万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

大統領選テロ警戒ートランプ候補当選の可能性が高いのか?

2016-11-05 14:50:47 | アメリカ
NYで大統領選前後にアルカイダ攻撃の恐れ、連邦当局が警戒要請
 アメリカ大統領選挙は、民主党ヒラリー候補の独走態勢が伝えられながら、FBIの調査再開を機に、投票日を間近にして突如勝敗が分からなくなりました。情勢が混沌とする中、選挙投票日前後にニューヨークでテロが発生する可能性が高いとして、市警察は警戒レベルを高めているそうです。

 テロ防止のための警戒体制は常態化していたものの、選挙日を前にしてのテロ警戒強化の動きは、何を意味するのでしょうか。ニューヨーク市警察に対して警戒強化を要請したのはFBIですので、この措置は、FIBが入手したテロ関連情報に基づいた判断であったと推測されます。報道によれば、テロ実行組織として名が挙がっているのは「アルカイダ」であり、誰もが知るイスラム過激派組織です。イスラム過激派が大統領選挙に対してテロによる介入を試みようとしてるとしますと、当然にその標的は、イスラム教徒に対して厳しい発言を繰り返してきたトランプ候補と考えざるを得ません。クリントン候補の当選が確実であるならば、テロの実行を仄めかす必要はありませんので、イスラム過激派の活動の活発化は、トランプ候補当選の可能性の高まりを示唆しているとも考えられるのです。

 もっとも、イスラム過激派によるテロの脅しは、大統領選挙に対してテロリストの狙い通りの効果を与えるとは限りません。テロリストとしては、有権者を脅すことで、トランプ候補への投票を恐怖によって放棄させようとしているのでしょうが、民主主義を暴力で歪めようとするイスラム過激派への反発から逆効果となる可能性もあります。果たしてアメリカの有権者は、どのように判断するのでしょうか。

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