「上皇」摂政資格認めず「秋篠宮さま」呼称維持
天皇譲位(退位)については、違憲・違法問題の置き去りも然ることながら、その詳細についても国民不在の議論が続いております。先日の有識者会議では、呼称や継承問題について議論され、譲位(退位)後の天皇の呼称・継承については、”上皇陛下”という呼び方で大凡の合意に至ったと報じられています。
ところで、この呼称問題、議論されているのは譲位(退位)後の天皇ばかりではありません。譲位(退位)後の皇后や皇位継承順位第一位となる秋篠宮の呼称変更についても議題に上っております。そのそれぞれについて検討が加えられているのですが、何故か、その理由に一貫性が見られず、支離滅裂なのです。
有識者会議において”上皇”の呼称を推す理由とは、”太上天皇”では”天皇”の呼称を含むため、天皇が二人いるようなイメージがあり、権威の二重性を避けるためには”上皇”の方が望ましいというものです。この基準からしますと、皇后もまた、”上后”となるはずなのですが、皇后については、何故か、歴史的な呼称である”皇太后”は未亡人のイメージが強いとして排され、、”皇后”の呼称を含む”上皇后”が推されています。それでは、秋篠宮についてはどうかと申しますと、”皇太弟”や”皇太子”の呼称が提案されていたものの、秋篠宮の呼称をそのまま使用する案が有力なようです。皇室典範には規定がないため、同法の改正を必要とするとの理由が付されていますが、同じことは、”上皇陛下”や”上皇后”にも言えることであり、そもそも、譲位(退位)事態が皇室典範違反ですので、全く以って不自然な理由付けです。
かくも不自然であり、かつ、整合性に欠けた呼称を並べられますと、国民の多くも首を傾げてしまうことでしょうが、一つだけ共通点があるとしますと、有識者会議が提案する呼称には、”太”の文字が含まれていない点です。歴史的な呼称である”太上天皇”にも”皇太后”にも、そして、”皇太子”や”皇太弟”にも、全て”太”が含まれていますが、譲位(退位)後の何れの呼称にも、この一文字がないのです。
果たして、天皇譲位(退位)後の呼称とは、”太”を使用しないための苦肉の策であったのでしょうか。それとも、これは、偶然の一致に過ぎないのでしょうか。そして、仮に、この仮説が正しければ、”太”を忌避する理由は、どこにあるのでしょうか。不透明さゆえに天皇譲位(退位)問題が謎が謎を呼ぶ展開となっている現状では、国民の皇室に対する不信感は募るばかりとなるのではないかと思うのです。
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天皇譲位(退位)については、違憲・違法問題の置き去りも然ることながら、その詳細についても国民不在の議論が続いております。先日の有識者会議では、呼称や継承問題について議論され、譲位(退位)後の天皇の呼称・継承については、”上皇陛下”という呼び方で大凡の合意に至ったと報じられています。
ところで、この呼称問題、議論されているのは譲位(退位)後の天皇ばかりではありません。譲位(退位)後の皇后や皇位継承順位第一位となる秋篠宮の呼称変更についても議題に上っております。そのそれぞれについて検討が加えられているのですが、何故か、その理由に一貫性が見られず、支離滅裂なのです。
有識者会議において”上皇”の呼称を推す理由とは、”太上天皇”では”天皇”の呼称を含むため、天皇が二人いるようなイメージがあり、権威の二重性を避けるためには”上皇”の方が望ましいというものです。この基準からしますと、皇后もまた、”上后”となるはずなのですが、皇后については、何故か、歴史的な呼称である”皇太后”は未亡人のイメージが強いとして排され、、”皇后”の呼称を含む”上皇后”が推されています。それでは、秋篠宮についてはどうかと申しますと、”皇太弟”や”皇太子”の呼称が提案されていたものの、秋篠宮の呼称をそのまま使用する案が有力なようです。皇室典範には規定がないため、同法の改正を必要とするとの理由が付されていますが、同じことは、”上皇陛下”や”上皇后”にも言えることであり、そもそも、譲位(退位)事態が皇室典範違反ですので、全く以って不自然な理由付けです。
かくも不自然であり、かつ、整合性に欠けた呼称を並べられますと、国民の多くも首を傾げてしまうことでしょうが、一つだけ共通点があるとしますと、有識者会議が提案する呼称には、”太”の文字が含まれていない点です。歴史的な呼称である”太上天皇”にも”皇太后”にも、そして、”皇太子”や”皇太弟”にも、全て”太”が含まれていますが、譲位(退位)後の何れの呼称にも、この一文字がないのです。
果たして、天皇譲位(退位)後の呼称とは、”太”を使用しないための苦肉の策であったのでしょうか。それとも、これは、偶然の一致に過ぎないのでしょうか。そして、仮に、この仮説が正しければ、”太”を忌避する理由は、どこにあるのでしょうか。不透明さゆえに天皇譲位(退位)問題が謎が謎を呼ぶ展開となっている現状では、国民の皇室に対する不信感は募るばかりとなるのではないかと思うのです。
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最初の退位表明に際しては、その理由が”高齢となり、天皇としての十分に役割が果たせなのでは、国民に申し訳ない”というものでしたので、国民の多くも理解を示したのではないかと思います。しかしながら、今に至っては、皇室内の醜い皇位争いや利権漁り、さらには、内廷皇族の陰謀などが表に現れてきており、唖然としている国民も少なくないはずです。この件については、やはり、将来の日本像を見据え、時間をかけて議論すべき問題であると思うのです。
呼び方なんてどうでもいいのに。
例のスイス隠し口座の件ですけど、どうやら皇室側の勝利みたいですね。内廷皇族たちの笑顔を見れば、そう読み解けます。秋篠宮だけは浮かない顔をしています。葛藤があるんでしょう。
皇太子がマレーシア訪問。これもどうせ隠し資金関係のことでしょう。
皇室の隠し財産について、国民に漏れ伝わるとなりますと、たとえマレーシア等に資金を移すことに成功したとしても、必ずしも、皇室側の勝利とは言えないように思えます。皇室は、国民の信頼という最も大事なものを失ったのですから。長期的に見ますと、相当にマイナスの影響を与えるのではないでしょうか。