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STUDIO PLANARIA 業務記録
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「『大きくて勇猛な建築』はみな嫌いだ」
ノーベル賞には建築部門が無いんだけど、
建築界のノーベル賞と言われている賞はあります。
それが「プリツカー賞」。
で、今年のプリツカ―賞の受賞者は中国人の王澍氏。
本BLOGのタイトルは朝日新聞Globe(日曜版)掲載の王氏のインタビューのタイトルから。
中国マネーに吸い寄せられて馬鹿でかい建築を自慢げに作っている
海外建築家(理屈は今でも一人前)を一蹴して気持ちが良い。
まぁ、王氏だってそれなりに大きいもの造ってるみたいだけど。
でかい建築は基本ダサいんだよ。
Party's over
プラナリアもささやかなお手伝いをさせて頂いた
ショウジ・サダオさんの出版記念会が無事終了しました。
ショウジさんは長年バックミンスター・フラーやイサム・ノグチと協働されてきた
日系アメリカ人の建築家で、NYのノグチミュージアムの館長等も歴任されています。
草月会館入り口に案内設置、いよいよです。

対談に備え実行委員長の鈴木エドワードさんがフラーの模型を持参されました!

実行委員の堀越英嗣さんをモデレーターに、ショウジ・サダオさんと鈴木エドワードさんの対談がスタート。

エドワードさんはフラーの事務所で3ヵ月ほど働いた経験があるそうですが、
その時の仕事はなんとノグチのプロジェクトだそう!
槇文彦さんの乾杯でパーティースタート!!

槇先生はバッキーの講演を生で聞かれたことがあるのだそう。
ショウジ・サダオさんと来賓の磯崎新さん。

本日の陰?の主役であるショウジさんの著書「Buckminster Fuller and Isamu Noguchi: Best of Friends

ショウジさんの著書が日本語で読めることを祈念しています!!(請、ご協力)
孤独的情熱の挑発
久々にCDをまとめ買い。まだつまみ食いしかしていないけど、どれも満足。
その中で強いて挙げるとなると・・・、
あんなにピアソラピアソラ言ってたのに持ってなかったのー、と言われてしまいそうな、
ピアソラ最後のスタジオ盤にしてアメリカン・クラーベ三部作中の最高傑作とも言われているこの一枚。
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一応言い訳を言うとですね、これリマスターなんですが、
アメリカン・クラーベ三部作って今まで1999年のCDが売られてたんですよ。
なんでやっぱり音質的に物足りない。しかも国内盤だから高いしね。あとジャケットが・・・お洒落じゃない(爆)
で、ついにリマスターされたから買った!と言いたいところなんですが、
うう、既にリマスターから2年も経っているのかぁ。
でもやっぱり買ってよかったです。他の二枚も買い直したいかも、です。
・・・まじ「Tango:Zero Hour」は買い直すかも。
和田掘給水所・最後の一般公開
東京都水道局の和田堀給水所の一般公開に行ってきました。
京王線に乗って新宿に向かう途中、代田橋駅の手前右側の
木々の奥にちょろっと見える不思議な建造物(の本体)が実はこれです。

要塞の様にがっちりしていますが、それは中に3万トンもの水を貯めているから。
竣工は昭和9(1934)年だそうです。
こちらは「要塞」の10年前(T13・1924)に作られた、
一見ただの四角い盛土の山にしか見えない(?)貯水池にちょこんと付いている入り口部分。

この時点では盛土で埋めちゃうことで水圧に耐えるようにしていたのですね。
個々でも貴重な近代化遺産ですが、
二つあることで技術の急速な進歩が実感できる貴重な場でもあります。
が、残念なことに水道施設の再整備という事で解体が予定されていて、
今年がこの状態での見納めになってしまいそうです(泣)
展覧会弐題
ポスター同様、会場構成にも気合の入ったロドチェンコ展@gddギャラリー。
最終日(3/27)に駆け込み。

ポスターと同デザインの案内葉書は矢萩喜從郎氏のデザイン。
グラフィックデザインのエスキースが見どころか?
個人的にはやっぱり写真に惹かれます。
図録が1,000円とお手頃価格なのも嬉しい。
こちらはまだ会期に余裕がある鉄川与助の教会建築展@リクシルギャラリー、
本日(4/4)参上。
味はあるが上手くない、なんて言ったら怒られそうだ。

