ふわふわ気分で

舞台、シネマ、藤原竜也くん、長谷川博己くん、成河くんのことなど気ままに・・・

『軽蔑』中上健次著

2011-08-24 | BOOK
『軽蔑』あの中上健次さんの作品。
高良健吾さんと鈴木杏ちゃんで映画化されました。
ブックカバーも映画のショットです。
ふたりの鋭い目つきがナイス。

中上さん有名だけど、しっかり読んだの初めてでした。
こういう恋愛作品もあるんですね。

前半はちょっとテンポがのろいかな、と思ったけど、
後半になるとおもしろくなりました。

駆け落ちしたのは男の出身地の地方都市。
ボンボンとその取り巻き&ボンボンの祖父のお妾さんやら関係者やら。
やたら濃いキャラの人、オンパレード。

都会代表者の真知ちゃんでは、太刀打ちできませんね。
で、主人公カズさん借金まみれになって自爆。

「男と女、五分と五分」というフレーズがたびたび出てきます。
執筆された20年くらい前なら、新しいんでしょうね。
今の感覚だと「それが?」ってなるのが、ちょっと残念。

真知子に感情移入全然できなかったです。
それに、彼女がひかれたカズさんの魅力がイマイチわかりませんでした。
見た目がイイってのはわかったけど・・・

映画を先に観たら、本の印象も違ったのかな。
映画館終わったらしいから、DVDで観たいです。

ところで高良くん、NHK朝ドラ「おひさま」に出演中です。
こっちの役名もカズさん。
どっちもカズさんで、おもしろい。
意識して付けた・・・ことはないですよね。

「おひさま」のニコニコ系よりも、「軽蔑」の目付き鋭い系の方が好み~
結論はなぜか本の感想から逸れちゃいました。
はは・・・






最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。