちょうど開いた所だったので、水などを購入して船着き場に向かった。
昨日、クリスマス菓子のシュトーレンなどを買ったが、ここのおばちゃんも親切な良い人だった。




船着き場





さようなら、ハルシュタット






Attnang-Puchheim駅でウィーン行きQBBに乗り換える。
ホームで待っている人の少ない一番前の車両に乗った。
その方がスーツケースを置くのに余裕があると思ったから。
予想どおり、乗った先頭車両には乗客が少なく、スーツケースを置くスペースは充分あった。



 乗り換えのAttnang-Puchheim駅ホーム



半分以上過ぎた頃、我々の車両にはほとんど人がいなくなっていた。
すると、一人の女性と二人の男性がやって来て、突然パスポートを見せるように言って来た。
三人共若く、Gパンをはいた私服で、どちらかと言うとチャライ服装に見えた。
ネットでは、ウィーンには私服警官を装ったスリがいると書いてあったので、とっさに「ニセ警官!」と思った。

で、「我々はツーリストですが何か? あなた方はポリスですか?」と聞いたら女性の方が「そうだ」と言う。
ネットで書いてあったスリの手口は、まずパスポートや財布を見せろと言って財布の中身の一部を抜き取ったり、
そのまま持ち去る場合もあると書いてあった。

初めはパスポートを出すのを渋っていたが、ここは列車内だし、ニセ警官だとしても列車内いる限り相手も持ち
去る事は出来ないだろうと思い、しぶしぶパスポートを渡した。

パソコンを持っている男性が、ニヤニヤしながら私のパスポートを見ながらパソコンを操作しているようだった。
(座っている私からは手元は見えなかった)
何かいちゃもんを言われたら、「日本大使館に一緒に行こう」と言おうと身構えていたら、急に三人共あっさりと
去っていった。
偶然、車内販売のお兄さんが向こうからやって来た。

あの三人の若者が本当の警官だったかどうか、今でも分からない。
でも、その後とても嫌な気分になったのは確かだ。
今まで、ズーっと親切な人々に出会い、オーストリアの人は良い人達ばかりだな~と、言っていた矢先の出来事だった。

ここまで治安の良いのに慣れ、日本にいるような気持でいたが、ここは海外なんだと改めて思い知らされた。、
これから気をつけようと、気を引き締めるきっかけになった。




ウィーン西駅に着き、ツーリストインフォメーションでウィーンカードを購入。(19.9ユーロ)



市内の交通機関が72時間乗り放題になり、宮殿や美術館などの割引もついている。



ウィーンカードはあるが、ここからホテルのある地下鉄Plgrimgasse駅に行くには、U6に乗ってU4に乗り換え
なければいけない。
スーツケースを持って駅の上がり降りは嫌だし、西駅からホテルまでは2Km程なので、タクシーで行く事にした。
タクシーの運転手さんは、「日本から来たの?」と聞き、「あのホテルの辺りはレストランやスーパーもあって
便利な所だよ」と教えてくれた。


着いたホテル・アナナスは駅の目の前だった。


ホテルに着き、少し休んでからジェーンブルン宮殿に行く。
ウィーンカードを最初に使うPlgrimgasse駅でカードに刻印する。





シェーンブルン宮殿
天気は良いが風が恐ろしくキツく、宮殿にたどり着くのが大変だった。


門を入って左側の建物で、カードの割引も使って入場券を購入。
宮殿内は撮影禁止。日本語のガイダンスも貸してもらえます。

宮殿内は照明が暗かったせいかもしれないが、思っていたより古く感じた。
ベルサイユ宮殿も、ミユンヘンのレジデンツも、ここも皆同じ文化なんだな~と、当たり前だが思う。
日本のお城や京都などの寺院仏閣は質素だが独特なんだな~と、日本文化を懐かしく思い出した。




ジェーンブルン宮殿の裏門




馬車






これから電車に乗るワンコ
口あてをしてもらっているところでした。
今回の旅で、電車に乗っているワンコはあちこちで見ました。



シェーンブルン宮殿から地下鉄U4に乗り、Langenfeldgasse駅でU6に乗り換え20分ほどでVolksoper駅に着いた。






駅から劇場までは近い。
多くの人がフォルクスオーパーに向かい歩いていた。


フォルクスオーパーの入口



チケットは、ネットで購入。
チケットは、公演の1か月前から買えます。
日本語表示してあります。


フォルクスオーパーHP


この日の演目、「ルサルカ」は魚姫のような物語なのだが、この日演じられたのは想像していたのと違った
斬新な「ルサルカ」で、ゴミを身にまとった妖精が出てきたりした。
オペラというと伝統的なスタイルと思っていたので、このまるでミュージカルのような舞台にびっくりした。
しかし、歌は声量のある素晴らしいオペラでした。
舞台も衣装も思ったより簡素だったが、フルオーケストラの人達もオペラ歌手の方もダンス専門の人も、皆さん、
オペラを愛しているという気持ちが端々から伝わって来て、とても好感が持てた。
肩をはらないでオペラを楽しめました。







劇場内

我々の二階のボックス席には、我々だけで、とても気楽だった。
フォルクスオーパーは、国立歌劇場ほどドレスアップする必要はないと書いてあったが。二階席から
平土間席を見てみると、男性はほとんどネクタイを付けており、女性もおしゃれな服装の人が多かった。




【ホテル】


アナナス

修学旅行の学生などの日本人が多く宿泊していました。
どこに行くにも便利で気に入りました。

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