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『化物語(上)』

2009-12-27 09:40:56 | かおりどん
青春に、おかしなことは”つきもの”だ

西尾維新の『化物語』上巻読みました。
100%趣味で書いたとか言ってて、その内容はストーリーよりもアホな会話の割合が大きいと聞いてたんやけど、読んでみると思ったよりもちゃんと話進むやんという感じ。当たり前か。
2006年の本やのに今年になっても、たぶんアニメの開始と終了のころに、ナントカのランキング上位に何度も上った不思議な作品。
ていうか西尾作品をアニメ化って何?って感じ。しかもこれ、会話ばっかやって聞いてたし。

高校生の僕・阿良々木暦が学校の階段を上ってると、上からクラスメイトの戦場ヶ原ひたぎが降ってきた。受け止めた彼女の身体は異常な軽さで、酷いやりかたで口止めされるが、阿良々木君も普通でない身体の秘密を持っていて、戦場ヶ原さんの力になろうとする。
その後も阿良々木君が怪異に遭遇した人達に出会っていく話。

「戯言」のときの、天才とか殺人鬼とか、最強とか最悪とか最終とか、そういう特殊な概念よりも、怪異の方がわかりやすいよ。
『xxxHOLiC』ノベライズしはったときに、なるほど好きそうな世界観やなと思った。ついに自分で書いたか。
怪異に困ってる人をいつも助けようとする阿良々木君は、悪いけどやっぱり優しくていい人だと思う。このお話の中で、こういう風に一生懸命になる人ってすごく貴重。なぜかこういう感覚持ってる人が他にいないのだ。
ところで阿良々木君は本当に戦場ヶ原さんが好きなのか。私服姿にそわそわして、お友達と言われてがっかりするぐらいに好きなんやろうけど、ただ逃げられないだけにも見える。怖い彼女。

さぁさっさと下巻も読みましょう。

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