ZZR1400 PHANTOM Ninja 黒影

愛馬ZZR1400と、日々思うこと (゜o。∀。o゜)

KBM連載第29弾「パニックブレーキ」

2014年11月24日 06時58分58秒 | カワサキバイクマガジン

すみません、もう2ヵ月近く経ってますが
9月頭に発売されたカワサキバイクマガジン Vol.110 2014年11月号でも、
引き続き西村氏の記事『思い出せ、あの瞬間を』にて
挿絵を描かせてもらってます。


今回のタイトルは「末路窮途(まつろきゅうと)」

夕暮れのドイツは一般道からのひとコマ。
ちょっとした前方不注意からのパニックブレーキ・・・
そんなワンシーンです。

カワサキバイクマガジン 2014年11月号vol.110

今回、西村氏の目の前に現れたのはトラック。
大型のトレーラーではなく、比較的小さなトラックだったということで
MAN社のTGSという車種を選択。

こんな感じの↓
MAN TGS

ところどころなんともヨーロピアンなデザインが成されていてカッコイイですね。
このTGSを工事車両の様なカラーリングにして描いてみました。

本誌のイラストでは、様々な効果をプラスして仕上げていますが
あまり演出を気にせず作成したバージョンを
せっかくなのでご紹介。↓

カワサキバイクマガジン 2014年11月号vol.110

個人的な趣味としては、
こういったシンプルな表現の方が好みかもしれません。(⌒o⌒)b
実際、ハっとする時なんてのは、こんな感じに見えてますもんね。




ところで、今回の主題でもある「パニックブレーキ」
乗り物に乗っている以上、多かれ少なかれ必ず経験する事となるモノでしょう。

急制動・・・

理屈ではわかってますよ。

ニーグリップをしっかり行いつつ、
リアブレーキを一瞬早くかけてノーズダイブに対策しつつ車体を安定させてから、
フロントブレーキを軽くかけてサスペンションを沈み込ませ、
加重がタイヤにかかり、路面に押し付けられるのを感じた後、
フロントブレーキをさらに握り込む。
といった一連の操作を瞬時に行う。

なんてね。。。


普段からもなるべく意識して
リア→フロント弱→フロント強
見たいなイメージで体に覚えさすような事もしたりしてますよ。

でもねぇ・・・

これがまたリアルな現場だと、そうも言ってられないのが正直なところでね。

試験とかだと40km/hぐらいからの急制動だっけ?
あんな低速で、しかもどこでブレーするかわかっててやる急制動と違って
おもいっきりびっくりしている中で行わないといけない。

ヤバイと思った瞬間には、反射的に手足の筋肉が反応して
ガっとブレーキをかけてしまう。
正にパニックブレーキ。
タイヤにかかる荷重なんて意識しているような余裕は無いのさ。

すっ飛びたくないと思うのか、微妙にフロントブレーキは調節しているようだが
ギュパギュパっと何度か軽くロックさせてしまう。

それでもぶつかりたくないから、どんどん筋肉に力が入って
さらに危険度が増したり。。。


よく
「上手いライダーだったら、ABSより短い距離で止まれるんだよ」
などと胸を張る人がいるが、
無理、無理。

俺には絶対そんなこと出来ませんって。
少なくても俺には、そんな技量は無いっス。ははは┐('ヮ`;)┌

そんな怖い経験もあり、今のバイクはABSを選びました。
ま、全てを機械に頼らずに、
ブレーキングの技術を上達させて行く事はしたいけどね。




調べたわけじゃないけど、
俺みたいに街乗りが多いという人の方が
パニックブレーキをするようなシチュエーションに出会う機会が
多いんじゃないかなぁ。

飛び出し、出会いがしら、急な車線変更、危険なドライバー、等々・・・
四輪が多いほど、脇道が多いほど、車線が、交差点が、信号が、人が多いほど
そのシーンは多くなるはずだもん。

