靖国参拝問題で私が共感したブログ記事のいくつかを紹介する。
■ マーケットの馬車馬: 「靖国」カードが消える日
こういう現実的でシャープな分析がほとんどマスコミでは見られないのが不思議であり腹立たしい。
参拝支持派も反対派も情緒的な意見が多すぎる。
右も左もいい加減頭を冷やせ、と謹んで申し上げる。
■ 北海道に住む国家公務員日記:靖国参拝問題と公人の宗教行為
公人の宗教行為とその制限について」法律論による明快な整理をしてくださっている。法律のことは全くわからない私にはとてもありがたい。
しかしながら、現在の「靖国問題」においては「特定アジア問題」が隠された中心的争点であって「政教分離問題」は道具として利用されているに過ぎない(乱暴な断言)のだから、グレーゾーンの利用による解決は無理だろう。
■ セカンド・カップ はてな店:逆噴射続く
自称リベラルの私は、最近の(でもないのか)参拝反対派が「個人の信仰の自由」をあまりにも軽んじているのに恐怖を覚える。「総理に私人としての信教の自由はない」といった意見は極端な国家主義者の主張としか思えない。
■ 極東ブログ: 靖国参拝は信教の自由の問題
私が以前書いた”小泉純一郎が靖国に参拝する自由” “靖国参拝を人権問題として考えてみる”と同様のリベラルな主張。
「国益を損なう靖国参拝を続ける小泉は総理を辞めろ」という主張は全く問題ない(小泉ファンの私は同意しないが)。
だが、「小泉は総理なのだから国益を損なう靖国参拝をやめろ」という主張は個人の信教の自由を侵すものであって、私には到底受け入れられない。一見似たような二つの主張の差は実はとても大きいのだが、その意味を理解している人は残念ながら少ないようだ。
■ マーケットの馬車馬: 「靖国」カードが消える日
外交交渉のカードはたくさんあるように見えて、使うコストを考慮に入れるとほとんどが使用不能になる。
一方、「過去の侵略に対する謝罪と反省を迫る」カードは過去20年間有効に機能した。
この「ゲームのルール」は小泉政権から変更されたが、中韓にはその変更を知る術がないため、中韓がルールの変更を理解するまでの一定期間、外交関係は不安定になる。
これは避けがたい問題であり、今は変更するタイミングとしては悪くない。
こういう現実的でシャープな分析がほとんどマスコミでは見られないのが不思議であり腹立たしい。
参拝支持派も反対派も情緒的な意見が多すぎる。
右も左もいい加減頭を冷やせ、と謹んで申し上げる。
■ 北海道に住む国家公務員日記:靖国参拝問題と公人の宗教行為
公人の宗教行為とその制限について」法律論による明快な整理をしてくださっている。法律のことは全くわからない私にはとてもありがたい。
問題は、グレーな部分が広汎に存在しそうだということである。靖国参拝問題は、まさにグレーゾーンの真っ只中ともいえよう。グレーな部分はそのままにして各自が勝手に(自分に都合よく)解釈しておけばくだらない「政教分離」論争は起きなかったのにと残念に思う。すなわち、「総理は公式とも私的ともはっきりさせずあいまいに参拝する」「公式参拝を望む人は『公式参拝だ』と思い、公式参拝は許せないと思う人は『私的参拝だね』と納得する」。何のことはない、三木総理が「私的参拝と明言」しその反動として中曽根総理が「公式参拝」敢行、というごたごたが起きる以前のやり方である。
しかしながら、現在の「靖国問題」においては「特定アジア問題」が隠された中心的争点であって「政教分離問題」は道具として利用されているに過ぎない(乱暴な断言)のだから、グレーゾーンの利用による解決は無理だろう。
■ セカンド・カップ はてな店:逆噴射続く
まじめに思うわけだが、朝日、共同とかの懸念の嵐といい、前原氏の発言といい、これってもう、チャイナが取り組んでいる「靖国」を超えちゃったと思う。
