北京の街角

北京でIT関係の会社を経営しながら、仕事を通して考えたことを発信する。

中国高速鉄道事故

2011-08-01 16:30:36 | コーヒータイム
大事故が起こってしまったが、起こるべくして起こった事故だと言うことは、一般報道でつたえられたとおりです。

私が、興味を感じているのは、政府の報道規制や被害者に対する訴訟妨害に対し、被害者もメディアも今までのように沈黙していないことです。
インターネットの発達で、一般の中国人が自由に発言できるようになったため、明らかに今までと違う雰囲気になっています。
政府もインターネットの発言を無視できない。いくら政府に不都合な発言を削除しても、いたちごっこで、次から次へと発言が現れる。30万人と言われるインターネット警察をもってしても、間に合わない状況になっています。

中国人も、とうとう政府に対し、恐れずに権利の主張をするようになったことに、時代の流れを感じ、ちょっと驚いています。
御用メディアでさえ、鉄道局をたたくようになりました。
もっとも、今回の構図は、中央共産党が鉄道部を悪者にして、国民に対し正義の振る舞いを見せているわけですが。

鉄道局だけが悪者と言う構図ではないことは、国民は良く知ってますが、被害者もメディアも国民も、この構図に乗っかって、主張をしています。この構図に乗っかっている限り、危害に会う危険性は少ないですから。

かつて流行した「反日」の構図に乗っかった「造反有理」と同じようなものです。
違いは、悪玉が外国という他人から、身内に変わったと言うことです。この違いは、大変大きいです。

日本のメディアもインターネット上の書き込みも、中国人に対して、非常にステレオタイプな見方をしていますが、実態はもっと複雑です。発言の自由のない国家で、生き抜くために幼い頃から身についた、二重性についてもう少し理解があっても良いと思います。
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中国の社会保険は国民にとって本当に必要?

2011-07-13 20:58:19 | 事業
先日ブログにも書いたけど、指を窓枠に挟んで大けがをした弊社のH君、やっと治癒して使った医療費を還付してもらうため、医療保険の還付申請をやった。

弊社では初めて還付申請をしたけど、こんなに面倒だとは、想像以上だ。なにしろ、ひどいの一言に尽きる。

弊社の担当が、社会保険局に手続確認のため、2−3回訪問した。要は手続が不明で、尋ねる窓口ごとに言うことが異なる。
まあ、中国のお役所はみんな同じだから、これは想定内で驚かない。

ここでも、社会保険局に多少懇意な奴がいるかどうかで、情報収集に雲泥の差が出る。

何処の窓口も、人でいっぱいでいつまで並んでも順番が来ない。来たと思ったら、あの書類が足らん、この書類が足らん、だから用意してまた来いと言われる。必要書類の内容を細かく確認しても、めんどくさがって教えてくれない。

ともあれ、弊社の担当君は、努力の甲斐があって、やっと本人のH君を同行していく段階まで来た。
それが今日。朝から二人して社会保険局へ出かけた。散々待たされた挙句、やっと順番が来た。H君は3500元の医療費を使ったので、領収書類を窓口に提出した。

そしたら、頭から1800元は免責で控除、残りの1700元の中で、この薬は保険負担しない、あの治療方法は保険負担しないと免責のオンパレード。結局還付金額はたった700元ほど。

でもこれでおわりではない。1週間後に還付金受け取りのために、また社会保険局に行かねばならない。
その来週のために、順番札を入手しなければならない。この札を受け取るために、また延々と順番待ちをして、結局札を入手できたのは夕方の5時。朝の8時半から出かけて、夕方5時まで1日仕事で、まだ還付されない。

社会保険局は、保険金を国民から取るときは、きれいごとをいってるが、結局還付律を下げるため、いろいろ難癖をつけて、時間をかけ、なおかつ支払いを減額させる。

社会保険料はH君の場合、会社負担と個人負担の合計で月々1500元以上を政府に支払っている。
にもかかわらず、たった700元還付してもらうだけで、都合2週間以上の日数と労力を費やさねばならない。
これで、本当に国民のための制度といえるのですか!
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中国の新幹線

2011-06-27 22:28:36 | コーヒータイム
最近の産経新聞や香港のアップル紙が報道していたが、中国の新幹線(高速鉄道という)は相当ヤバイらしい。
鉄道省の大臣だった劉志軍が世界一病の侵されて、技術提供先の日本や西ドイツが300km/hまでしか保証してないのに、営業運転で350km/h出している事や、突貫工事で線路を敷いたので、線路が沈み込んでいる事など。
高速鉄道の設計者の一人は、絶対乗らないと言っており、彼は親せきや友達にも乗るなとアドバイスしているらしい。
6月30日に北京-上海間が開通するが、この報道を見たら怖くて乗れない。やはり上海出張は、飛行機にしよう。
ちなみに、劉志軍と彼の部下は、最近ど派手な汚職事件で逮捕された。彼の直属の部下一人で26億ドルも蓄財してたそうだ。
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北京一の外科病院

2011-04-24 21:05:07 | コーヒータイム
先日の日曜日の夜、わが社の副総経理から突然家に電話があった。
「もしもし」
「あ、阿東、いま何処から?」
「ええ、病院にいるんです」
「何っ 病院! どうしたの」
「ちょっと指を切断したんで。。。」
「えっ、何だって!どこの病院?」
「積水譚病院です」

