法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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里村専精師「浄土真宗にようこそ」No59

2016年05月28日 23時47分52秒 | 里村専精師の言葉

里村専精師の「浄土真宗にようこそ」No59をお届けします。

浄土真宗という宗派は、そのまま仏教そのものだとは言えません。
けれども、浄土真宗という名前で語られているものは、親鸞が見つめた仏道です。
それはもうケタ違いの仏道を語ったものでした。
それは世を超えた真実を、だから貴重な真実を語っています。
私たちが世間に在るということは、世を超えた真実を確保できない宿命を持ちます。
私たち一人ひとりは、世に在るままに世を超えた存在だというのにです。
誰もが、世間の法則だけでは計り知れない深さをたたえています。
その不思議な存在の深さを、確実に語ってみせるものが必用なのですが…。
皮肉なことに、人は自らの存在を予感はしていてもなかなか見つめることが出来ないのです。
そういう存在の尊厳を見いだした人を、ブッダと言います。
あるいは、ブッダと同じ一道を往くサンガ(僧伽=samgha)と呼んで来たものでした。
ブッダとそのサンガは平等なのです。
ブッダはサンガを生み出してこそブッダでしたが、サンガはブッダと同じ道を歩いて、
そうしてブッダがブッダであることを証明したのです。
そういうサンガの歴史は、ブッダの事業の継承です。
ブッダの事業を継承するということは、ブッダの事業が常に展開し続けているということです。
そのようにブッダの事業が、今も生きて働いている、そういう事実を浄土真宗だと親鸞は言ったのです。
世に在る誰にでも、実はそういうブッダの事業が開かれています。
念仏・念法・念僧伽するところに、ブッダの事業に共に生きる道が開かれています。
諸仏の大法を念じて、人はブッダの大法に一挙に参画させられるのです。
無量の諸仏を包む、偉大なサンガ世界が浄土真宗の世界だと思います。
ここに一切衆生とともにという、生き生きとした世界があります。

釋真聴は、(よりあい)(かたりあい)(うたいあい)を大事にしています。
主宰・同人として参加している(よりあい)を紹介します。

◇カウンセリング研究会【くりのみ】  *主宰しています。
◇「歎異抄」うたと語り合い      *同人として参加しています。
◇(願海庵)やさしい仏教塾      *同人として参加しています。

日程はコチラから。
   ↓
http://www.ab.cyberhome.ne.jp/~kurinomi/calendar/calendar.htm

誰でも参加できる楽しいサンガです。
是非、お出かけください。

 

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