案内葉書の表裏で割印になっているのが面白い。
鉄川与助というと東京からはるか離れた長崎の離島で
コツコツ教会建築に取り組んだ棟梁建築家、というイメージだったのですが、
良い意味で裏切られました。
お洒落だし、家業(代々大工棟梁)を長崎では結構大きな建設会社にまで育てたみたいだし、
若い頃から月に一度は上京して建築学会の講習に出て勉強していたみたいだし、
近代的な経営者としての才も、最新の技術を学んで使いこなす才もあった
なかなかにモダンな人だったみたいです。
小学校しか出ていないのに建築学会の会員だった(しかも推薦者は当時の会長らしい)、
というのも経緯は不明らしいけどとにかく凄い。
あと、明治生まれだけど(M12・1879生)97才と長生きされたんで(1976没)、
一級建築士(建築士法は1950年制定)にもなっているそうな。
なんか凄い建築人生だなぁ。。。
京都庭園めぐり・復習編
ついでと言ってはなんですが、2009年12月と翌年5月に訪れた庭園も復習を兼ねて紹介します。
植冶は意識的に見に行ってますが、なんだかんだで遠州も登場しますね。
二条城二の丸庭園

小堀遠州作だが、その後も色々と手が入っている感じ。
写真の場所は大広間西側だと思いますが、どうやら当初のままの部分みたいです。
それにしても質・量とも豪華絢爛な石組だなあぁ。
銀閣 慈照寺
銀砂灘・向月台・銀閣

慈照寺自体は室町時代に足利義政が建立したもので、作庭は善阿弥によったそうですが、
その後荒廃し、現在の姿に復旧されたのは江戸時代になってからのようです。
向月台・池泉式庭園

向月台も銀砂灘も(どちらも後世のもの)スケール感がつかみにくい造形物ですね。
しかもだんだん大きくなっているらしい。
池泉式庭園やその石組(一部に当初のものが残存)も素晴らしいです。
無鄰菴

明治の元勲・山形有朋の別邸で、七代目小川治兵衛(植冶)の飛躍のきっかけとなった庭でもある。

植冶の十八番である疎水を引いた流れと石組。
これも植冶の特徴であると言われる開けた芝生空間のある明るい庭です。
(以上2009年12月6日訪問)
平安神宮
植治の代表作の一つで、西・中・東の三つの神苑が植治の手になるもの。
中神苑

東神苑

東神苑・流れの詳細

こういった大規模な庭園の設計・施工を纏めることのできる近代的な造園組織を作り上げたことも注目されます。
川並七宝記念館

植治初期の作品ですが、建物の下に水を配するなど清新な感覚ではないでしょうか。

内部から見た庭は開放的で涼しげで気持ちが良い。
南禅寺金地院

小堀遠州作。手前に広い空間を開け、奥に石組や植え込みを配するのが江戸期の特徴だそうです。

大きく曲線を描く切石による飛び石。

庭園西端の石組。
庭園奥の石組は豪壮と言わていますが、遠すぎて良く見えないのが難点です。
その点この石組は近くにあるので良く見えます(笑)
(以上2010年5月31日訪問)
正直写真撮る側の焦点がまだまだ定まっていなかったので、
今見ると使える写真が無いということに気が付いただけでも復習の甲斐がありました。
どの庭も再訪したい名園ですね。
京都庭園めぐり・三玲編
さて、3月の頭に京都入りした際に、半日間ですが
京都在住の作庭家・F氏にお付き合い頂いて、東福寺周辺の三玲作品を見て参りました。
東福寺霊雲院
九山八海の庭

江戸期の庭を三玲が修復したもの。
オブジェ風の石の造形物が主役となっていますが、
これは当時細川家から住職に贈られた「遺愛石」と呼ばれるもので、
三玲デザインではないのでした。
臥雲の庭

九山八海の庭から西に連続して周り込んでくる枯山水は三玲の作。
戦後昭和の前衛絵画の雰囲気を色濃く漂わせる庭で、
茶室(2階建ての珍しいもの、桃山時代)の露地を兼ねているのが面白い。
書院からの全景

遺愛石が生け花を活けたように見えます。
東福寺開山堂・普門院

右手の枯山水は江戸期のもので、これも三玲が修復を手掛けています。
山門正面に開山堂があるという普通の軸線なのですが、庭園配置に違和感ありませんか?

軸線左側に建っている普門院の前から山門側を見たところ。
普門院は方丈建築で、その前庭としての枯山水と理解すると庭園の位置が納得できますね。
東福寺方丈「八相の庭」
実質的な三玲のデビュー作です。
南庭

先日紹介した他の枯山水と比べると、
正面の明治期の門を始めとする周辺の建築的要素の存在感が大きく、
また、奥行きに比して間口が広いという特徴(というか間延びしやすいという問題)もあり、
それに拮抗するためにも強い表情の石を選んだのではないでしょうか。
(石の高さは塀のラインより下に抑えられている点にも注意)
西庭(井田市松)

当初に比べ苔部分の面積が増大しており、刈込の高さも当初は5センチ程度だったということです。
北庭

こちらも大分苔が育ってモッコリしているが、もともとは敷石と同面積だったようです。
東庭(北斗七星)