誰でも知ってるように、チャイナにとってこれはカードってか、一応使えるネタなわけで、そのことは本人たち、共産党政権だってよく知ってるだろう。強気に出てみたり、突拍子もないところで脅しをかけてみたりも「芸」のうち、と。
でも、日本の側の靖国反対の反応は、それを超えてる。自分達の橋頭堡が完全に流れてる。個人の信仰の自由(あるいは良心の問題かもしれない)には聞く耳もたないだし、死んでも罪人OKだしと、あんたら誰?状態になってるっすよ。
自称リベラルの私は、最近の(でもないのか)参拝反対派が「個人の信仰の自由」をあまりにも軽んじているのに恐怖を覚える。「総理に私人としての信教の自由はない」といった意見は極端な国家主義者の主張としか思えない。
■ 極東ブログ: 靖国参拝は信教の自由の問題
このあたり私もスットコドッコイに言うのだが、小泉首相が靖国参拝できないというなら、大平首相のようにクリスチャンの首相は教会にも行けなくなるのだろうか。
というか、小泉の靖国参拝に反対している人にそう問うと、おそらく、きょとんとされ、「それとこれとは別」とか言うのではないだろうか。そして、「靖国神社はA級戦犯が合祀されているからダメ」と言うのではないか。
というあたりで私の頭はどっかーんである。靖国神社がA級戦犯を合祀してようがその宗教の勝手というか信教の自由の問題だ。なにより不可解なのは、私は明治以降の国家神道を信じてないから断言するのだが、戦犯の合祀とやらは特定信仰の上の概念ではないのか。小泉の靖国参拝に反対している人ってそういう信仰世界を共有する信者なのかね。それって、君たちの信仰と信仰のぶつかり合いの問題じゃないですか、云々。
私が以前書いた”小泉純一郎が靖国に参拝する自由” “靖国参拝を人権問題として考えてみる”と同様のリベラルな主張。
「国益を損なう靖国参拝を続ける小泉は総理を辞めろ」という主張は全く問題ない(小泉ファンの私は同意しないが)。
だが、「小泉は総理なのだから国益を損なう靖国参拝をやめろ」という主張は個人の信教の自由を侵すものであって、私には到底受け入れられない。一見似たような二つの主張の差は実はとても大きいのだが、その意味を理解している人は残念ながら少ないようだ。
中国で生活されている方のブログです。
中華的生活「多少銭?」さま↓
http://chinalifecost.seesaa.net/article/8296034.html
文章が軽いので、玄倉川さんから見ると歯ごたえがないかも知れませんが、靖国劇場を中国側の観客席から見たブログとしてはわかりやすく思えます。
私のブログは。。。ことこの問題は玄倉川さん曰く「陳腐」になってしまうので。。。ダメですね。もう少し面白い展開を考えようっと。
読み返してすごくひっかかったので訂正しておきます。
さすがに現地で暮らしておられる方の見方はリアルですね。
いや、現地にいても何も見えない人もいますから、「見る目を持った人が現地に行けばますます現実が見えてくる」ということなのかな。
> 本音(経済発展最優先)と建前(メンツ)を
> 使い分ける中国、中国人を知り尽くしている
> 日本人駐在員で
>
> 靖○参拝取りやめ=関係改善
> なんて信じている人は、少なくとも私の周囲では
> 皆無です。
中韓の味方をしたがる日本人は「相手の立場に立って」物事を考えることを美徳だと思っているようですが、そういう考え方自体とても日本的なもので、向こうのほうからすればかえって馬鹿にされたような気がするんじゃないでしょうか。
それから、ええと、「陳腐」と書いたのは決して佐倉さんのブログを念頭においてのことではありません。検索やトラックバックで普段見ない何十というクズブログを見てしまって胸や怪我したのでつい毒を吐いてしまいました。
いえいえ、今回の記事はどうしても陳腐というか面白みに欠けるなーというか、ベタなこと書いてるなーという反省は自分にもあるので(笑)
「面白がり屋」としては、もう少しポジションに拘らない立場で、気楽に飛び跳ねる方が楽です。
