森の空想ブログ

森の空想ミュージアムと九州民俗仮面美術館のお知らせブログ

東京の夏・宮崎の夏

2017年07月17日 | Weblog


東京・京橋、アートスペース繭での企画展を終えて、宮崎へと帰って来た。宮崎の暑さは激烈だが、東京の夏の暑さとは質が違って、むしろ心地よい。灼熱の暑熱が、身体中の余分な成分を、汗とともに蒸発させてくれるようだ。
今回の企画展でも、私は会期中の9日間、画廊にいて来客の相手をしたから、ぶっ通しで椅子に座り続けてクーラーの風に当り続けたわけである。それで、一週間目頃から、左後頭部に軽いしびれを感じるようになった。無数の虫が髪に止まって羽根を震わせているような不快な感触が、間歇的に現れるのである。最終日の朝は、それが首筋に広がっていた。それで、やっと、エコノミークラス症候群と類似の血流障害と神経症状だということに気づいたのである。
対策として、最終日の一日は、何度も室外に出て、銀座・京橋・日本橋界隈を散歩した。地下鉄の駅の100段もあろうかという階段を、駆け上がったり、神楽の神様たちの降臨の足取りを真似て降ったりした。その対応によって症状は改善したが、気分は最悪であった。
コンクリートの照り返しや空調の室外機の温風に蒸された風が、どっと吹きつけ、ビルの谷間から覗く太陽が、ぎらぎらと不気味に輝いて容赦なく照りつける。きわめて不健康な暑さ。それが、初めて東京の夏を体験した私の感想である。



東京から帰り、思いっきりビールを飲んで、裸んぼうで寝て、今朝は、留守中の片付けを兼ねて中庭の楠の大樹の下で焚き火をしている。焚き火の煙が、樹間を漂い、空へと昇ってゆく。これから、市場へ行き、明け方まで太平洋で泳いでいた魚を買って来て、ビールを片手に塩焼きで食べよう。これが、一日働いたあとの、夕刻の楽しみだ。明日は、九州脊梁山地の渓谷を遡り、一日中ヤマメを釣り、温泉に入って帰ろう。これにより、私の体調は完全に身回復する。宮崎の夏は、健康的で生命力に満ちている。
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