言の葉ひらひら - Wordy Leaves Dancing

「はじめに言葉があった」
"In the beginning was the Word."

雷雨

2007-04-05 | 詩の葉
ご無沙汰しております。

昨日、英語学部のどこからともなく、耳に憶えのある音楽が漂ってきました。エリック・ウィティカーの“Cloudburst”(雷雨)、コワイヤーでひと月前程に歌った曲です。さっそくそれを聴いていた教授からCDを借りました。こんなに歌っている最中に聴くのと、聴衆として聴くのとで違いがある曲があったでしょうか。。。「雷雨」という題どおり、雷や雨の音などの効果音付き。(私達は手を叩いたり、ホルダーを落っことして音を出した。)また、CDで歌っているBrigham Young University Singersが上手いんだな〜。「うちのコワイヤーもなかなか。」なんて思ってたけど、「まだまだ」ですな。でも、美しい声ってホント空気に溶けるようにいいものだわ。

ちょっと前に、作曲者・指揮者であるエリック・ウィティカーをMyspaceで見つけたんですが、これがなかなか...かっこいい。ベッカムを芸術家っぽくした感じ?しかも驚いたことに殆ど同世代。こんなに才能ある音楽家が我々の世代にいるとは!嬉しいことですね。私も頑張ろっと。(いろいろと)

曲もいいんですけど、この歌詞もいいんですよね。前にも書きましたが、語形と語義との間にある「惰性に揺さぶりをかける」詩だなぁ、と。その意味を肌身に感じながら歌えなくて、もったいなかったですけど。(←スペイン語だったため。)ちゃんと指揮者が英訳を読んでくれましたが、言葉って口に出すと同時に、その意味が自分の意識から放たれないと、なんかもどかしいですよね。(言霊ともいうし。)慣れない外国語を話すのって、そういう音声と意味意識の間のズレみたいのがありますよね。合わない服を着ているみたいな。または、歯磨きのチューブを押しているのに、歯磨き粉はにゅ〜っと自分の背後に出てきてて、いちいち振り返って確認しなきゃいけない、みたいな。(どんな喩えや。)えーっと、元はスペイン語の詩で、その英訳から日本語に訳してみたので、コピーのコピーみたいに精度が下がっていますけど、ここでこの詩を皆さんにシェアしたいと思います!


壊れた水瓶
by Octavio Paz

雨...

影水の目
井戸水の目
夢水の目

青い太陽達、緑の旋風、
光のくちばしが突付いて開く
ザクロ色の星達

だけど教えてくれ、燃え尽きた地よ、水はないのか?
血ばかり、塵ばかり、
茨の上の裸の足跡ばかりなのか?

雨が目を覚ます...

我々は眼を見開いて 眠らなければならない、
腕を広げて 夢を見なければならない、
川がその行く先を求める夢を見、
太陽がその世界を想う夢を 見なければならない、
我々は声に出して 夢を見なければならない、
我々は歌わなければならない
その歌が根を張り、
幹、枝、鳥、星を宿らせるまで、
我々は失われた言葉を探さなければならない、
そして血と、潮と、地と、体が語ることを
憶えていなければならない、
そして出発の地点に戻らなければ...
ジャンル:
ウェブログ
キーワード
スペイン語
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2 コメント

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Unknown (めぐんちゃん)
2007-04-06 12:27:09
エリック・ウィティカー、すげっ。まーじーでかっこいいね。しかも年が変わらないー。

どっかにこういう人いないかなぁ。
飛んでいきたい (kuriks)
2010-04-12 05:06:26
去年の夏、南カリフォルニアでエリック・ウィティカーのコンサートやっていたんだよね。仕事終わってから即、飛行機で飛んでいこうかと思ったけど…やめた。まぁ、まだ若いし、いつかまだ機会があるかも、なんて思ってしまう。

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