17 コメント(10/1 コメント投稿終了予定) コメント日が 古い順 | 新しい順 日本は村社会 (ホフ) 2009-01-08 11:28:08 欧米に住んだことのある人ならすぐ分かると思うけど、あちらでは赤の他人との距離が日本よりもずっと近い。道を聞けば誰でも丁寧に教えてくれるし、近所のばあちゃんがパンクファッションの若者と音楽の話で盛り上がったりしているのを見るのは日常茶飯事だ。路上で他人が困っている時に誰かが助けてくれるのも日本ではなく欧米だ。その代わり欧米では友達と他人の差もあまりない。日本においては親しい人物と他人との差は非常に大きい。これは日本が村社会であることに関係しているだろう。友達に対しては日本人は究極にお人好しだ。自己犠牲なんて当たり前、むしろそうでないと村の中では「ひどいやつ」とされてしまう。こういった日米間の差を考慮すれば派遣村論議の裏にある日本人の特質が自ずと見えてくるはず。 返信する Unknown (な) 2009-01-08 12:46:38 日本人を全員同じにしないで欲しいんだけど。ちもちわるいなあ 返信する こんにちは (Hanikami) 2009-01-08 12:58:29 社会心理学と言うより進化心理学的な内容でしたね。進化の視点からは「道徳的罰」も結構重要だと思います。互恵的な社会を維持するには裏切り者を検知し、罰したり追放したりしなければならない。そのために裏切り者への罰は心理的な正の報酬がある。つまり”本能的に”犯罪者に厳罰を与えると快楽を得ることができる。ロバート・ライトは『モラルアニマル』と言う本で次のようなことを述べています。「進化理論から分かることは、我々の道徳的直観は疑ってかかるべきだと言うことである。」 返信する 目から鱗が落ちる思いです。 (橋本) 2009-01-08 13:36:13 はじめて書き込みます。よろしくお願いします。玄倉川さんの書かれたエントリーは、年末の派遣村叩きの本質を暴いていると思いました。世間的にたいして強者でも無い2ちゃんねらーやmixi日記書いてる、普通の人々が派遣村を執拗に叩く姿に私も疑問を持っていた一人ですが・・・・・キチンと説明されるとその通りだな・・・・・と納得できました。日本人は冷たい民族なのですね。合掌。 返信する Unknown (bbt) 2009-01-08 15:17:26 はじめまして。興味深く読ませていただきました。日本人が社会的弱者を好んで排斥するという傾向は、随分昔から見られた傾向であるように思います。例えば敗戦後の日本を扱った有名な著書の1つであるジョン・ダワーの「敗北を抱きしめて」には、以下のようなくだりが書かれています。『作家の大佛次郎は、外国人の知り合いから「なぜ日本は戦災孤児のような弱者に救いの手を差し伸べず、放ったままにしておくのか」と問われた時、大佛は「それは経済的な事情が許さないからだ」と答えた。しかし後になって考えてみると、これは正直な答えではないと彼は感じた。結局、日本人とは他人への情愛に欠ける冷酷な民族だというのが大佛の出した結論であった』読んだ当時は今ひとつピンと来なかったものですが、昨今の派遣叩きのやり取りやkurokuragawaさんの記事を見ていると、根本的な所で日本人は変わっていないのかなと感じます。 返信する Unknown (Unknown) 2009-01-08 16:52:35 私は派遣村には否定的な見方ですけど、本当に弱者たたきなのでしょうか?災害被災の時は反応はどうだったか思い出してください。数億円もの被災募金が集まり、難病救済募金の○○ちゃんを救う会などでも数千万~億もの募金が集まっていますよ。メディアの報道のしかたのせいもあるかもしれませんが、派遣村に集まっている方でインタビューを受けている方の中には、お金が全く無く食べるのもままならないと言っていながら、タバコを吸っていたりしていて、タバコを買う余裕があるくらいなら、そのお金をもっと有効に使えるのではと、人間性や金銭感覚を疑ってしまいます。また、多くの人はいざという時のために貯金をしていると思うので、普通は解雇されて即、ホームレスはありえないかと。