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ナンジャモンジャの花が咲いた [森へ行く道<28>]

2017年05月06日 | Weblog


ナンジャモンジャ(ヒトツバタゴ)の花。近所の家の敷地の端っこに一本だけ植えられていて、真っ白な花を咲かせる。



「なんじゃもんじゃ」とは、見慣れない木、正体不明の植物等をさす言葉で、ニレノキやボダイジュ、イヌザクラなどもこの名で呼ばれる例があるという。もともと神事や占いに用いられたことから、「神霊の依り付く不思議な木」という解釈もある。



各地に自生地があるが、その数は少なく、絶滅危惧種に指定されているという。
朝鮮半島を見はるかす対馬には、大規模な自生地があって、ある半島全体がこの花で埋め尽くされる日があるという。その話は、毎年、離島の子供たちの眼の診療に通っていた眼科の医師から聞いた。俳人でもあったその先生は、その景色を見るだけで、島へと通う価値があると仰っていた。ひととき、雲の中に迷い込んだような心象となり、この花を見つめていると、すでに遠くへ旅立った俳諧の旅人を思い出す。



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