日本史学習拾遺

日本史よもやま話、授業の補足、学習方法

スクーリングで宿泊した奈良の宿あれこれ

2016-05-13 00:11:02 | 大学通信 全般
お問い合わせもありましたので、奈良大のスクーリングを受ける方や、奈良を旅行しようと思っている方の参考のために、一応ホテルについてまとめておきます。

奈良大スクーリングでは、毎回、違う宿に泊まって、いろいろ経験しようと考え、ウィークリーマンションも含めて10の奈良の宿に宿泊しました。
他の方の様子を見ていると、常宿を決めている方が多いようです。私のように毎回変える人はあまりいないでしょう。常宿にすると、覚えてもらって、一人でもツインの部屋とか、いろいろサービスしてくれることもあるようです。

毎回、じゃらんのサイトから予約していました。JTBのような旅行会社だと、キャンセル料が早い段階から必要になったりしますが、じゃらんだと、前日くらいまでキャンセル料がかからないので、気楽に予約して、途中で宿を変更したり、ということもできて、私には予約しやすいサイトです。

以下、スクーリングで宿泊した順です。

町家ゲストハウス三輪(JR三輪駅)
最初のスクーリングが8月1日からで、大神神社のおついたち参りにちょうどよかったというのと、三輪山や箸墓古墳などに興味があった時期でしたので、ここにしました。
とてもすばらしい宿なのですが、奈良大まではちょっと遠くて、朝食を早めに用意していただいたりして申し訳なかったので、スクーリング以外の時にゆっくり泊まりたい宿です。

ホテルフジタ奈良(近鉄奈良駅)
ここはいろいろなタイプの部屋があって、サービスも無難で、スクーリングにはちょうどよい宿かもしれません。ここを定宿にしている人も結構いたように思います。

サンルート奈良(近鉄奈良駅)
興福寺や春日大社方面の観光もできないかと考えてこちらも宿泊してみました。
部屋の明かりが蛍光灯だったり、設備が全体的に古く、フジタよりもチープな感じはしますが、悪くはありません。近鉄奈良駅から荷物が大きいとちょっと歩く距離が長くて不便です。

葉風泰夢(新大宮駅)
交通至便、やや古く、狭い部屋でしたが、サービスは温かみがあり、安心感はあります。朝食は1階の中華で、朝からアワビとか・・・いろいろおいしかったです。

サンホテル大和郡山(筒井駅)
奈良市内の宿が取れず、大和郡山付近の観光も考えて宿泊しました。駅から近く、コンビニもそばにあり、施設も新しくて快適でした。サービスも適度で、レンタサイクルも無料で、また泊まってもいいかなと思える宿でした。

ウイークリーマンション スターレ奈良(JR奈良駅から10分以上?)
夏休みに観光とスクーリングをあわせて、5泊6日で利用しました。奈良大のスクーリングガイドブックで見たのでそれを使って予約しました。駅から意外と遠かったので夏はつらいですが、気候のよい時なら問題ないでしょう。部屋は新しくきれいで、何しろ洗濯機があって毎日洗濯が気軽にできるのがいいです。ホテルより安上がりです。
無料で自転車が使用できてよかったです。
後で気付いたのですが、奈良ファン倶楽部(年会費3000円でさまざまな特典あり)に入っていると、このウィークリーマンションの清掃費分が無料(7000円だったかな?)になるそうで、大学の申込書で旅行会社を通さないで、直接予約すればよかったか、と思いました。
長期滞在の方で、JR奈良駅の裏の方でも気にしなければ、とてもお薦めです。私もまたいつか長期滞在の時に使いたいくらいです。

サンホテル奈良(JR奈良駅)
駅近で安いという点でメリットがあります。奈良大への通学は、JR奈良駅近くのホテルはいまひとつですが。周囲に飲食店等が多いのはよいです。
ホテルの朝食は、ちょっと野菜がなくて栄養面で残念な感じでしたが・・・アジア系外国人宿泊客が非常に多かったです。こちらのスタッフの方の書いているブログが私は好きです。

