１年を振り返る。

今年一年。。「努力をしました」なんておこがましくて言えないが、「理想していた
土壌に種を蒔けた」という実感はある。これが芽を出すかどうかは来年以降の僕の
動向次第だ。僕が腐れば、即、芽は腐る。

だがその反面、いろいろなものをないがしろにしてしまった。情けない話だ。
いい年こいているが未熟。情けない話だ。

来年はどう生きていくべきか。仕事だけではだめなのかもしれない。でも馬鹿だから
それに気づけるだろうか。そこが実は来年の問題点なのかもしれない。

言い訳上手。

人間、年をとるとだんだん言い訳上手になってくる。

業務以外の時間を使っての勉強についてもそれがいえる。若いころの我武者羅さが
なくなって、屁理屈たっぷりのうまい言い訳で自己研鑽を回避する。ただのめんどく
臭がり・努力をしたくないだけなのに、それを妙に正当化して第三者をうまい口ぶり
で説き伏せる。

「今月は忙しい」「今夜は予定がある」「どうせうちの病院はたかがしれてるし」
「そんなこと勉強しても意味がない」「逆に言うけどやって得があるの？」
「給料が上がるわけないし」

言い訳なんて言おうと思えばなんでも言える。

「最近、疲れが溜まってるから」「時間がないから」「昨夜寝てないから」
「友達と喧嘩して気分悪いから」「今日はしないで明日からがんばるよ」
「朝飯がまずかったから」「朝のクソの出が悪かったから」

・・用はなんでも言い訳で使おうと思えば使えるわけだ。

上記を踏まえた上で、あるベテランプロ野球選手が言った言葉に非常に感銘を
受けた。

「人間は年をとるといろいろと辞める理由を見つけて努力をしなくなる。
だが重要なのは辞める理由を見つけるのではなく、続けている理由を見つける
ことである。」

どのジャンルであっても、努力を続けてきた方の言葉には重みがある。この言葉は
本当に素晴らしい意味を持っていると心底思う。

努力を続けている理由。続けるための理由。。。これを明確にし、常に胸に抱く
人はきっと強いだろう。強い人にならなければ。