沖の島 その3

2005-09-21 10:59:00 | 造礁サンゴ
昨日に引き続き沖の島に、目的は相変わらずばらばらの同人数が行ってきました。
沖の島から西に離れたところにある、姫島、ムロバエ、フタナラビ、赤崎の計4カ所行きました。
正直なところ、熱帯で見られるような典型的な形をしたサンゴがみれるという点などで、沖の島はすごいところだと思いますが、赤崎に潜るまでは以前より憧れていたほどの衝撃はありませんでした。
最後に潜った赤崎というポイントはすごいの一言。今までに沖の島で見たサンゴのほとんどが、ここにあるような感じでした。大きな岩が積み重なった複雑な地形をしているので、タンク1本のダイビングではほとんど見切れませんでしたが、ここ1カ所で53種のサンゴを記録しました。
ラストにあのような場所を見せられては、しばらく沖の島「熱」からは抜けられそうもないです。(め)

今日の写真:赤崎・透明度があまりよくなかったので、その良さを伝えられないのが残念です。
050921





沖の島 その2

2005-09-20 22:14:00 | ニュース
スポットチェック、卒論の調査、サンゴの種リスト作成といろいろな目的で、沖の島に行きました。 今回は指導のため来ていた、私の大学院の先生とその生徒も含めると計9人という大人数でした。
今日の調査地は三ツ碆、三ノ瀬、水島、ユルギ碆の計4カ所。
三ツ碆は、ほんとにまん丸の円をしたエンタクミドリイシが多く、サンゴの状態も良好でした。ユルギ碆では、ほとんど被害は出ていないものの、オニヒトデが見られました。
相変わらず、沖の島は水深が深い!(め)

今日の写真:ユルギ碆・水深12m・ナガレハナサンゴ:長い触手がたくさんあるのでイソギンチャクのように見えますが、触手の下には立派な骨格をもつ造礁サンゴです。触手が時々おいしそうに見えることもあります。
050920



風の強かった沖の島

2005-09-15 23:44:00 | 造礁サンゴ
本日、東海大学の卒論で取り付けていたサンゴの加入量を調べるための定着板の回収、サンゴ種のリスト作成とスポットチェックをしに沖の島に行きました。宿毛市にあるPacific Marineという、いつもお世話になっているダイビングショップに船をお願いしました。
今日の沖の島は風が強く、海は時化ていました。そのためスポットチェックのみ断念しました。
潜ったのは3カ所、2カ所で板の回収、3カ所でサンゴ種のリスト作成を行いました。
私はサンゴ種のリスト作成が担当でしたが、今回みた3カ所は海底が大きな岩が積み重なった場所で、海底がすごく立体的でタンク1本づつではまだ見足らない感じでした。大月町と比較して、コモンサンゴの種数や量が多い印象を受けました。
あまり見かけないものとして、カンボクアナサンゴモドキやコハナガタサンゴが観察できました。(目崎)
写真1:鳥の首-15m 写真2:コハナガタサンゴ Cynarina lacrymalis -32.6m
050915-01
050915-02



橘浦のフタツバエ・高望

2005-09-10 23:24:00 | 造礁サンゴ
橘浦にサンゴ放流の下準備に行ったのですが、すごく濁っていたので中止になりました。そのため論文に使用する予定だったサンゴの写真があまりよくなかったため、撮り直しにいきました。 撮り直したのはカービーエダサンゴというサンゴで、18m以深の岩陰などにいるものです。触手が伸びているとトゲキクメイシと見間違えそうになります。(目崎)
050910M



音信不通

2005-09-09 23:41:00 | ニュース
台風の被害で9月6日~9日の午後まで、インターネットを含む電話回線が不通でした。通常、室内での携帯電話の電波は入らないため、外部からの連絡が絶たれました。静かでいいと最初は思いましたが、3日目くらいにはさすがに大丈夫なだろうかと不安になりました。(目崎)


台風!

2005-09-05 23:52:00 | ニュース
非常に速度の遅い台風14号は、長期にわたり波の影響をもたらしました。研究所の前の道路では、浜の石が波によって大量に飛んできて、道を塞ぎかけていました。嵐の風に紛れて、鼻につくサンゴ独特の臭いが漂ってきます。サンゴが破壊され、浜に打ちあがったりしているのでしょう。どれだけの影響がでるのか、想像もつかないほどの波と風です。早くおさまるのを祈るばかりです。(目崎)
050905