水早 -mizuha- 神社と写真と一人旅。

カメラ片手にゆるり神社めぐり。
公共機関&徒歩での日帰り参拝記録をメインに綴っています。

島根県⑩ 出雲井神社 <島根県出雲市大社町修理免>

2017-06-28 | ├ 島根(ひとり旅)

 

続いては、出雲市に鎮座する出雲井神社です。

 

 

 

 

 

 

 

物部神社から大田駅へ戻り、出雲市を目指します。

旅程はこんなかんじ。↓

 

09:45発 【大田市】 [JR山陰本線] 
 ↓
10:27着 【出雲市
10:40発 -タクシー20分-
 ↓
11:00着
 出雲井神社 (20分滞在)
 |(徒歩10分)
 出雲大社 (2時間滞在)
 |(徒歩5分)
 命主社 (15分滞在)
 |(徒歩5分)
 古代出雲歴史博物館 (1時間滞在)
 |(徒歩5分)
15:02発 〈正門前〉 [一畑バス] ・上塩治車庫いき
 ↓
15:24着 〈出雲市駅
16:30発 【出雲市】 [JR特急やくも]
 ↓
20:36発 【岡山】 [JRのぞみ]

 ↓
19:38着 【名古屋

 

 

JRで大田市から出雲市へ。

 


(車窓から。)

 

 

車内から、走り去る景色をのんびりと眺めるトンボ。

 

 

 

40分ほどで出雲市駅につきました。(写真は帰りに撮ったもの。)

 

この日は終日雨の予報。

駅につく頃には雲行きが怪しくなっており、
予報では、どうやらあと1時間ほどで雨が降り出すらしい・・。

ここからバスで大社方面へ行くつもりだったのですが、
待ち時間を含めると、現地へ着くのは1時間半ほど後になります。

うーん、
だったら20分で到着するタクシーに乗って時間短縮して、
雨が降り出す前にせめて出雲井神社だけでも参拝しておきたい。(・ω・)

ということで、予定を変更して急遽タクシーで向かうことにしました。

 

余計な出費だけど、やっぱ旅先ではお金より時間優先だもの。

 

 

それにしても、
駅から出雲大社へのバスの本数が思いのほか少ないんですよね。

出雲大社なんて、伊勢と同じく超メジャーな神社だと思うんですが、
「平日はそんなに混まないので、本数も増えない
」らしい。

運転手さん曰く、
市民の足としてのバスも非常に少ないため、
地元の人たちも車ナシでは生活できず、
自家用車かタクシーでの移動になるんだそう。

ついでに、タクシーは都市部のように道路で“手を挙げて拾う”ものではなく、
電話で呼ぶか、駅で待機している車に乗るものなので、
たまに観光客などが道で手を挙げていても、
運転手はその意味が分からずに通り過ぎてしまうんだとか。

「僕も昔は、なんで手を振ってるんだろう?知り合いだったっけ??
・・と不思議に思ったもんです(笑)。」

あ。そういえば、どこかの地方でタクシーを拾おうとした時に、
空車にもかかわらず目の前を通り過ぎて行ったことが何度かあったっけ・・

単にスルーされたんじゃなく、そういう理由があったもかもしれないな~。

 

 

と、楽しくお喋りしているうちに、現地到着。

なんとか天気ももってくれています。

 

 

神社は住宅街の中にあってちょっと分かりにくいですが、
グーグルさんの地図に載ってるので大丈夫。

 

 

431号線から住宅地へ入って、徒歩2分ほどの場所にあります。

 

 

 

こうしてちゃんと表示もされていて分かりやすいし。

 

 

 

 

あっというまにゴール

 

 

境内入口付近にマムシ注意の看板があって一瞬足が止まる。

ドキドキ。

 

 

出雲大社 境外摂社

出雲井神社(出雲井社/出雲路社) (県指定有形文化財

 

 

こじんまりとした境内ですが、目にした途端に鳥肌たった。

うわーここすごいわー。

 

 

 

御祭神:岐神(くなとのかみ/くなどのかみ)

 

 

 

祭神の岐神(久那斗神/久那戸神)の別名は、
来名戸祖神(くなとのさえのかみ)、衝立船戸神(つきたつふなとのかみ)。

黄泉津平坂において、
イザナミから逃げるイザナギが「これ以上は来るな」と言って投げた杖から化生したのが、
来名戸祖神(by日本書紀)、衝立船戸神(by古事記)です。

 

 

災いや災難が集落に入るのを防ぐとされ、
塞の神(さいのかみ)、道祖神、
巷の神(ちまたのかみ)、
辻の神(つじのかみ)、峠の神(みちのかみ)とも。

道祖神として、猿田彦神や塩土老翁神と同一視されたりもします。

 

 

記紀にあるナギさんナミさんのくだりは100パー無視しするとして、
クナト神とは、
龍蛇神を祀る海人族が奉じた神。

要は、大国主以前の、出雲の有力者なのでしょう。

 

 

 

さっきのマムシ注意の看板が頭をよぎりますが、
境内は
水色・黄緑色・黒色などの蝶、そして黒トンボがいっぱいいる、
穏やかでとても落ち着く空間です。

 

 

この場所に立って景色を眺めていると、
懐かしさみたいなものが一気に湧き上がってきます。

なんだろう。この場所がすごーく好きで、ここに立ったことがあるような、
デジャヴみたいなの。

神社でこの感覚は初めて。

ずっとここに居たい。

 

 

御祭神のクナト神には、普段あまりお目にかかれないのですが、
たぶん本質的にものすごく好きな神さんなんだろうなと思いました。

 

 

薄暗い空の下でも、境内は清浄さが保たれキラキラしています。

清らかなものが地面から上へ向かって放出されているような、
不思議な空間。

 

 

自分にとっては、今回の島根旅で一番ご神気を感じ、
一番心に残る場所となりました。

 

それでは、出雲大社へ向かいます。 

 

 

 


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