DNAであろうか、孫娘が
やんちゃで、スーパーに行っても
気に入らないことがあれば、地面に寝て、足をこすりながら
わんわん泣くという。
だれでも、あのかんしゃくは
じいさんに似ているという?
ほんとかしら?
ま、かんしゃくの中身を教えます。
1,エピソード 理髪店編
わたしは、友人から紹介されて、Aという理髪店に通うようになった。
私の人生観が替わったからである。
百姓は、50年ほどしか続けられない。すると、人生で稲刈りをするのは百姓といえども、わずか
50回ばかし。そうするってと、私が散髪にいって、2ケ月に一度で年に6回。あと10年生きるとして?
60回くらいしか、散髪に行けないんだと思った。(それまでは、坊主だったり、妻に切って貰っていた。)
それで、友人からAという床屋を紹介して貰い、1年くらいたった。オヤジも通ううちに、まあ、話ができるようになった。
ある雨の日に、そのAという床屋に髪を切りに行った。あいにく、A床屋が指定する駐車場には、他の車が置いてあって、
傘を忘れた私は、濡れながらA床屋に「おっさん、車、どこに止めたらいいんね? よその車が駐車してあったぜ。」と
言ったところ、おやじは電話中で、「あ、ちょっと待ってください。」といいながら、電話を離さず、話し続けていた。
そこで、切れた。私は、雨の中車に戻り、自宅へ帰った。
大人げないとは思うが・・・、私はそんな風に切れる。切れるのに、正当性なぞは、ないというかもしれないが、
切れる私の理屈もある。その店の前を今でも車で通るが、若干、いたたまれない思いもして、なんとなく
まずい雰囲気で、車を今でも、運転している。
あのとき、オヤジが、「お客さんがきたから、電話切るよ。」
「はい、お客さん、車は・・・。」と対応してくれたら、ずぶぬれの私は、短気から遠い人間になっていただろう。
妻はよく私に言う。「許してやらんね。悪気があって、してるんやないから。」
許せない私を、いつも、撃つ!