山間にあれば、写真のように昼間から、うり坊やバンビらが畜舎内に群らがる。
夜間になれば、これらを引き連れた成獣らが同様に群れることになる。
そして肥育用の稲わらを踏み散らし、おまけに糞や尿をやたらと置き土産にしていく。
彼らの襲来を受けて、舎内の牛らは興奮してざわめきたてる。
肥育末期であれば、その騒動のあおりを受けて心不全を起こしかねないのである。
敷地面積が5haもあれば、周囲をシシ除けネットで囲むのは、採算割れの現状では、ままならない。
この状況が宮崎県児湯郡であればと想像すれば、空恐ろしい状況を伺い知ることとなる。
猪や鹿など野生動物への口蹄疫感染は防止処置がなされているのであろうか。
最悪の場合、野生動物や家畜の絶滅につながりかねない大問題となる恐れを払拭できない事態を、しかるべき機関関係者は念頭に有るであろうか。
危惧すべきことであり、伝染性疾患が罹患していない時から真剣に対策を行うべきであり、国民の関心を啓発すべきではあるまいか。
こんな時にふと《ウシも馬などと同じ一枚爪だったら善かったのに》と考えてしまいます。
偶蹄類飼育関係者は今後、野生動物対策が一番の課題になるものと肝に銘じております。
基本的に縦割りな日本ではイノシシやシカは環境省の管轄なので今回の口蹄疫についての対処は特段していません。
宮崎市内に動物園がありますが、キリン、レイヨウの類がいるのですけどね。
まぁ野生動物の話を持ち出すとまったく防ぎきれないという結論にしかならないので出せないでしょう。
2010年6月24日 00:19 カテゴリー:九州 > 鹿児島
JA鹿児島県経済連の西園是洋理事長は23日、口蹄疫の影響で中止している牛や豚の競りの再開時期について「今はまだ判断する時期ではない」とし、7月も当面、中止を継続する方針を示した。競りの中止は宮崎県の口蹄疫発生を受けた4月下旬から3カ月の長期に及び、餌代や管理費なども含めた被害額は約100億円に拡大する見通しとなった。
西園理事長は「生産者には心苦しいが、競りの再開を議論する段階にない」と説明。宮崎県都城市で清浄性が確認された場合も当面、競りの再開はないとし「宮崎県川南町などの状況がポイント。再開時期は、生産者や購買者の実態も見ながら、冷静に判断したい」と話している。
=2010/06/24付 西日本新聞朝刊=
この徹底さが危機意識のちがいですね
最近ドコモの電波塔が近所に建つことになり、牛への影響が心配です
アタリ、マタサキ御注意を!
追伸、レース鳩が再び我が家に戻ってくる確立が激減しているのもこの携帯文化の影響度が高いと鳩愛好家から聴いた事ありますので、牛達にもなんらかの影響を懸念してます。
偶然にしては出来すぎ!というくらい。あせったねあの時は!
でも半年くらいで落ち着いたけど。