東野圭吾の『ガリレオ』シリーズ初の長編・直木賞受賞
満足度 ★★★☆ 堤さんに泣けた・・・。
--発見された惨殺死体。指紋を焼かれ顔をつぶされながら犯人のミス?により
彼の身元は即判明。元妻が容疑者となるが彼女には鉄壁なアリバイがあった。
ガリレオこと物理学者・湯川(福山雅治)はドラマ同様 刑事内海(柴咲コウ)に相談されるが、容疑者の隣人だという石神(堤真一)が大学時代の友人であることを知り事件に興味を抱くことになる---
評判を聞いてやっと鑑賞してきました。
私はドラマ版ガリレオを見ていましたが確かにTV版とはテイストが違いますね。
それもそのはず 今回先生が頼まれたのは
「事件のトリックの謎」ではなく「アリバイの謎」.
そしてその周到なシナリオの影に 友人である天才石神(堤真一)の香りを
かぎつけた湯川先生は 彼に惹かれ執着してしまうんですからね♪
よって今回はあの画面いっぱいに音楽とともに広がる数式模様はないのだ~(笑)
「誰にも解けない問題を作るのと、解くのとではどっちが難しいと思う?」
湯川先生がゲーム感覚に対し石神はそっけない・・。
その重厚な裏寂れた風情の前では
「わからない・・」 「面白い」
といった いつものTVでの湯川の軽く楽しいセリフにさえ
重みを与えたような気がしました。
何度もの思わせぶりな流れを加えその巧みなミスリードにより
まったく予想できない展開はビックリで見ごたえありましたね~。
う~ん。世の中には死ななきゃどうにもならない人間って
いるようなきがしちゃったよ。
こんなやつのためになぜ苦しまなきゃならないんだ・・・(涙)
「謎を解いても誰も幸せになれないんだ。忘れてくれないか・・。」
其の言葉を聴いた湯川の決断も・・私には予想できないことでしたね~(涙)
湯川先生の本当の苦悩を始めてみたような気がしました。
先生もあの親子も。石神の「献身」にどう答えるべきだったのか・・。
私にもわからないけれど
やっぱり 石神の「献身」は・・・・間違いだったよね・・(涙)
彼の天才的頭脳が「こんなこと」に使われたことに涙する湯川。
一方「こんなこと=愛」にすべてをささげた石神・・。
2人の天才の最後の姿も印象的でした・・。
人の行動なんてものは 愛や思いが 勝手に
たしたり引いたりかけたりするゆえに 計算通りにはいかない・・。
彼のあの号泣は計算が狂ったからだろうか?
いやそれは彼女の
思いもかけない優しさに触れたからだったのではないだろうか。・・。
彼はきずいてはいないのだろうけれど・・。
彼のそんな不器用さが私には 本当に憐れでせつなかった・(涙)
堤さんの寂れた男の姿は本当に素晴らしかったなぁ・・・。
松雪さんは張っちゃけた女性も、こういうはかなげな女性もうまい!
主役2人は霞みがち・・?でもその美しい姿は存在感ありですよね!?
「手紙」レビューです!
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TVからの流れの割に、とても良い作品になったことを嬉しく思っています。
石神には、人を計算できると思うことこそ、思い上がりも甚だしいといったところでしょうか?
「愛」とは非論理的なものと知っていたはずなのにね。私も不器用な彼が憐れでなりません。
実は先日、この映画をリピート鑑賞してきました
よくよく観てみると、冒頭の映像やセリフの中には、
事件のアリバイを解く様々なヒントが隠されていて、
本当に良く出来ている作品だったと改めて思いました
私はテレビドラマのガリレオを全く観ていませんでしたが、
ひとつの映画として十分楽しめる作品でしたし、
色々と考えさせられる面もありました
彼の号泣は、思いがけず彼女の優しさに触れたからだと
私も思います
彼にとっては「彼女の優しさ」というか、「彼女の愛情」が、
きっと誤算だったのでしょうね…
鑑賞したしだいです(笑)
いや、けして嫌いじゃなかったですけどね。
石神は「人を計算できる」と・・
思ったんでしょうね・・。バカですね(涙)
彼の献身は彼女には重すぎた・・。
そんな人の心を計算できなかった彼が
不憫で憐れですよね・・
石神の姿や思いについ心を奪われてしまいましたが、予測出来ない展開も素晴らしかったですよね!
彼の号泣には私もいろんな思いがよぎりましたね。おっしゃるとおり彼の計算の中には、自分が彼女に好意をもたれるということは予想範囲外だったんでしょうね。
誤算になったのは「彼女の優しさ・愛情」
でもそれは彼が本当に求めていたものだったんでしょうね・・。
なかったので、映画版のシリアスムードにどっぷり
ハマりましたです。
一体誰が主役!?と思わせるほどの堤さんの存在感
と、それを引き立てる福山さんの演技は秀逸でしたね。
観終わったあと、さまざまなことを深く考えさせら
れる1作でした。予想外によく出来た映画で大満足
でございましたです♪
先がわかってても自首したあたりから泣けてきました。
これが原作に忠実なのに比べて、『流星の絆』はだいぶ違うみたいですね(笑)
とりあえず『流星~』は原作読まないまま楽しむつもりです。
うさぎのフリカケが最高でした(^^♪
堤さんの思いに苦悩する湯川の姿は感慨深く、
また石神の献身にも色々思いをめぐらせてしまいました。
それゆえあの号泣は・・せつなかったです・。評判とおりの重厚な作品に感激でございました~
びっくりでしたよね。
数式に夢中になる様子はかわいらしかったし。あの号泣には・・泣かされました・・。
流星・・は正直戸惑ってます(笑)
サスペンスは先を知らないほうがやっぱいいかな??(笑)
堤さんが素晴らしかったですよね~
実は大人気の原作にイマイチ感動出来なくって、石神のことを独りよがりで馬鹿だなぁ~と思ってしまったのですが(汗)、堤さんが演じる石神にはウルウルウルウルきましたよ~
それで改めて哀しい物語だ・・・と思い返したりしました。
ドラマは軽いノリでしたが、映画は重厚感があって見応えがありましたよね~
ガリレオ先生の数式大好きな子どもには不向きな作品だと思いますが、映画としては成功だったと思います。
ドラマのキャラも巧く絡ませつつ、
石神、花岡中心のドラマを見せてくれてました
堤さん、松雪さんは素晴らしかった
主役のはずの2人を完全に食っちゃってましたね