My Data of Dragons

中日ファンの評論。

そんなに余裕があるか?

2007年07月27日 | 敗北(TV観戦)
<CAPTION>【26日・ナゴヤドーム】◇13回戦・中日4勝8敗1分 ◇観衆35,421 試合終了</CAPTION>
  1 2 3 4 5 6 7 8 9
阪神 0 0 0 0 0 0 3 0 0 3
中日 0 0 0 0 0 1 0 1 0 2
[勝]ボーグルソン  10試合 4勝 3敗
[S]藤川  39試合 3勝 2敗 25S
[敗]川上  16試合 8勝 5敗
[本]金本22号2ラン(川上・7回)、李炳圭4号(ボーグルソン・6回)



   阪神がナゴヤドームでは初、当時ナゴヤ球場だった86年4/18から4/20以来の中日本拠地での同一カード3連勝。連勝を今季初の5まで伸ばし、4/29以来の勝率5割復帰を果たした。1点を追う阪神は7回、金本の22号2ランなどで3点を返し逆転。8回に代打・立浪のタイムリーで1点差とされるも、その後の無死満塁を久保田と藤川で逃げ切り、藤川が25セーブ目。先発ボーグルソンは6回1失点で5/11以来の4勝目。中日・先発の川上は6回まで1安打投球も7回に打たれ5敗目を喫し、チームは首位転落となった。


 終わってみれば3連敗。終わってみればリードしながら逆転される展開。正直阪神がすごかったとは思えない。頭のイカレタ中日ベンチの作った波に阪神が乗っていっただけという感じだった。今日の試合はその波を立ちはだかってもとめることができなかったという試合だった。李のホームランのあとの攻撃、それまでやりたいようにやってた井端の足まで止めてしまう。確かにこう悪い流れになると失敗したときの流れをまた考えてしまい思い切れないだろう。だが結果的にさらにチャンス拡大しながら無得点で井上で終了。次はウッズからという打順を悪くする上に流れを変えるというマイナス方向に転がっていった。前の試合と同じように井端が走っていれば失敗しても荒木からできた。李のホームランでよかったよかったで次の回へいけたと思う。結局この流れはすぐ次の回に出る。今日の川上は完璧だった。球のきれ、コントロール抜群だった。それがシーツでカット2球が高めに浮く。初めてのノーアウトのランナー、初めてのコントロールミス。少しでいいから間をあけれれば、少しでいいからここちょっと気をつけてがんばろうという話ができていればここまで大怪我をしなかったと思う。現に林に打たれて以降は前と同じピッチングができている。だが今日の川上は調子いいから、川上だったら大丈夫だろう、変にケチつけてもいけないしと負け続けてる流れが川上に対するすがりとなり、押し寄せる波を川上一人で受けた形になって金本、林にどっカーンとやられる。同じような流れでビハインドになると8回裏の攻撃は必然とああいう形になる。正直井端フォアボールの段階でもう藤川出るかなと思っていたが久保田続投だったのは中日にとってはラッキーだったはずだった。荒木、井上で犠牲フライ一つ打てなかったのが話にならないといえばならないのだが、二人とも倍ぐらいの力が入っているのが見るからに明らかだった。ああなる結果は必然にも思える。当然ウッズが3倍以上に力が入ってしまい・・・。
 結局このような流れにしたのはベンチだ。すべて山井先発からおかしくなっていると思う。確かに山井は決して悪くなかった。よくがんばったと思う。だがやっぱりチームの気持ちがアップアップになっていた。やっぱり後半初戦エースが投げていれば、もう少し気持ちを強く試合ができていたはずだ。中日にそんなに余裕があるか?そんなに阪神に分がよかったか?そんなに選手は絶好調か?山本昌を2戦目に予定していたのだから、初戦は絶対勝たなくてはいけなかった。少しでも気持ちに余裕を持たせてマウンドにあげなくてはならなかった。逆にプレッシャーを強くさせた。もう歯車は狂っていた。初回からぼろぼろ。それでもすぐ裏に逆転はしたが、またすぐベンチのあほな采配で流れを壊す。スクイズだ。あんなところであんなリスキーなことをあんなリスキーな選手にやらせる必要はまったくなかった。昌は三振でよかったと思うし、もっと言うなら打ってゲッツーでもよかったと思う。なにも本人に負担を与えるようなことする必要はまったくなかった。結局流れを持ってこれるチャンスをふいにする。後はずるずるだ。
 これで阪神は生き返った。ジャイアンツじゃないが上が落ちた結果の4つ巴。正直Aクラスも安泰ではなくなった。