低空飛行

題詠Blog2009のための

039:広(草蜉蝣)

2009-06-18 15:22:23 | Weblog
湿りある背広のままで暖をとるアメリカンみたいな恋だった

038:→(草蜉蝣)

2009-06-18 15:20:46 | Weblog
←(あっち)→(こっち)へ風ふくままに風見鶏もうすぐここへ手紙くる頃

037:藤(草蜉蝣)

2009-06-18 15:19:35 | Weblog
伊豆の沖あほうあほうと藤九郎なけば晩夏の君は情景

036:意図(草蜉蝣)

2009-06-18 15:18:06 | Weblog
意図のある頷きかたをする僕はどうやらはやく脱ぎたいみたい

035:ロンドン(草蜉蝣)

2009-06-18 15:16:58 | Weblog
ロンドンの汚れた太陽背に受けて山高帽を押さえる漱石

034:序(草蜉蝣)

2009-06-18 15:15:26 | Weblog
あそうそう序でと言えばなんだけど君はほんとに綺麗だったよ

033:冠(草蜉蝣)

2009-06-17 12:47:00 | Weblog
ツメクサの冠を編む草子さん結び目の魔法の言葉おいとくね

032:世界(草蜉蝣)

2009-06-17 12:46:18 | Weblog
あやまりに行こうと決めて世界地図コンパス持てどまだ三丁目

031:てっぺん(草蜉蝣)

2009-06-17 12:45:49 | Weblog
約束のジャングルジムのてっぺんについた頃にはもう夕暮れで

030:牛(草蜉蝣)

2009-06-17 12:45:09 | Weblog
赤箱の牛乳石鹸ひらくとき髪ふく母の香りを想う