お願いだから小銭を置くのは止めてください、、、
泉涌寺御座所
御座所裏手の庭園

ちょっと休憩で池泉式庭園を。
御座所の建物は明治期に移築されたものとの事なので、同時期かそれ以降の作庭と思われます。
泉涌寺塔頭・善能寺
全景

本堂は1971年竣工。左手前と本堂右手に石組が見えます。
空間の空き具合など、ちょっと不思議な感じのするお寺さんです。
仙遊苑

本堂右手の石組は三玲作の、珍しく池泉式の庭園。
水が張られていない状態でしたが、石の密集度には圧倒されるものがあります。
枯山水

「重森三玲 庭園の全貌」の著者・中田勝康氏のHPによると
この地面のウネウネは左手に写っている石組と合いまって枯山水庭園だったとのこと。
(アプローチの切石による延段も三玲だそうです)
おまけ

東福寺から泉涌寺まで裏手を廻り込むような形で移動しました。
途中谷戸みたいなところは未舗装道路、急にハイキング状態です。

住宅の間の路地から鳥居が見えたので近づくと神社がありました。
以上、京都駅東南エリアの駆け足三玲探訪のまとめでした。
京都庭園めぐり・枯山水編
今回のテーマは枯山水。
忘れないうちにアップしてみました。
龍安寺

最近は江戸初期説が有力らしいが、謎の庭園であることに変わりはないようだ。
金閣 鹿苑寺

池泉式回遊庭園ですが、石組にも注目!ということで。
大徳寺龍源院
滹沱底

ちょっとユルイ感じの枯山水。肩が凝らなくてよいです。
一枝坦

昭和の作庭。立派だが個人的には興味が湧かなかった。
竜吟庭

室町期の作庭で、相阿弥作との説もあるらしいが、、、。
石は小さめで苔も相まって上品な感じですが、主石の傾き具合は尋常ではないですね。
東滴壺

三玲のお弟子さん、鍋島岳生の作庭(1960)。
小さいが存在感のある石がシンプルかつ力強く組まれている。
大徳寺瑞峯院
独坐庭

三玲による作庭。
かなり強い石がガンガン建てられているが、余白となる空間の使い方の上手さを感じる。
閑眠庭

こちらも三玲だが、宗麟だからクロス配置って・・・。
大徳寺大仙院

室町期のままに現存する枯山水で余りにも著名だが、撮影禁止なのであった。
蓬莱山周りはちょーバロック的で、かなりのギッシリ感がある。
大徳寺高桐院

枯山水尽くしで疲れたのでちょっと休憩。絶品ですね。
縁側だけでなく建物の中に入って庭を見たり、庭に降りて散策できたりするのがうれしい。
正伝寺

大刈込による枯山水という珍しい庭園。小堀遠州作を三玲が修復した。
お寺の立地が大分山の方で、方丈が東に面しているのも特徴か?
妙心寺退蔵院

今回のツアーラストは伝・狩野元信作の可憐な?枯山水。
レンズに水滴がついて汚れてしまっていてすみません。
*実はこの後見た中根金作作庭の庭(余光園)にも立派な枯山水が二つもあったのだが、割愛。
当初は自転車で廻る積りだったのだのですが、
生憎の雨で、京都のバス系統に大分詳しくなってしまいました。
(今回は一日パス、モト取りまくりでしたぁ)
雨は辛いけど庭自体は濡れて綺麗だったし、
やはり晴天より光が弱い方が写真には良いですね、と負け惜しみ。
銭湯で回復。
3/21から24にかけて関西方面に出かけてきました。
21日の午後に大阪入りして愛珠幼稚園を視察、
22日午前中は安治川隧道によってから復興小研の面々と旧精華小を視察。
その後京都に移動して23〜24日は庭園研究と結構動きました。
そんな中で今回は一泊一銭湯を実践してきました!!
おかげで何とか足腰が持った感じ。やっぱ大きいお風呂は良いですね。
で、21日は自由の女神で有名な源ヶ橋温泉。

近所の美章園温泉が無くなってしまったのは残念・・・。
22日は渋さNo.1?の長者湯

ロッカーがガラス框戸で中の行李が見えるのが素敵です。
23日は彫り物で有名な船岡温泉

帰りに旧藤森湯のカフェ(さらさ西陣)に寄るつもりだったのだけど、
間違って反対方向に歩いてしまったのでそのまま帰って来てしまいました。
その辺り雨の中の歩きで根性が無くなってましたね。。。
関西の銭湯は東京に比べて現役度合いが高い印象ですが、
その分浴室が新しくなっている事例が多いのは痛し痒しかも。
まぁ、贅沢な不満ですけど。
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