自己満足日記

クラキンのささやかな道楽三昧  2009年3月14日開設

休暇3日目 道東旅行2日目

2016年06月06日 09時42分27秒 | 旅行記
北海道、道東2日目は大荒れの天気になってしまいました。
低気圧が北海道の東で発達するというパターンで暴風雨と異常な低温のダブルパンチです。

1日目の宿泊地であるウトロは夜中から強い風と雨で大荒れ、目の前の海は大時化という状態です。
更に気温は5度以下で、東京の冬の寒さです。
当然、知床岬周遊のクルーズ船は欠航です。
この朝の天候がこの日の全てを暗示しており、結果的に4日間の中で最悪の日になりました。


知床峠を超えて羅臼に出ようかとも考えましたが、知床峠が暴風雨で通行止めとなってしまい、万事休すです。

そんな訳で知床観光は諦めて摩周湖方面に向かうことにしました。
下の写真は知床グランドホテル北こぶしの朝食バイキングとロビーで撮ったクリオネと流氷です。
流氷はホテルの従業員が冬の間に海から運んでみた物だそうです。
上の写真のウトロ港も冬には流氷に閉ざされます。




話を解り易くするために、先に2日目の全行程図を貼っておきます。


ウトロから摩周湖方面に南下する途中で斜里町にある「知床博物館」に立寄りました。
入館料300円ですが、その価値は十分にあります。
知床の自然と動植物、アイヌ文化、開拓の歴史がコンパクトに判り易く展示してあります。
展示や収蔵物の手入れも行き届いており、こういう地方の博物館に有り勝ちな寂れて荒れた感じは全くありません。


明治時代のアイヌの集落の風景です。

知床の動植物の剥製や骨格標本も多数展示してあります。
イトウの剥製

ヒグマの骨格標本

この他に古代遺跡から発掘された土器や石器、敵機などの展示も充実しています。
帰りに売店で自然保護の本(1000円)を買ったら博物館の展示解説本を付けてくれました。



博物館を出た後、南へ方向転換して摩周湖に向かいます。
途中は広大な牧場風景が続きます。


摩周湖の手前にある硫黄山にも寄ってみました。
箱根の大涌谷のように硫黄の匂いが立ち込め、湯気が上がっています。
この辺りでも凄い風と雨の上、真冬のような寒さが加わってきました。



硫黄山のすぐ近くにJR釧網本線の川湯温泉駅があります。
ここの駅舎の中に「オーチャードグラス」というレストランがあります。
ちょうどお昼になったし、寒さも身に染みてきたので、ここで昼食にしました。
家内がここのご自慢のビーフシチュー、私はやはりご自慢のハンバーグカレーを食べましたが、非常に美味しかったです。
店内のステンドグラスも綺麗です。



http://www.rebirth-easthokkaido.com/orchard-grass-kawayu-spa-415/

駅舎は1936年に建てられたものを改修して現在に至っており、とてもレトロで良い雰囲気のです。





ホームの反対側には新緑の白樺の森が拡がっています。

列車(「電車」ではありません)は上下合わせて1日に11本しかありません。

この後、摩周湖の第一、第三展望台へ行きましたが、名物の霧と悪天候で何も見えませんでした。

摩周湖を諦めて車で30分程で行ける屈斜路湖へ行きました。
途中の新緑の道路です。 車は殆ど見かけません。

屈斜路湖の湖畔に着くと湖とは反対側にも湿原が拡がっています。



屈斜路湖はご覧の通りの天候で風も強く気温は2度くらいしかありません。



下の写真は屈斜路湖から流れ出る釧路川です。


この後、美幌峠にも向かいましたが途中悪天候で通行止めで、更に霧で何も見えませんでした。
ここでもキタキツネに出会いました。

途中、積雪もありました。6月の雪は地元の方でも初めてとのことです。
 

この日はとにかく悪天候のために、どこへ行っても駄目で、時間も4時頃になったので2泊目の宿泊地である阿寒湖へ向かいました。
屈斜路湖から阿寒湖までは1時間足らずです。
阿寒湖では「あかん遊久の郷、鶴雅」というホテルに宿泊です。
http://www.tsuruga.com/
ここは料理(バイキング)はイマイチですが、温泉はかなり良いです。
但し、露天風呂は寒さ風雨で浸かる気にはなれませんでした。


散々な2日目はこうして終わりです。
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