不動産貯めになるお話

横須賀・逗子・三浦等をエリアに活動する不動産やさんの為になる、知識の貯めになるブログです

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

軒(のき)

2008-04-10 15:54:03 | Weblog
それにしても、入学シーズンに嫌な雨が続きますね。
ということで、今日は雨から建物を守る軒についてお話します。

壁より屋根が飛び出ているところを軒と言います。
間取りを打ち合わせしている段階では平面図のみに
注目しがちです。軒がわかる立面図は
パッと見るだけで済ませていませんか。

最近の建物は軒の出がない建物が非常に目立ちます。
壁から軒がまったく出ていないものを「軒ゼロ」と
呼んだりします。

昔は、軒が無いと屋根と壁の隙間から雨が進入して、
雨漏りの原因にもなったのですが、最近は技術の進歩によって
軒がなくても雨の進入を防げるようになりました。

ではなぜわざわざ軒をなくすようになったのかといいますと、
敷地を余すことなく活用するためには、飛び出ている部分を
無くした方が有効だからです。
ビルは軒がありませんね。それと同じです。

建築基準法の北側斜線や隣地斜線、道路斜線など、
この斜線が最初にぶつかるところは軒です。軒が出ていると
その分建物全体の配置をずらす必要があります。
また、民法上ではお隣との境界から60cm離す必要があります。
家の外周は壁ではなく軒になります。これが無くなれば、
境界ギリギリまで建物を寄せられることになるわけです。

この方法によって、昔より敷地に対して有効的に間取りを
考えられるようになったのは確かでしょう。
軒ゼロができない時代は家を一回り小さくする必要が
ありましたから。
ただ、昔はそこまで狭い敷地もなかったので軒ゼロにする
必要もなかったのでしょうね。
最近は広い敷地を三等分にして売ったりしますから。

しかし、軒がないと窓を少し開けているだけで雨が吹き込んだり、
バルコニーに干している洗濯物がすぐに濡れてしまいます。
外観も軒が出ているほうが家っぽくて私は好きです。

軒を出す出さないで、建物の配置が変わってくるのと同時に
間取りにまで影響を及ぼします。
軒は間取りの打ち合わせをする前にどうするのか、
まず話し合っても良いぐらい重要なポイントです。

by nonaka
コメント (3)
この記事をはてなブックマークに追加