森の空想ブログ

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小鹿田の里は無事という報が入った[高見乾司の神楽絵巻/アートスペース繭<3>]

2017年07月10日 | Weblog


「神楽絵巻」と名付けた大作群とともに小鹿田焼の逸品も展示されている。古い木彫の狛犬や神楽の絵と調和した居心地の良い空間に仲間たちが訪ねてきてくれて会話が弾む。
小鹿田焼の里は、日田市小野地区の大規模な山崩れ現場の上流部にあり、私と仲間たちが昨年開設し、運営する「小鹿田焼ミュージアム渓声館」(今回の出品も渓声館の協力による)もその中間地点にあるが、まだ詳細な情報が伝わって来ない。ニュースや仲間との連絡から入る情報も断片的なものだ。
けれども、私は同席していた九州出身の友人に、
「なあに、彼らは孤立した状況を受け入れ、今頃は一杯やりながら救援を待っているだろうよ」
と言った。友人も同感。九州の山の男どもは、極限状態になれば、思わぬ底力を発揮することを私は知っている。



昨日、ほぼ予想通りの小鹿田情報が入った。小野地区出身の日田市林業振興課の職員二人が自衛隊のヘリコプターで現地入りしたところ、
小鹿田の里では建物の被害はほとんどなくて、住民たちは、高齢者と子供たち、健康不安のある人などを救援へりで送り出した後、自力で隣接する池ノ鶴集落から下流部の和田集落までの約5キロの道を修復していたという。土砂を片付け、倒木を排出する作業は困難と危険を伴う重労働だが、彼らは、視察者二人に「ご飯を食べていきな」と声をかけるほど元気だったという。
山の男ここにあり。
小鹿田の里は大丈夫だ。
この逞しい山人(やまびと)たちから、「小鹿田焼」という健やかな「器」が生み出されることを、私は誇りに思う。

*小鹿田情報は毎日新聞の記事を参照しました。
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