天然温泉 スーパーホテル LOHAS・JR奈良駅
ここはすばらしいホテルでした!温泉もあるのです。新しくて、フロントの方も一生懸命で、部屋もきれいで、結構ゆったりしていました。空気清浄機がありがたかったです。朝食がすばらしい。メニューが豊富で、スタッフも活気があり、とてもおいしい、感動的な朝食でした。パンもおいしかったし、アサイーの入ったヨーグルトとか、珍しかったです。
宿泊料金は、時期によって変動するようで、私は2泊で13,330円(さらにじゃらんのクーポン1000円使用で12,330円)で、安い方だったのではないかと思います。
安く泊まれたらラッキーですね。

橿原オークホテル(橿原神宮前駅)
学外授業の集合場所が橿原神宮前とふんで(実際は違った)、このあたりの宿を探して、空いていた所を予約したのですが、施設が古すぎて、いろいろ問題がありました。まあ、自分で選んだので、仕方ないですね。そこそこお店があって、不便ではないです。ロイヤルホテルというのが同じ駅前にありましたが、橿原神宮の近くだし、天皇陛下なども宿泊したりということもあるんでしょうか?立派なホテルでした。
近鉄線が交差していて、窓からの眺めは面白かったです。

スーパーホテル奈良・新大宮駅前(新大宮駅)
駅前で便利です。こちらのスーパーホテルは、JR奈良のLOHASよりは古く、小規模でした。部屋はちょっと狭め。空気清浄機があるのはありがたいです。防音は結構しっかりしているように感じました。朝食は、LOHASのような大会場ではなく、メニューも少なめでしたが、おいしかったです。近くに夕食を取ることのできるお店もいろいろあるし、便利でいいと思います。

常宿にしてもいいかなと思えたのは、ホテルフジタ奈良、サンホテル大和郡山、安ければスーパーホテル、かな。
東横インを常宿にして、何泊かするとタダになる?という特典を利用している人もいるようでした。

朝食付きだと楽です。近くにお店が多い所ならば、外で食べてもいいと思いますが。

ささっと書いたので、後で編集し直すかもですが、今日のところは、このへんで失礼します。

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お彼岸に卒業証書

2016-03-20 23:16:22 | 大学通信 全般
奈良大の卒業式はおととい金曜日でした。私は仕事もめいっぱいの日でしたし、欠席しました。
昨日土曜日、早速卒業証書が宅急便で届きました。紺色のカバーに収められて。
「通信教育部」という文字は入っていません。卒業者の台帳番号の所に「通」という文字が入っていますが。
卒業証書を見ると、ああ大学を卒業したんだなあ、と実感がわきます。2年間は、短かったですね。怠惰には過ごしていなかったし、密度の濃い2年間でしたが、もう2年経ったの・・・という感じです。

さらに、今日日曜日、また奈良大から荷物が届きました。記念品や会報のたぐいです。記念品は、クリスタルの重たい文鎮・置物でした。会報(学報?)では、もう早速おとといの卒業式の記事が含まれていて、仕事早いなあ、と驚きました。出席できなかった卒業生に対して、タイムラグをできるだけ少なくするための大学事務局のご努力なのでしょう。

自分の学校の生徒には、私も働きながら勉強してるから、皆さんも勉強と仕事両方がんばろう!ということも最初の頃は言いましたが、後の方では言わなくなってしまいました。
生徒の場合と私の場合では、似ているようでなにか違いました・・・

いずれにせよ、生徒の皆さんも卒業という目標からずれないような学校生活を送り、喜びの卒業式を必ず迎えてほしいです。

さて、明日が春分の日であるためか、このブログの中で、去年のお彼岸の時の記事
「春分の日 二上山に沈む夕日」
へのアクセスがこのところ多いです。

奈良日帰り弾丸ツアーから1年経つのですね。早いです。
その時の記事は実はまだ書ききれていないのです。

お彼岸に、二上山のちょうど谷間に太陽が沈むのを撮影するには、千股池という所から撮るのがいいらしいです。

私は、去年のお彼岸には、崇神天皇の磯城瑞籬宮跡から二上山への日没はどう見えるのかということに焦点をあてて行きました。見晴らしが悪いようだということがわかり、谷間には沈まないけれども、見晴らしのよい、三輪山・大神神社近くの展望台「大美和の杜」で見ることを考えました。

しかし、カメラの選択を誤って、あまりよい写真が撮れそうもないことと、日没を待ってから山を下りて駅に向かうと、東京に帰るのがかなり遅くなってしまって疲れ果ててしまうと考えて、三輪駅からの撮影となったのが上記の記事の写真です。