積水譚病院は北京一の外科病院で、中国各地から患者が来るので有名な病院。

「今すぐそちらに行くから」
「大丈夫です。来なくていいです。今から手術だから、大丈夫です」
「何が大丈夫なの、すぐ行くから」

ということで、とりあえず現金を3万元ほど持って、病院に駆けつけた。
中国の病院は、どんな急病でも、最初にデポジットとして、支払いを済ませないと、
診察してくれない。多分彼から電話があった理由は、金が足らないのだろうと思ったので、現金を持参した。

病院に到着して、急患の場所を聞いて行ってみると、緊急手術室の前の待合室には、心配そうに手術が終わるのを待っている家族に交じって、指や手から血を流しながらじっと手術の順番を待っている、患者がたくさんいた。椅子の下には血だまりができている。
「これが一流病院の待合室?」

阿東の奥さんが待合室にいたので、さっそく状況を聞いた。
昼ごろ錆びついた窓を無理やり開けようとして、左手の中指と人差し指を窓サッシに挟み、第一関節あたりをひどく傷つけて、骨まで見えている状態らしい。
でも、まだ指はくっついていると聞いて一安心。

奥さんの話では、午後2時ごろ病院に来て、今まで待たされて、先ほど手術室に入ったばかり。
今は午後8時だから、治療も何もしてもらえずに、6時間も待たされたわけだ。
途中、あまりに痛いので、早く手術してほしいと看護婦にたのんだところ、指の一本や二本で何を言ってるのか、死にそうな患者がいっぱいいるのにと怒られたそうだ。

手術室の扉が開くと、「誰々の家族!」と大声で看護士が叫んだ。するとその患者の家族があわてて扉の前に行き、患者を引き取っている。医者も看護婦も出てこない。

しばらくすると阿東の名前が呼ばれ、手術を終えたばかりの患者が、担架に乗せられて、3人続けて出てきた。阿東の格好を見て、またびっくりした。手術着は着せられておらず、病院に来た時の服装のままで、靴も脱がずに担架に乗せられている。服は手術に邪魔になる部分だけ脱がされており、背中が丸だしだった。可哀そうに。。。

看護士が担架を押してゆく後についてゆくと、点滴を受ける椅子が並んでいる。
椅子は全部で25席ぐらいあったが、すべての椅子の、おしりが当たるクッションの部分が、破けて穴が開いていた。

その椅子の前で担架が止められた。すると看護士が「降りろ」と阿東に声をかけた。
手術したばかりの患者を助けることもなく、自分で担架から降りさせ、椅子に座らせて点滴の針を腕にさして、家族に何も説明することもなく、どこかへ行ってしまった。

点滴の場所の横に、ICUと書かれた表札の部屋があり、扉が開いたままになっている。
中をのぞくと、一応医療機械類は設置されているが、一台も動いている気配はない。
ベッドには普段着のままで寝転んで、点滴を受けている患者が一人と、もう一人はなんの措置もされずに、ただ寝転んでいる。状態からみて多分患者だ。それと驚いたことに付添いの家族がベッドサイドに座っていた。「この国のICUは集中治療室とは違うのか?」

阿東の奥さんが薬を受け取って戻ってきた。薬の内容を聞くと、痛み止めがない。
17針も縫う手術をしたのに、痛み止めがないと、麻酔が切れたら痛みに堪えられなくなる。
医者に頼んで痛み止めを出してもらうべきだと、奥さんに助言した。奥さんが医者を探しにもどり、30分ほどしてようやく痛み止めを持って戻ってきた。

そして、阿東の点滴が終わると、阿東を連れてタクシーに乗って、彼の家に送って帰った。
こんな状態なのに、立派な一流病院といわれてる。ふつうの病院は、こんなもんじゃないということだ。 

本当に自分は日本人でよかった。日本の病院が天国に見える。
この国では、絶対病気にならないぞ。
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やる気のある人材を求む

2011-04-10 21:40:07 | 事業
北京は人材難。
中国人を対象に、プログラマー、営業担当を今年の春節明けからずっと募集している。
しかし、応募が少ない、応募者を面接に呼んでも来ない、来ても能力が低すぎて使えない。そして仕事の能力に欠けるのに、要求してくる給料が高い。全く最悪!

北京のインフレは今年に入って、ますますひどくなっている。
そのためか、人件費アップの要求に歯止めがかからない。

外地人(地方から北京に出てきている人達)の応募が減っている。
その理由は、次の3つらしい。
1)地方の経済が成長しており、地方でも良い給料で就職できるようになった。
2)最近北京政府が不動産バルブの抑制のために出した条例のため、一般の外地人は北京で不動産を買うことがほぼ不可能になった。
3)車の渋滞解消を目的で打ち出した自動車購入制限条例のため、外地人は北京で車も買えなくなった。

こんなわけで、弊社のような小企業には、まともな人材が来てくれない。
興味のある方や人材をご紹介いただける方、弊方までご連絡ください。

人材難で、物価高で、部屋代も昨年比20-30%上がっている。
北京から脱出することを真剣に検討する時期が来たのかもしれない。
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