あと派遣期間工の待遇はかなり良い方で、もっと厳しい経済状況の中でがんばっている方はたくさん居ます。彼らは低い給料で長く安定して働くより、不安定な雇用でも比較的高い給料の仕事を選んだのではと思います。中には、どうにもならない事情があって、ホームレスにならざるを得なかった方も居るかもしれませんが、そんな人が何百人も居るというのも考えにくいです。彼らが自分でできる手段を全て使って努力したうえで、どうにもならない人を税金で救済するのはかまわないのですが、、、彼らは、ろくに努力もせずに助けろとわがままを言ってるようにしか思えません。セーフティーネットは必要ですが、派遣村に集まっているような人とは別に考えた方が良いと思います。長文で失礼しました。 返信する フォーカスすべきところの意識の差 (hnrl) 2009-01-08 17:59:03 書かれているとおり、ネットでは派遣村に対する批判の方が多く目につくのは事実です。ネット上ではどこであれ、どのような話題であれ批判や反論を持った人の意見が多くなりますが、それは書き込み、意見することのエネルギーを考えたら当たり前のことのように思います。もちろん歓迎、賛同する意見もあるのでしょうが、この話題に関しては「どうでもいい」であったり「興味はあるけど対岸の火事」という意識の人が大多数でしょうし、その意見をわざわざ書き込んで公開する気にはならないでしょう。そういう意味ではネットで目につくのが批判だらけであってもそこまで危惧する必要はない気がします。また、最初に目につく意見が批判的なものであっても(もしくは賛同のものであっても)、この記事のようにそれに対する反対の意見はいずれ出てくるわけで、問題が始まってまだ日が浅い段階で嘆くこともないのかな、と思うわけです。(特に、日が浅い段階では詳細がわかっていないにもかかわらず脊髄反射的に意見する人も多いですし)ちなみに私個人は元派遣の方が路頭に迷っていることに関して「自己責任だ!」と責める気はないですが、マスコミや政府が派遣村を特別視して全国の元派遣の方々に一律ではなくごく限られた人々に手厚い対応を保証するのは間違っていると思います。全国に同様の事例で困られている人はいるに違いないのにマスコミが面白がって派遣村ばかりを報道し、マスコミに気を遣って政府がその場しのぎの対策をするのは違うのではないかな、と。(もちろん生きるか死ぬかという状況ではその場しのぎの対策も必要なのですが、局所的な対策では賛同は得られないでしょう)最後に…記事中程の「安心社会から信頼社会へ」の引用部は蛇足だったように思います。本自体を読んでいないので見当違いかもしれませんが、「たいていの~」などという曖昧なアンケートの答えが二択という時点で大多数の人にとっては答えづらいものであると思いますし、リンクをたどるだけではアンケートの母数も対象もわからないので、ここであえて取り上げることもなかったのでは、と思いました。まぁ個人的に読んでみようかなと興味がわいたことは良かったですが。 返信する Unknown (こんた) 2009-01-09 01:31:00 勘違いしてる人が多いんですけど、2chやヤフー掲示板で作り出される声は多数派ではありません。例えば麻生総理の支持率なんて2chの中でアンケートを取ったら少なくとも6~70%は行くんじゃないでしょうか。これは2chにいる人の大半が麻生総理を支持している、というわけではなく、興味の無い人はアンケートに答えないから必然的に支持派の声が大きくなる、というだけのことです。2ch系のユーザー(2chと比べると若者が中心)が大半を占めるニコニコ動画で麻生総理の支持率を取ったところ、男性30%、女性10%と、一般世論と大差の無い結果でした。これはニコニコ動画を見ている人に対してランダムにアンケートされたものなので、一部の人間の声が大きく反映されたということもありません。今回の派遣叩きも同じ事で、「今まで必死に働いてきただろうに、衣食住も確保できないなんて可哀相」「大企業の派遣切りは許せない!」と思っている人は2chを普段利用している人の中にもたくさんいるはずですが、それをわざわざ書き込まないだけなんです。