今回は、ヒメジョオンで黄色、お茶の若葉で紫を染めた。
まずは、小野川沿いの畑地の縁で採集。お茶の葉は、茶摘みが終わった後、伸び放題になっていたものをいただく。
ヒメジョオンは、北米原産の帰化植物で、観賞用として持ち込まれたものが、全国に分布した。ムカシギク、貧乏草の異名がある。鉄道草とは、鉄道の施設とともに線路沿いに分布を広げていったことから付けられた名である。
広場の一角の水辺に設けられた竈で染色開始。
ヒメジョオンで黄色を染めるためには、絹布をミョウバンで先媒染しておくことが必要。
*参加者から質問が相次いだ「ミョウバンの先媒染の方法」をメモしておこう。
・まず素材(今回は絹のストール)の重さの10%のミョウバンを水に溶かす。
・染色に必要な量の水にミョウバン液を入れ、染色素材を入れて加熱、温水の状態で布に液を揉み込む。
・温度が80度になったところで火を止め、一晩置く。
・翌日、アンモニア液を作る。水1㍑に対して4ccの割合。(今回は20㍑に対し5ccのアンモニア溶水を作りミョウバン液に漬けこんでおいた絹のストールを1時間浸し、軽く絞って干す)。
作業中。
幻想的な写真が撮れていた。
染め上がり。森の風に黄色のストールがなびき、さわやかな空間となった。
木立ちの下で昼食。
*続き(お茶の葉染め)は明日。
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