万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

森友学園は全体主義教育ー偽保守問題

2017-03-18 13:37:30 | 社会
 疑惑の渦中にある森友学園では、開設予定の小学校名が旧字体を使用した「瑞穂の國記念小學校」であるように、如何にも復古主義的な保守教育を謳っています。園児にも教育勅語を暗唱させるなど、伝統的な日本精神を継承する教育を表看板としてきましたが、その実態は北朝鮮の教育と瓜二つであり、ネット上では、保守分裂の兆しを指摘する声も聞かれます。

 それでは、真の保守と偽の保守を見分ける方法はあるのでしょうか。森友学園問題は、”真の保守とは何か”を国民に問うています。森友学園の日常を撮影した動画を見て気が付くことは、教育の現場において、それが天皇であれ、首相であれ、子供達に国のトップへの忠誠心を叩きこんでいることです。幼児期であれば、大人のような批判精神は育っていませんので、いわば、無批判に国のトップを支援する行動様式が叩き込まれているのです。カモフラージュとしての保守色を剥がしてみると、そこには、北朝鮮と同様の絶対服従教育の姿が現れるのであり、同学園の本質が見えるのです。つまり、表向きの主義主張とは関係なく、森本学園の教育とは全体主義教育であり、一人一人の園児の人格形成を助け、豊かな心を育むといった視点が欠けているのです。いわば、奴隷根性の育成、あるいは、”家畜”の調教であり、独裁者に忠実な”国民”を造りだすことが目的のように見えるのです。仮に森友学園が北朝鮮系であるとしますと、日本国を、北朝鮮と同様、邪悪な独裁者への奉仕を強要される独裁国家化させたいのかもしれません。

 果たして、幼少期から絶対服従の態度を植え付けられ、自らで善悪や是非を判断する力を削がれた国民が増えることは、日本国にとりまして望ましいことなのでしょうか。真に日本国を思う心があれば、国民を奴隷化したり、考える力を低下させるような教育は施さないはずです。精神的に脆弱な国民、思考力に欠けた国民が増えますと、国そのものが弱体化することは言うまでもないことです。複雑化した現代における保守主義とは、決して全体主義であるはずもなく、日本国の歴史と伝統を尊重しつつ、あらゆる状況に賢く対応し得る思考力と健全なる道徳心を有する国民を育てることこそ、国を守ることであると理解しているはずです。言行不一致、かつ、独裁体制や絶対服従を礼賛する保守は、やはり、”偽保守”であると思うのです。

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