結果として派遣に対し自己責任を叫ぶ声ばかり大きく(見えるように)なります。 返信する Unknown (AKI) 2009-01-09 01:53:30 多分「信頼(社会)」という言葉に誤解があって、一般に日本語で「積極的な信頼(関係)」といえば「相手を信頼すること」ではなく「相手に信頼される(してもらう)こと」なんですよ。逆に「信頼が壊れる」とは「信頼しないことにする」ではなく「信頼されなくなることをする」こと。日ごろから信頼されるに足る行動することで、そういう人同士が接触し、社会を作ることが信頼社会なんです。そう考え直すと「彼らが「派遣村」を信頼していない」のではなく「「派遣村」は彼らに信頼されていない」と考える方が妥当ではないでしょうか。 返信する Unknown (trat) 2009-01-09 17:28:35 彼らは良識ある一般人でも何でもなくメシウマの材料を探しているだけの弱者です。程度の差こそあれ、どう見ても同じ弱者同士なのにお互いの境遇を悪くしあっているのは全く持って不合理ですね。頭のいい人たちはうまくお互いを持ち上げあって社会に対して権利を主張していくことが多いのですが、そういう賢さがないから彼らは今のポジションに自然と落ち着いてしまっているのではないかと思えてきます。 返信する Unknown (たんなん) 2009-01-11 17:46:29 拝見いたしましたが、ご引用の実験自体を不可解に感じています。リンク先を拝見すると、山岸先生は「信頼」とは、「相手の人格や行動傾向の評価に基づく、相手の意図に対する期待」のことである。と述べています。とすれば「相手の人格や行動傾向の評価」が出来ない場面では先生の言う「信頼」は成立しないと考えられます。そこで実験の質問内容を見てみると「たいていの人」と言う言葉が使われていますが、そこには「相手の人格や行動傾向の評価」が出来ない見知らぬ人も含まれてしまうのではないでしょうか?だとすれば定義した「信頼」の前提が成り立ちません。「あなたの知り合いの人は、たいてい~」という質問でなければ、定義との整合性が取れない気がします。端的に言えば、私は派遣村の方々に対して人格や行動傾向の評価が出来ません。これも「信頼」していないことになるのでしょうか。だとすれば、彼らを「信頼」できる人たちはどれぐらいいるのでしょうか? 返信する Unknown (秋原葉月) 2009-01-12 01:13:59 初めまして思わずうなずいてしまいました。反貧困の大きな国民的力にまで発展しないのもこんなところに一因があるんだと思います。拙ブログで引用させていただきましたのでトラバをお送りしました。突然失礼いたしました。 返信する Unknown (むくのきやすお) 2009-01-12 10:59:57 本文だけでなく、いろいろな意見が集まっているコメント欄も参考になりました。本文に書かれているように「日本人は他人を信頼しない」という結果が出た理由、根拠を知ることが大切なことなのかとおもいます。 返信する 安易な結論 (ABC) 2009-01-14 00:08:23 ただのタカリがいるのは事実でしょうけどどん底の人もいるでしょう。そのどん底の人に追い討ちはしたくないなぁと思います。あと日本人は~って結論付けるのもはっきりいって、批判だけしてる人に近い思考なんじゃないかなと特定の人たちにレッテルはるのはどうなのかな確かに気持ちいい行為だとは思いますが 返信する ひとつの意見として (Unknown) 2010-01-06 01:02:30 批判をしている人の大半も、集団で目障りなものに「浮浪者=怠け者」というレッテルを貼って叩いているようですが、個人的に思うのは、彼らにしてみれば、アメリカが世界の警察を(勝手に)自負し、テロ国家を半ば仕立てあげるようにして攻撃し、あまつさえ正義の戦争があるとさえ言ってのけるのと同じで、怠け者を叩く行為=正義だから、倫理的・客観的(同様の主観が多数集まったものを含む)におかしい事でも彼らの正義観ではなんら問題ない行為になるのかもしれません。