玄倉川の岸辺

悪行に報いがあるとは限りませんが、愚行の報いから逃れるのは難しいようです

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「荒れるブログの作り方」を「真性引き篭もり」から学ぶ

2005年05月05日 | ネット・ブログ論
真性引き篭もり:荒れるブログの作り方
最も重要な認識しておかなければいけないインターネットのルール。
それは、インターネットには現実世界のようなルールは無いという事である。

現実世界では、現実という審判がいる。
時間の経過に従って現実という審判が下される。
その、時間経過による現実の審判を逃れられるものはいない。


しかし、ウェブ上では違う。
一切のルールは存在せず、審判も居ない。
なんでもありのノーホールズバーである。
著作権や肖像権の侵害も誹謗中傷も俺ルールも俺縛りもなんでもありの世界である。


勝ち負けを判定する人間はいない。
つまり、インターネットは勝ち負けではないのである。
「裁判になれば貴方の負けです」という現実世界側からの判定や、「法的に言うと貴方の側に非があります」といった勝ち負けの通達や、常識論は一切が無効化される。





では、インターネットとは何であるのか。
それは、説得である。


説得の1段階目で絶対にしてはいけない事。
それが、見下しと、軽蔑と、攻撃である。
見下されたものは根にもち、潜在的荒らし化する。
軽蔑されたものは根にもち、潜在的荒らし化する。
攻撃されたものは根にもち、潜在的荒らし化する。

その時点で荒らしと化さなくても、ブロガーが隙を見せた瞬間に彼らは表側に現れて、荒らしと化すのである。ブログには日々新規客が訪れるからして、一段階目も二段階目も無く、もしも荒らされないままコメント欄を閉鎖する事無く都合のいいブログを形成したいと望むならば、見下しと軽蔑と攻撃は厳禁である。



つまり、インターネット上では勝ちを主張し、勝ちを急いだら負けである。

世界には思慮が足りない人が大勢居る。
というよりも、思慮が足りている人はいない。
誰かしらなにか隙を持ち、誰かしら何かミスをする。
荒らしが大勢いるならば、その中から弱い相手を見つけ出すのは簡単である。

しかし、それをやってはおしまいである。
それ、即ち「弱い相手を見つけ出して指摘し、正当性と勝利を主張する」という事をやるというのは、それ以外の箇所を無視する論点ずらしに他ならない。

それがディベートであれば審判がいて、相手を論破した時点で「勝ち!」と宣言してくれるのだろうが、インターネットには審判などいないからして、「俺は負けていないよ」といったらその人は負けていない事になるのである。審判のいるインターネット外に問題を持ち出す事は、コストと労力とリターンから見て不可能に近い。


相手の弱い所には目を瞑り、もっとも中心に近いまともである点を説得して説き伏せる以外に手は無い。ブロガーは誰しもが弱点、負けるポイントを持つものである。一度やってしまうと、やりかえされてネガキャン合戦化し、一切の対話が成り立たなくなる可能性が非常に高い。地道に説得するしか無いのである。


勝てる相手は必ずいるが、それを相手にしたら負け。
そもそも、荒らしというのはその存在だけで卑怯でありアンモラルであるからして、存在からして勝ちである。それを相手にお前負けだ俺勝ちだなどやるのは馬鹿の所業に他ならない。




99%同意する。
だが、「説得」という言葉にはすこしだけ危険を感じる。
「犯人に投降を説得する」といった使い方もあるが、自らが道徳的論理的に優位に立つと確信し「教え諭す」つもりで反対論者を説得しようとしたら必ず反発を招くことだろう。
「説得」よりも「対話」のほうがいいのではないか。
平等な立場の人間としてお互いの考えを尊重しつつ意見交換すれば、ブログが荒れることはないはずだ。
なんだか憲法九条のように理想主義的な話ではあるけれど、不可能ということもないのではないかという気がする(あいまい)。

と、ちょっとだけケチつけてみたけど、いつものことながらhankakueisuu氏(「真性引き篭もり」の中の人)の文章はリズミカルで詩心があり切れ味がいい。自分をこういう文章を書けるようになりたい。才能が妬ましい。
常日頃「引用が主で自分の意見が従のブログはつまらない」と思っていた私だが、hankakueisuu氏の文章に今さら何を付け加えることができようか。というわけでこれでおしまい。どうか引用部の続きも読んでくださいお願いします。
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4 コメント

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Unknown (藤田)
2005-05-05 23:57:14
hankakueisuu氏のブログ拝見しました。

確かにリズムがあって読みやすい文章ですね。

長いのに、最後まで読ませてくれます。

この方は、本当に「引き篭もり」でいらっしゃるんでしょうか?何かとても惜しいものを感じるような・・・。
謎の男 (玄倉川)
2005-05-06 00:47:53
hankakueisuu氏の正体は謎です。

もしかしたら切込隊長の逆方向にホラを吹いているのかも。実は切込氏が引き篭もりでhankakueisuu氏が大富豪だったら面白いでしょうね。
私も嫉妬~。 (acoyo)
2005-05-06 12:22:35
もっと精進しようと思いました。
昔の引き篭もり (やすゆき)
2005-05-09 22:32:38
昔は、世を儚んだり厭いたりしたら、「田舎へ隠棲する」という人が居ました。これも今で言う「引き篭もり」なんでしょうか?

ただ、ある程度経済的に余裕のある人間にしか許されない特権であったと思われます。よく「引き篭もりが増えた」等と言いますが、現代はやっぱり豊かなんでしょうか?



・・・あと、議論には勝とうとしてはいけないのではないかと思う、今日この頃です。

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