運転技術を上げる事も重要だけど
そういった危険なシーンに出会わないようにするスキルも
上げて行きたいよね。

「だろう運転」ではなく「かもしれない運転」を心がける
なんてのもよく聞くけど、急ブレーキをしない事に越した事は無いから
そういった危険回避は重要ですよ、やっぱり。




そこでちょっと「だろう運転」とはまた違った経験をひとつ。

ある冬の夕刻。
帰宅ラッシュが始まりだした国道246号。
陽はすっかり沈み、夕刻ではあるが辺りは完全に夜になってしまった。
頭上は首都高3号線。
そんな周りを黒色で囲まれた中で、沢山の車のテールランプが所々溜まっている。。。

カワサキバイクマガジン 2014年11月号vol.110
(イメージ ※写真は、全然関係の無い日の首都高3号線)

信号で先頭になった俺は、青になったと共に加速。
前方の車列の最後尾までは結構距離があったので
少し長く加速を楽しんでいたかも。。。

そろそろ減速をと思った瞬間、心臓が口から出そうになる。
前車との距離が以上に短い!
自分の思っていた距離の1/3ほどしか無いのだ。
げっ!と思った瞬間パニックブレーキ。




なんとか数十センチ手前で止まる事が出来て、事無きを得た。

全身から吹き出る冷や汗。
完全に目測を誤ったのだ。

どうやら目の錯覚によるものだったようだ。

前車と街灯との位置関係?
テールランプの輝度や幅が他車と違っていたのか?
隣車線の車との対比?
どういう状況が重なると起こる現象かは定かではないが
自分の見ていた世界が現実と異なる事は本当に怖かった。

この日から、夜の車間距離は特に注意するようになった。

ただでさえ距離感が狂いやすい夜間の走行。
皆さんも気をつけて運転してくださいね。

てか、加速を楽しんでいる時点でダメっていう話でもあるのだが。。。ははは(汗)




そんなこんなで
発売から随分と時間が経ってしまいましたが
まだ読んでないという方がいらっしゃいましたら
是非とも記事本文をお読みになってくださいね~♪(◎o◎)/



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3 コメント

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Unknown (ヒトミン)
2014-11-24 09:33:02
ご無沙汰してます~。
その後お体の調子は大丈夫ですか?
ワタシは相変わらず走り回ってますwww

急制動、まさについ先日やりまして、
リアタイヤがお亡くなりになって、
来週交換に行こうと思っていた矢先、
バイクとの距離が測れなかったのか
強引に右折で曲がってきた対向車を避けるため
急制動する羽目に。

タイヤのグリップがまるできかなくて、
リアタイヤがロック、車体のお尻が左右に振られて
道路を氷の上を滑っているかのような感覚。
あーこれは転ぶ!と覚悟しましたが、
根性のニーグリップで暴れる車体を押さえつけ、
事なきを得ることができたもののゴムの焼ける匂いが鼻に鮮烈でした。

とっさのときに冷静に対応できる心構えや技術以前に
スリップサイン出るまでタイヤはケチっちゃだめだなぁと思いました~。

ホント、車が多い、車線が多い、脇道、交差点、それに加えて今は無法者のチャリダーも多く、これから年末にかけて事故が増えてくるのでくれぐれも集中力を切らさないよう安全運転をしたいですね。
たいへん参考にさせてもらいます。 (ZZR1400予備軍)
2014-11-25 17:42:44
ZZR1400中古車をもうじき購入します。
カスタムとするのとか、バイクの性能を知るのに大変勉強になり、ありがたいです。
大型自動二輪取得後半年やっと大型自動二輪に、現バイクは、ニンジャ400、マジェスティ250
ニンジャは、息子に譲り、マジェを下取りに、
話しそれましたが、これからもブログ頑張って下さい。
ABS (odaji)
2014-11-26 20:17:34
こんばんは

最近95GPZ1100から12ZX-14Rに変えました
代替するにあたり 黒影さんのブログは大変
参考になりました ありがとうございます
 
ところでABSが義務化されるみたいですね
いろいろと賛否あるようですが
自分も無いよりはあった方がいいと
思いますね
我がZXにはついていませんが

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