さて、検査のメーンイベントは気管支内視鏡だけど、今回受けた検査はこれだけではない。
血圧と血中酸素濃度は、それこそ四六時中測り倒される。
血圧は多少高くても何も言われなかったので、怖いのは下がることなのかもしれない。
診療を受けた最初の日には、いっぱい血を採られた。
いっぱい喀血してそれでなくても少なくなっただろう血を、更にこんなに採ってもいいのかいなと思ったほど、試験管に何本も吸い出していく。
胸部レントゲンも二回撮った。
そしてある意味、気管支鏡より感動したのはCTだ。
撮るだけなら痛くも痒くもないんだろうけど、私が受けたのは造影CTなので、点滴で造影剤を体に入れられる。
この感触が何というか・・・・苦痛はないんだけど、すごく変な感じ。
造影剤が通るところは熱くなるんだけど、本当に血管を異物が通っていくのがまざまざとわかるのだ。
右腕の肘のところから針を刺されたので、まず胸の辺りが熱くなった。それから下に下りていって胃からお腹、そして両脚の先まで移動し、最後に頭も少し熱くなる。
内臓に比べて、頭の中がそんなに熱くならなかったのは、脳関門とやらでシャットアウトされたからか。
それとも脳には痛みや熱さを感じる神経がないので、わからなかっただけだろうか。
でも肺組織にも神経はないはずなのに、ちゃんと熱くなったぞ。
今回CTは二回撮ったんだけど、一回目は車椅子に乗せられて検査室まで運ばれ、二回目は歩きだった。
この違いが何によるものかもよくわからない。
まあ車椅子なんて、好き好んで乗りたいとは思わないけどね。
楽チンだけど、自分が一気に病人になってしまったような気にさせられる。(いや、病人なんだけど)
私は注射は苦手ではないので、気管支鏡以外で嫌な思いをすることはなかった。
なので、生まれてはじめての入院も、けっこう快適だった。
次回は入院生活について書くつもり。
とはいえ一泊なので、入院と呼ぶほどのものでもないけど。
それなりに考えさせられることはいろいろあったので。