怠けて人に依存する行為は確かに見ていて気持ちいいものではありませんが、そういう人々を「野垂れ死ね」とまで言ってしまう、大半の一般人にはちょっと理解できない正義(かなり過激な)がごくごく一部の人間にあるんだと思います。あと自分も含めて多くの日本人(他国の人の事はわかりません)が批評・批判するのは長けているけど、それ以上の建設的な意見を出せないというのも関係しているような気がします。 返信する 攻撃と恐怖 (通りすがり) 2010-07-16 22:30:37 弱者叩きは優越感に浸り自分がそっち側ではないことの再確認そしていつそっち側に落ちるかわからない恐怖心からではないでしょうか。 返信する カルトの絆 (姿なき悪霊) 2011-05-06 18:44:03 日本人は全体的に“自我”が育っていない気がします。 村社会で縦割り社会ですから、ズルい人にとっては“自分で考え感じる”事の出来る人が許せないのかも知れませんね。 返信する コメントをもっと見る 規約違反等の連絡
その代わり欧米では友達と他人の差もあまりない。日本においては親しい人物と他人との差は非常に大きい。これは日本が村社会であることに関係しているだろう。友達に対しては日本人は究極にお人好しだ。自己犠牲なんて当たり前、むしろそうでないと村の中では「ひどいやつ」とされてしまう。
こういった日米間の差を考慮すれば派遣村論議の裏にある日本人の特質が自ずと見えてくるはず。
ちもちわるいなあ
玄倉川さんの書かれたエントリーは、年末の派遣村叩きの本質を暴いていると思いました。
世間的にたいして強者でも無い2ちゃんねらーやmixi日記書いてる、普通の人々が派遣村を執拗に叩く姿に私も疑問を持っていた一人ですが・・・・・
キチンと説明されるとその通りだな・・・・・と納得できました。
日本人は冷たい民族なのですね。合掌。
日本人が社会的弱者を好んで排斥するという傾向は、
随分昔から見られた傾向であるように思います。
例えば敗戦後の日本を扱った有名な著書の1つである
ジョン・ダワーの「敗北を抱きしめて」には、
以下のようなくだりが書かれています。
『作家の大佛次郎は、外国人の知り合いから
「なぜ日本は戦災孤児のような弱者に救いの手を
差し伸べず、放ったままにしておくのか」と問われた時、
大佛は「それは経済的な事情が許さないからだ」と答えた。
しかし後になって考えてみると、これは正直な答えではないと彼は感じた。
結局、日本人とは他人への情愛に欠ける冷酷な民族だというのが
大佛の出した結論であった』
読んだ当時は今ひとつピンと来なかったものですが、
昨今の派遣叩きのやり取りやkurokuragawaさんの記事を見ていると、
根本的な所で日本人は変わっていないのかなと感じます。
災害被災の時は反応はどうだったか思い出してください。数億円もの被災募金が集まり、難病救済募金の○○ちゃんを救う会などでも数千万~億もの募金が集まっていますよ。
メディアの報道のしかたのせいもあるかもしれませんが、派遣村に集まっている方でインタビューを受けている方の中には、お金が全く無く食べるのもままならないと言っていながら、タバコを吸っていたりしていて、タバコを買う余裕があるくらいなら、そのお金をもっと有効に使えるのではと、人間性や金銭感覚を疑ってしまいます。
また、多くの人はいざという時のために貯金をしていると思うので、普通は解雇されて即、ホームレスはありえないかと。
あと派遣期間工の待遇はかなり良い方で、もっと厳しい経済状況の中でがんばっている方はたくさん居ます。彼らは低い給料で長く安定して働くより、不安定な雇用でも比較的高い給料の仕事を選んだのではと思います。
中には、どうにもならない事情があって、ホームレスにならざるを得なかった方も居るかもしれませんが、そんな人が何百人も居るというのも考えにくいです。
彼らが自分でできる手段を全て使って努力したうえで、どうにもならない人を税金で救済するのはかまわないのですが、、、
彼らは、ろくに努力もせずに助けろとわがままを言ってるようにしか思えません。
セーフティーネットは必要ですが、派遣村に集まっているような人とは別に考えた方が良いと思います。
