父です。
RCJJでのリチウムイオン系電池の禁止は廃案になったとのこと。代わりに、今後何らかの安全策が導入されるそうです。
どんな内容になるかはこれからとのことですが、日本独自の制約でさらに縛るもので無く、世界公式ルールを尊重したものであることを願っています。
公式ルール電圧よりさらに低い電圧に規定したり、公式ルールに無いのに電池容量で規定するなどの、
公式ルールを満たしているのに、設計変更や買い直し出費を強いる内容で無いことを、強く望みます。
万一、何か数値的な制限が追加される場合は、だれもが納得できる明確な根拠が示される必要があります。
電池に閉じず、全てのことで、規制系の国内独自ルールは新たに設けないことが望ましい、と考えます。
ご提案する判断基準は、日本で世界大会を開催するとして、
「海外チームが困惑する規制」にはNo!
です。
公式ルールを満たしているのに、
「何かを買い直す必要がある」とか、「ロボットの設計変更を強いる」等、
”日本だけのローカル規制の追加” は止めましょう。
ロボカップジュニアは単なる競技会ではなく、世界的なロボット研究活動です。
特に「安全のため」とか言われると反対するのに抵抗があるのは分かりますが、少々難があっても、世界各国が従うグローバル・スタンダードである公式ルールをそのまま受け入れる努力をしませんか。
新ルール導入に1年とか時差があるのは止むを得ないです。
しかし、公式ルールに日本独自の規制を加えるガラパゴス化は止めましょう。
独自の規制がしたければ、日本裁量の独自競技(今だと旧サッカーA)でお願いします。
参加者は、「約40カ国に及ぶ”世界共通の活動”だからこそ魅力と感じる」と思います。
今回の電池規制騒動もそうですが、運営側の姿勢(思想?)に海外とのギャプを強く感じます。
海外では、RCJは、ロボカッパーが、自己責任のもと、自由なロボット研究を行っています。
他国のRCJ組織は、選手を尊重し、公式ルール以上の自国独自の規制している例を聞いたことがありません。
ほとんどないでしょう。
一方、国内は、「国際公式ルール以上の細かな規制」を求め声がたびたび出てきます。
そして、規制強化の声の主は、いつも現場のロボカッパーではなく、RCJ組織側の関係者です。
過去5回同行した世界大会では多くの方と交流しましたが、ドイツのT'N'Tのメンターの言葉が印象的でした。
「日本人は過保護だな。
大人がコントロールする中で活動だけさせたいなら、WROで充分だろ?
ロボカップジュニアは単なる競技会じゃなくて、自由なロボット研究の活動だよ。」
他の国のメンターや委員の方も、これと同様な考えをお持ちでした。
なぜ日本だけが、規制規制に流れるのでしょう。
もちろん、規制を挙げる人は良いと思っての発言です。
しかし、外国ほど大人扱いしていません。
”子供だから大人で決めてあげないと”と、日本特有の「与える教育」の発想に染まっている気がします。
世界大会へ行くと、海外の子供は”たくましい”。 日本の子は”温室育ち”、と毎度感じます。
世界に通用する人材には”たくましさ”が必要と強く感じます。
大人がまず考えを変えないと。