毒娘の独り言

50過ぎて毒親と同居。一気に子供の頃の気持ちに逆戻り。晴れて別居できたものの毒親の毒素を抜いて生まれ変わるためのブログ。

「いったいいくらあれば足りるんだ」

2017-08-23 08:10:30 | 思うこと
「いったいいくらあれば足りるんだ」


給料日になると必ず起きる夫婦喧嘩。

父親がケメコさんに給料袋を渡す。

当時はまだ、現金支給だったのか、当時経営者であった父親が家庭に渡す分だけを現金で持ってきたのかはわかりません。

小さな会社で、前の経営者が経営不振から退陣し、そのあと父親が代表になるならば、融資はこのまま続けると言われて代表になったと聞いています。

ケメコさんに渡される給料袋。

しかめっ面をして受け取るケメコさん。

中を確認して「また足りない」と一言。

それに対して言った父親の言葉です。

当時は父親が悪いんだと思っていました。

たくさんの兄弟の次男坊。

貧しい家庭で、妹や弟の面倒を見ていました。

困った時にはお金も融通していたようです。

そのことをケメコさんはいつも怒っていました。

もちろん、裕福だったケメコさんの実家があったからできたことで、父親に怒りを向けるケメコさんの気持ちもわかります。

というか、当時はケメコさんの味方でした。

でも今思い出すと、給料袋の中身は決して薄くはなかったし、家のローンや光熱費はそこには含まれていなかったと思うので、純粋に生活費だったのだと思います。

金遣いが荒かったとは言いませんが、やりくり上手ではなかったのでしょうね。

今も借金を返すのがきつくなると「利息だけ払ってればいい。残りは子供達が払えばいい」というケメコさんですからね。

父親のこと、いろいろと誤解していたんだなと最近よく考えます。

ごめんね。お父さん。

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