文革50年、「二度と過ちを繰り返すべきでない」=人民日報
近年、中国の習近平主席は、人民解放軍の組織改革を通してその掌握に努めるなど、中央集権化を目指してきました。汚職追放を口実に対抗勢力を粛清し、”赤い皇帝”の座も手の届くところまで上り詰めたにも拘わらず、文革再演を機に雲行きが怪しくなってきたようです。
従来、共産党の機関紙である人民日報が、党のトップでもある国家主席を公然と批判することは、異例中の異例です。特に習政権下では、国家主席に、胡錦濤政権時代よりも遥かに権力を集中させており、”独裁者”に近い立場にありました。したがいまして、人民日報の文革批判は、政権に反旗を翻したにも等しい行為となります。にも拘らず、人民日報が敢えて文革批判を展開したのは、勝算があってのことと推測されます。つまり、”習政権はもう長くは持たない”との確信があったと憶測されるのです。おそらく、習主席による文革再演も、『パナマ文書』によっても明らかとなった自らの汚職を隠蔽するために、徹底した情報統制と国民洗脳を行う必要性を感じたからなのでしょう。遅かれ、早かれ、国民に不都合な情報が伝われば、自らの地位も危うくなるとする焦りが、習主席をして文革の再演に駆り立てたと考えられるのです。しかしながら、中国国民、否、共産党にとりましては、文革は暗黒の記憶であり、文革の再演は、反習勢力の結集を招いてしまったのではないでしょうか。
習主席は、自らの野望を実現しようとして、迂闊にも文革という”虎の尾”を踏んでしまったのかもしれません。中国大陸からは、習政権の瓦解の足音が聞こえてくるようにも思えるのです。
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近年、中国の習近平主席は、人民解放軍の組織改革を通してその掌握に努めるなど、中央集権化を目指してきました。汚職追放を口実に対抗勢力を粛清し、”赤い皇帝”の座も手の届くところまで上り詰めたにも拘わらず、文革再演を機に雲行きが怪しくなってきたようです。
従来、共産党の機関紙である人民日報が、党のトップでもある国家主席を公然と批判することは、異例中の異例です。特に習政権下では、国家主席に、胡錦濤政権時代よりも遥かに権力を集中させており、”独裁者”に近い立場にありました。したがいまして、人民日報の文革批判は、政権に反旗を翻したにも等しい行為となります。にも拘らず、人民日報が敢えて文革批判を展開したのは、勝算があってのことと推測されます。つまり、”習政権はもう長くは持たない”との確信があったと憶測されるのです。おそらく、習主席による文革再演も、『パナマ文書』によっても明らかとなった自らの汚職を隠蔽するために、徹底した情報統制と国民洗脳を行う必要性を感じたからなのでしょう。遅かれ、早かれ、国民に不都合な情報が伝われば、自らの地位も危うくなるとする焦りが、習主席をして文革の再演に駆り立てたと考えられるのです。しかしながら、中国国民、否、共産党にとりましては、文革は暗黒の記憶であり、文革の再演は、反習勢力の結集を招いてしまったのではないでしょうか。
習主席は、自らの野望を実現しようとして、迂闊にも文革という”虎の尾”を踏んでしまったのかもしれません。中国大陸からは、習政権の瓦解の足音が聞こえてくるようにも思えるのです。
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>勝算があってのことと推測されます。つまり、”習政権はもう長くは持たない”との確信があったと憶測されるのです。
仰る通りかもしれませんね。
中国の政権内部は、情報統制の徹底で閉鎖性が高く、外部から窺い知ることは困難です。熾烈な権力闘争さえも、表面からは見えません。もですから、僅かな兆候から推測するしかないのですが、人民日報の批判だけに、何らかの意味が隠されているようにも思えます。今後の成り行きを注意深く観察してまいりたいと思っております。
中国大陸では、統一と分裂を繰り返しておりますので、中華帝国という固定概念に囚われる必要はないように思えます。しかも、現在は、チベット、ウイグル、満州まで版図に含めようとしており、相当の無理があります。古代帝国型の国家は、現代という時代には適さないのではないでしょうか。
しかし、TVは、大宅壮一氏の言葉どおり、一億総白痴化に寄与しました。
(東西ドイツの壁を破ることにも貢献はしましたが・・・)
そして、インターネットの時代になって。個人個人がTV小さなTV放送局になった感じがしたものです。
しかし、インターネットは、立花隆氏の言葉のように、銅鑼衛門の何所出模扉にはならずに、より効果的な情報統制の手段になったようです。
(北京共産党がスマートフォン決済に悪意の細工をすれば億単位で死者が出ることでしょう)
キンペーちゃんはたぶん大丈夫です。下手をすれば、歴代王朝が築き上げたよりも更に広い支那文化圏を造るやもしれません。