長文で失礼しました。
ネット上ではどこであれ、どのような話題であれ批判や反論を持った人の意見が多くなりますが、それは書き込み、意見することのエネルギーを考えたら当たり前のことのように思います。
もちろん歓迎、賛同する意見もあるのでしょうが、この話題に関しては「どうでもいい」であったり「興味はあるけど対岸の火事」という意識の人が大多数でしょうし、その意見をわざわざ書き込んで公開する気にはならないでしょう。そういう意味ではネットで目につくのが批判だらけであってもそこまで危惧する必要はない気がします。
また、最初に目につく意見が批判的なものであっても(もしくは賛同のものであっても)、この記事のようにそれに対する反対の意見はいずれ出てくるわけで、問題が始まってまだ日が浅い段階で嘆くこともないのかな、と思うわけです。(特に、日が浅い段階では詳細がわかっていないにもかかわらず脊髄反射的に意見する人も多いですし)
ちなみに私個人は元派遣の方が路頭に迷っていることに関して「自己責任だ!」と責める気はないですが、マスコミや政府が派遣村を特別視して全国の元派遣の方々に一律ではなくごく限られた人々に手厚い対応を保証するのは間違っていると思います。
全国に同様の事例で困られている人はいるに違いないのにマスコミが面白がって派遣村ばかりを報道し、マスコミに気を遣って政府がその場しのぎの対策をするのは違うのではないかな、と。(もちろん生きるか死ぬかという状況ではその場しのぎの対策も必要なのですが、局所的な対策では賛同は得られないでしょう)
最後に…
記事中程の「安心社会から信頼社会へ」の引用部は蛇足だったように思います。
本自体を読んでいないので見当違いかもしれませんが、「たいていの~」などという曖昧なアンケートの答えが二択という時点で大多数の人にとっては答えづらいものであると思いますし、リンクをたどるだけではアンケートの母数も対象もわからないので、ここであえて取り上げることもなかったのでは、と思いました。
まぁ個人的に読んでみようかなと興味がわいたことは良かったですが。
2chやヤフー掲示板で作り出される声は多数派ではありません。
例えば麻生総理の支持率なんて2chの中でアンケートを取ったら少なくとも6~70%は行くんじゃないでしょうか。
これは2chにいる人の大半が麻生総理を支持している、というわけではなく、興味の無い人はアンケートに答えないから必然的に支持派の声が大きくなる、というだけのことです。
2ch系のユーザー(2chと比べると若者が中心)が大半を占めるニコニコ動画で麻生総理の支持率を取ったところ、男性30%、女性10%と、一般世論と大差の無い結果でした。
これはニコニコ動画を見ている人に対してランダムにアンケートされたものなので、一部の人間の声が大きく反映されたということもありません。
今回の派遣叩きも同じ事で、「今まで必死に働いてきただろうに、衣食住も確保できないなんて可哀相」「大企業の派遣切りは許せない!」と思っている人は2chを普段利用している人の中にもたくさんいるはずですが、それをわざわざ書き込まないだけなんです。
結果として派遣に対し自己責任を叫ぶ声ばかり大きく(見えるように)なります。
一般に日本語で「積極的な信頼(関係)」といえば「相手を信頼すること」ではなく「相手に信頼される(してもらう)こと」なんですよ。
逆に「信頼が壊れる」とは「信頼しないことにする」ではなく「信頼されなくなることをする」こと。
日ごろから信頼されるに足る行動することで、そういう人同士が接触し、社会を作ることが信頼社会なんです。
そう考え直すと「彼らが「派遣村」を信頼していない」のではなく「「派遣村」は彼らに信頼されていない」と考える方が妥当ではないでしょうか。
程度の差こそあれ、どう見ても同じ弱者同士なのにお互いの境遇を悪くしあっているのは全く持って不合理ですね。
頭のいい人たちはうまくお互いを持ち上げあって社会に対して権利を主張していくことが多いのですが、そういう賢さがないから彼らは今のポジションに自然と落ち着いてしまっているのではないかと思えてきます。