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好きなことだらけさ…

『メッセージ』

2017年05月26日 | 映画 洋画

言語学者のルイーズ・バンクス(エイミー・アダムス)は湖畔の家に独りで住み、
今はいない娘ハンナとの何気ない日常を時おり思い出す。
ある日、地球各地に大きな宇宙船のような物体が出現する。
ルイーズは、宇宙船から発せられる音や波動から彼らの言語を解明し、
何らかの手段でこちらのメッセージを彼らに伝えるよう、国家から協力を要請される。
スタッフのなかには、物理学の見地から取り組むよう招集された
イアン(ジェレミー・レナー)もいた。
ウェバー大佐(フォレスト・ウィテカー)に急かされながら、
スタッフは少しずつ相手との距離を縮めていく。
ルイーズは忙しくなるほど、ハンナの思い出が色濃く蘇る。
しびれを切らした中国は核攻撃をしようとしていた。
ルイーズは自分を指して「人類」というところからコミュニケートの端緒を掴む。
彼らにはタコの足に似たものがあったため、彼らをヘプタポッドと呼ぶようにした。
彼らはその先端から図形を吐き出す。
刻々と変化する図形の規則性を見出すと、
それらをコンピュータに打ち込んで会話ができるようになる。
ルイーズとイアンはそれらの2体をアボットとコステロと名付ける。
政府や軍はヘプタポッドが地球を攻めようとしているのではと相変わらず疑っていたが、
そんなとき、ヘプタポッドの時間の概念は自分たちと大きく違っていることに気付く。
彼らはアインシュタインの相対性理論の進化形の如く、
驚くべき真実をルイーズたちに伝える。
それは、3000年後の地球も現在と同じ座標軸にあるというものだった。
ルイーズは彼らの言語を研究し理解するにつれ、
自分の人生における経年も今までの時間軸の概念を超越したものになることを知る。
ルイーズは彼らからの影響に混乱するが、過去が未来にやってくることが分かっても、
愛することをやめないと確信する。
ついに最終決断を下した中国の行動を止めるため、
ルイーズはイアンを使って思い切った賭けに出る。
彼女の行動は、地球を、そして彼女自身を救うことができるのか?
(MovieWalkerより)


これは…異星人の形態が往年の火星人のままってのにちょっと驚いた。
タコ?タコ星人か!?いや足が7本だとタコではないのか?スミ吐いてる~!!
なぞとふざけた映画ではなく、生きる意味を考えさせる内容でした。

自由意思で生きていると信じる人間が
人生の未来ヴィジョンを知ってしまうとどう生きるのか。
決まった未来に向かって生きることは自由意志といえるのか。
全ての事象を原因から結果、過去・現在・未来と
一方方向にしか認識する事の出来ない人類にとって
時間は一方方向ではないとなった時、事象はどう理解されるのか。

ルイーズが見る、自分の娘に関するフラッシュバックが
彼女の人生のどの時点での出来事だったのかに気が付くと、
おお!という気分になる。
そして話す言語が違えば、認識する世界観が違うという
「サピア=ウォーフの仮説」。
wikiでは
「どのような言語によってでも現実世界は正しく把握できるものだ」
とする立場に疑問を呈し、

言語はその話者の世界観の形成に差異的に関与することを提唱する仮説
となってます。
異星人の言語を理解するという事は……。

地球の上空に未確認飛行物体が現れると
宇宙人の襲来だー!!と大騒ぎ。
その中からヒーローが登場し…的なSFとは真逆の映画でした。

これは原作が読みたくなるし、映画ももう1回観たくなる。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは(^^) (jun-sweets)
2017-05-26 10:52:52
タコ星人、ちょっと笑っちゃいました
異星人が来ると戦争って感じの映画が殆どだと思うのですが、これは珍しいですね。
jun-sweetsさん (kurukuru)
2017-05-27 22:53:11
異星人と対峙するのが言語学者と物理学者。
スペースオペラはそんなに好きじゃないので、
これは面白かったですよ。

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