作品/鉄の雨の詩
～鉄打つ僕と鉄の雨に打たれた君～
第68回みえ県展(三重県美術展)
彫刻部門 最優秀賞(知事賞)を
受賞しました。
ありがとうございます。
尊敬する彫刻家の一人、
小清水漸氏が
審査員ということもあり、
評価いただけたこと、
この上ない喜びです。
この緊張感高まる社会情勢へ
メッセージを込めた
二人展発表の
インスタレショーン作品より繋ぐ
鉄彫刻作品でありました。
～想い～
空間を浮遊する［存在］
そこに生まれるものとは？
［鉄の雨］この言葉は、
今でも僕の心に刺さったままです。
鉄という素材を扱っている者だからこそ、
この言葉の重みを感じてます。
二人展インスタレーション作品の
あの鉄の雨で
この作品は生まれました。
そう、あの雨を降らせたのが、
この鉄塊なのです。
触れることが怖かった
見て見ぬふりをした
掘り起こさないことが
いいこともあると思っていた
いつもフェンス越しで
目ふせ、耳をふさぎ、口を閉ざしていた
何も無ければ、何も無く、
事は時間に紛れていくだけ。
それが普通なんだろう
でも、
願うものはある
祈るものもある
鉄の雨に打たれ逝った君へ。
鉄の雨が降らないように・・・
それだけは
はっきりと見えてるという
確かな存在に、
救われている僕がいます。
けっして、忘れてはいけない
君がいます。
Hidenori Imaoka
鉄造形家 今岡秀則
第６８回みえ県展
［本展］
５月２０日（土）から
６月４日（日）まで
三重県文化会館
ギャラリー及び大会議室
入場料 一般２００円/学生無料
〇５月２１日（日）は、
みえ県民文化祭総合フェスティバルの為、
入場無料
各部門の作品展覧会
ギャラリートーク、
書の県展ワークショップがあります。
詳細は、みえ県展HP。
表彰式
５月２０日（土）
［名張移動展］
６月１０日（土）から
６月１４日（水）まで
名張市武道交流館いきいき
〇県展入賞作品及び、名張市・伊賀市の入選作品
ぜひとも、
足をお運びくださいませ。
最優秀賞の副賞として、
１年間、三重文化会館内にて
作品展示されます。
サイズは、
背丈ほどの高さではありますが、
実物は、威圧感があります。
浮遊感を出す為に、
支柱を機械的要素にて、
強度を保ち、
線細く華奢に仕上げることにより、
鉄塊に圧を与えました。
実物をぜひ！
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