毒娘の独り言

50過ぎて毒親と同居。一気に子供の頃の気持ちに逆戻り。晴れて別居できたものの毒親の毒素を抜いて生まれ変わるためのブログ。

同居に至った理由その5

2016-09-06 06:15:38 | 現在
だいぶ長くなってしまった「同居に至った理由」です。

ついつい細かく書いてしまうので少しはしょっていきましょう。

妹の夫が倒れた時、命に別状がないけれど重い障害が残ることははっきりしていました。

その頃妹の子は愛息くんと同じ小学校の中学年。

ケメコさんは週に数回働きに行っていた勤務先を辞め、家でのんびり老後を過ごそうと考えていた矢先でした。

小さなマンションは外階段のみで、妹夫婦の部屋は最上階。ケメコさんは2階。

妹の夫が搬入された病院で、カウンセラーと面談した時に、家にエレベーターがないことを話すと

「大丈夫。そのくらいの階段は下りれます」

と言われました。
確かに、今はリハビリをすれば上り下りはできるかもしれません。
しかし、いずれ年を重ねた時、上り下りができるのか。

体が不自由になった義理の息子をケメコさんが介護するのか。

ケメコさん自身が介護される身になったら妹が二人の介護をするのか。

妹の夫は契約社員。次回の更新は断られるのはわかりきっています。
妹の少ない給料で夫と子供を養っていかなければなりません。

そんな妹が働きながら二人を介護するのはどう考えても無理です。

「パパはプライドが高いから、家に引きこもると思う。知り合いがいないところに引っ越したほうがいいかも」

普段はなかなか決断しない妹も、自分の夫の性格を考えて、引っ越すことを決めます。

そしてケメコさんも引越しを決断して新生活がスタート。

ケメコさんは毎月十五万近い家賃を支払い始めました。

最初は妹も同居をしていましたが、格安のマンションを見つけ、妹夫も退院してきました。

家族3人の新生活。

Aくんは新しい学校にすぐ馴染み、妹夫もリハビリが始まり、妹は通勤時間が増えたものの、家族3人は力を合わせて頑張りました。

・・・で、空回りしたのはケメコさん。

予定では妹は夫を捨て、親子で自分のところに来るはずだったのです。

ケメコさんの中で、2番目の娘は自分では何にも決められず、動けるわけはないと思っていたようですが、夫が病気に倒れ、体の自由が奪われ、職もなくして初めて、妹は強くなりました。

ケメコさんは結局一人で3LDKに住む羽目になりました。

仕方がないのでクサンティッペが毎日「生存確認」(笑)のために訪問することになりました。

今まで賃貸に住んだことがほとんどないケメコさん。

家賃という実体のないものに支払う費用が耐えられないと言います。

広すぎる部屋。

少しでも節約するために暖房は最小限。
毛布にくるまってじっとテレビを見つめる毎日。

そんな姿を見て思わずつぶやいてしまったクサンティッペ。


「一緒に住めば」

今日もお読みいただきありがとうございます。

毒親に悩まされている皆様。

今日も1日自分の人生のために頑張りましょう!