くしがた山からの風

櫛形山の自然と県民の森 森林科学館の活動

変人

2012-03-31 | 山のかぜ
春先に欠かせないのが、このキブシ。これもまた黄色い花。この季節至る所で
見られるのに、キブシ科キブシ属キブシと、日本では1科1属1種、近い親戚が
見当たらない変わり者なんだという。
寂しい孤立?なのか、はたまた自慢すべきオンリーワンなのか? 


しかしその中でナンバン、ハチジョウ、エノシマ、ナガバ、コバノ、ケキブシと
少しずつ違う仲間は多いらしい。こんなのが集まり薄暗い渓流でブラブラ
しているから目立つこと目立つこと。まあ、確かに変わり者である。

「キブシ」妙な名前であるが、どこかに「藤の花似で黄色いから黄藤」とあった。
ふ〜ん、そういわれれば音感は似ている。今まで思いもつかなかったなぁ。
「キフジ」・・・字面はちょっとみ良く似ているのに・・・「点で違う」変わり者。

おしゃべりな・・・

2012-03-30 | 山のかぜ
寒さもだいぶ和らぎ、渓流沿いのカツラ巨木の芽が色づきはじめた。
春先の花は黄色いものが多いような気がするが、これは特別な命の力を
感じさせてくれる色彩。見ているだけで元気モリモリ。


そのまま渓流に分け入ってみる。雪解け水を集め、ゴウゴウと逆巻く渓流
(ちょっと大袈裟ですか)に咲くのはダンコウバイ。水流の白に黄色がよく
お似合いである。


流れの先は川幅が狭まり、その先はちょっとした滝。これ以上
先に行くのは無理。

冬の間、静かだった渓流は、春を迎えて急におしゃべりになったようである。

愛でませ花を

2012-03-29 | 山のかぜ
「♪ペペン ペンペン・・・」グサの生える田んぼ。
ふだん情けない代名詞に利用されるけれど、これだけの大群落になると、
これはこれでそれなりではある。


「・・・ペンペンペン♪」
食用や薬用に利用されるのに、なぜに情けない状況説明で名前が利用
されてしまうのか。個々の花も果実も、まあそれなりにおもしろいのに。


ペンペングサ畑の次は、こんなホトケノザ畑が続く。これはこれで立派な
お花畑、仏様の楽園。・・・・だれかに見られているような・・・・

「・・・・・」
「アッ どうも。ここ、君んちの畑?」
「・・・・・」
「はい、確かに筆者は怪しい者です」
野生動物ばかり登場願っている中、飼い猫くんは、たぶん「初」だと思う。
こんな風景の中にたたずめば、猫だってそりゃ、なかなか絵になります。
ここでこうしている君の気持ちは、ニンゲンなりに同感、理解できそうです。
ごゆっくりどうぞ。

空き巣狙い

2012-03-28 | 山のかぜ
街のカラスは人間の捨てたもの、あるいは勝手に失敬して巣をこさえるらしい。
このごろ櫛形山麓の空を、小枝くわえたカラスが行ったり来たり。このあたりなら
小枝なんか売るほどあるのに、なぜかビニールひもなんかが利用されている。


生き物たちが新たな命の営みをはじめた櫛形山は、たしかに春です。


「カア〜 カア〜」
「クア〜 クア〜」
「#$%&*?」 なんだかカラスがうるさいと思えば、

なるほど空巣にカラス。君はメスカラス?

馬あらため・・・

2012-03-27 | 山のかぜ
これが咲くと、当地も春到来! ・・・・とアセビを褒めてはみたものの、
年によっては開花時期を誤り、遅い雪をまとって震えている時もあるから、
あまり当てにはならぬ。

「馬酔木」と書くという。有毒植物で馬が食うとフラフラになるらしい。
むかしは野山に馬を放牧する事が普通だったらしい事が推察される。

櫛形山では馬の代わりに、今は鹿がその位置を占めている。草や樹皮
食べ放題の鹿も、今のところ、アセビを食べる気分ではないらしい。
とはいえ、以前は有毒で食わないと言われた植物も、近頃では普通に
食っているらしいから、この先どうなるか分からない。窮すれば通ず、
ということらしい。改名「鹿不酔木」となるのか、どうか。

それでもこの花、馬そうである。馬が食わないものは鹿も食わぬ。
当然人間も食わぬに限る。つまり馬鹿は食さぬものらしい。
・・・・ということは、馬鹿でない者は食う!ということになる・・・