29 :エージェント・774:2005/10/20(木) 04:59:13 ID:XutKzpzv
「人権擁護法案を考える市民の会」のサイトで、人権擁護法案に関するプログやHPを開設された方、チラシを配っている方へ呼びかけを行っています。
12月上旬発売予定の人権擁護法案のムックに掲載するためです。
ブログやサイトを設置している方を、座談会にお誘いしています。私が司会をするので、是非ご参加ください。
http://nishimura-voice.seesaa.net/article/8363672.html
私は「人権擁護法案に関するプログやHPを開設」してはいないので呼びかけの該当者ではありません、あしからず。
「広告」でしたら善意のものであっても(募金、政治的呼びかけ等)エントリの内容に無関係のものは歓迎いたしません。
>小泉さんが行こうと行くまいと関係なく、
>中国は自分の都合で
>
>取る(盗る)もんは取りますし、
>もらえるもんはもらいますし、
>感謝しないもんは感謝しませんし、
>デ○起こすときは起こしますし、
>儲かると思ったら日系企業に対してだろうと
>許認可与えるし、
>
>
>な~んにも変わりませんが、、、、
これに激しく同意です。
中国はこの辺物凄く強かな国であって、靖国参拝が経済において影響を及ぼす事なんて「中国側の利益を考えれば」まずありえないことぐらい
ちょっと考えれば解りそうなもんですが。
そういえば、「世に倦む日々」の「借金は返せる、その根拠(2)」で
>中国と仲良くして、靖国神社参拝の永久中止を宣言して、中国と東シナ海を共同開発すればよいのだ。
というのがありましたが、流石にこれはトリップが強すぎて頭がクラクラしました。
あの人の頭に「これはこれ。それはそれ。」という思考は一切無いようで。
リンク先の「マーケットの馬車馬」のエントリー
は本当に読ませますね(^o^)
so-netがメンテ中なのが非常に残念です(--;) ウ
下世話な話しをすれぱThe Economistが
「奴隷的に平和主義な左翼の朝日新聞」と
訳せる表現をしたのには嗤ってしまいました。
英語読める方は我々よりか美味し思いをした
のですな。如何に日本のマスゴミが馬鹿げた
世界であるかを痛感されてるかの様です。
そんな馬鹿げた世界で踊らされる私めの
ような者も反省しなければならないのですが。
欧米の読者の様に覚めた視点が必要の様
ですね\(__ ) ハンセィ
リンク先のエントリー
>小泉さんが行こうと行くまいと関係なく、
>中国は自分の都合で
>
>取る(盗る)もんは取りますし、
>もらえるもんはもらいますし、
>感謝しないもんは感謝しませんし、
>デ○起こすときは起こしますし、
>儲かると思ったら日系企業に対してだろうと
>許認可与えるし、
と指摘した上で
>在中日本人が被害を受ける???
>暴行を受ける?
(中略)
>そんなことしたら、反中が広がっている日本
>国民にさらに嫌われてしまいます。
>政治生命終わりです。
>
>そんな「最終兵器」を中国政府が日本に
>与えるわけないでしょ?
と指摘されてる点、本当に説得力があります。
このへんの指摘が保守派論客にも無いのですね。
現場の人の意見が如何に大事かを感じました。
こういった「単純」な事ですら伝えられて
無いのが我が国のマスゴミ(正論、諸君!含む)
の異常な所でありますね。ますますネットで
良く調べる必要を痛感しました。
「読者」も学習しなければならないと。
「大阪高裁の判決に対して、被告(政府側)は上告すべきだった。上告せずに判決を確定させたということは、政府が首相の靖国参拝を違憲であると認めたことに他ならない。」
というような疑問だらけの発言をしてしまったようで、早速、Irregular Expressionのgori氏が痛烈な反論を行っています。
こりゃ、thessalonike氏やってしまいましたかね(笑)。もっと賢い人だと思っていたのですが…。