森の空想ブログ

 <神楽とは>   「山と森の精霊―高千穂・椎葉・米良の神楽―」展へのご招待〈5〉

「山と森の精霊―高千穂・椎葉・米良の神楽―」展/ブックレットより①

「山と森の精霊―高千穂・椎葉・米良の神楽―」展/ブックレットが完成しました。
LIXIL大阪ギャラリー、東京銀座の「LIXILブックギャラリー」、全国の書店、アマゾンなどで購入できます。
ここではその概要をピックアップします。


表紙は、すでにおなじみとなったデザイン。DMや会場正面のパネルとして使用され、大活躍。
高千穂・野方野神楽の「舞い入れ」風景。野方野神楽は、牛神様(古くは石神様)を主祭神とする神楽で、野方野地区牛神神社に伝わる。神社での神事の後、長い道のりを神楽宿(地区の神楽伝承館)まで「道行き」する。その神々降臨の行列について歩き、ようやくたどり着いた神楽宿に舞い入る直前、外神屋を三周する場面。


目次。
高千穂秋元神楽・秋元神社での神事前。神々と年少の伝承者の交歓がすでに始まっている。


「神楽とは」
神を招き降ろして祈りを捧げ、歌舞や音曲などの神事芸能を奉納して、神と人が一体となった宴を催す。その祭りのことを一般に神楽と呼んでいる。
神楽は全国に夥しい数があるが、なかでも宮崎県には300を越える神楽画伝承されている。特に山深い九州脊梁山地に位置する高千穂・椎葉・米良の地域には、夜を徹して行なわれる夜神楽が、古いかたちを保ったまま守り継がれている。
「古事記」や「日本書記」に登場する天孫降臨の神話を伝える宮崎では、岩戸に隠れた天照大神を誘い出す「岩戸開き」の物語を軸として、神楽の演目が展開される。そこに、高千穂では色濃く残る修験道が、椎葉では狩猟儀礼や森の民俗が、また米良では南北朝の哀史が織り込まれて、複雑な旋律を奏でていく。
それぞれの土地の古層に潜む神々や伝説、そこに生きる人々の暮らしや想い。古代から連綿と守り継がれてきた神楽が醸す豊饒な世界。そこに人々は魅了されていくのだろう。(編集部)

☆☆☆

目次から
□神楽とは
□神楽伝承地図
□高千穂神楽・椎葉神楽・米良の神楽
□神楽に登場する仮面神
□仮面・神々の造形 高見乾司
□「ふゆまつり」の神々 中沢新一
□神楽―自然と人間の交流のドラマ 鈴木正崇
□神楽を伝承する人々 編集部

*続きは次回。

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