その日帰りツアーの目的として、他の一つは、その「大美和の杜」から見える景色、これを、ある写真で見たのですが、これがすばらしい景色で、それを、自分の目でじかに見たい、写真を自分で撮りたい、という思いがありました。

大美和の杜は、二上山の他、大神神社の巨大な鳥居がありありと見え、大和三山(耳成山、畝傍山、天香久山)も見える。すばらしいロケーションです。私は昼間と夕方の2回訪れ、じっくりとその風景を目に焼き付けました。

上は昼間大美和の杜から見た風景。
右手にふたこぶの二上山が見えます。



これは夕方、17時34分頃の大美和の杜からの眺め。
以前、写真で見たのとほぼ同じような風景を、自分で撮影することができました。

二上山も印象的ですが、大和三山も絶対に印象的です。藤原宮などの位置をこうした山との関係を考えながら決めたのだろうなということが想像できます。三輪山も含まれます。

この大和の地に都を置いた古代人の気持ちは、やはり現地に立って自分の目で確かめないと、わかりません。というか、現地でこそわかること・体感することが多いです。
それを確かめるにも、関東に住む私は、ごくたまにしかこの地に滞在することができないのが残念です。
いつか、藤原宮にも行ってみたいと思っています。

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卒業・・・私もです

2016-03-05 23:36:25 | 大学通信 全般
昨日は勤務校の卒業式でした。定時制高校の卒業生は、本当に少ないですから、逆に、一人あたりのお祝いの気持ちがとても大きいんだな!と、この学校に来て1年目に深く感銘を受けました。
卒業証書は校長先生から一人一人に手渡されるし、友人が大きな花束を持って駆け付けたりもして、全日制の高校ではなかなか見られない光景です。

今年度の前半、日本史の成績が悪くて、このままでは単位が足りず、卒業が危ぶまれたA君も、後半は挽回してよい点を取れるようになり、教科書も以前よりすらすら(の半分くらいかな)読めるようになり、さまざまな面で成長がみられ、無事、単位を取って卒業にこぎつけました。
ひやひやした教科だったので単位が取れてうれしかったようで、「お世話になりました。ありがとうございました。」と笑顔であいさつに来て、学校を去って行きました。
今年は就職も進学もしない生徒がちょっと多いかなと気になりますが、自分のペースで、次の扉をどんどん開けて行ってくれればいいかなと願っています。
昨年は担任生徒の卒業でしたが、今年は少し距離を置いて、穏やかな気持ちでの卒業式だったかな。

そんな感じの昨日の卒業式でしたが、今日、奈良大通信教育部から、「卒業判定・最終学年判定結果通知書」が届きました。
「・・・ので、卒業となります。
の文字。卒業していいんですね!書類で確認して、ほっとしました。
というわけで、勤務先の生徒も卒業、私も卒業ということになりました。

2年間の成績通知書も同封されていました。先日来、相次いで、2月の二つのスクーリングの成績が送られてきていたところでした。卒業判定のために早めに処理してくださったのですね。

その他の書類を確認したところによると、今年3月の卒業生は、107名のようです。
卒業式の出席確認のはがきが同封されていました。卒業式への出席は自由です。
私は仕事もあるし、欠席にしようと思っています。
編入生ですから2年間だけの在籍でしたし、存分に勉強したけれども、他の通信教育部生の方々平均よりも、たぶん、一生懸命さは薄い学生生活だったようにも思いますので、出席するのも気恥ずかしいかなと。

静謐な図書館で、熱心に勉強をしている高年齢の通信教育部生の方々の後ろ姿は、本当に尊いもので、心を打たれました。すばらしい学びの場に、私も短い間でしたが身を置くことができて、とても刺激を受けました。

卒業に必要な単位は編入学の場合60単位、私は卒業に関係ない自由選択も一つ入れて62単位修得しての卒業です。編入でなく124単位を4年以上かけて修得した方もいらっしゃるわけですが、本当によく努力されたのだろうなと思います。
卒業の喜びを、式でぜひかみしめていただきたいと思います。

現在在職している定時制高校では、成人の生徒も少数ですが若い生徒に混じって勉強しています。今年も、40代、30代の卒業生が出ました。奈良大の通信教育部も、さまざまな年齢の人達が一緒に勉強しています。年齢が何歳であっても、勉強したいと思い立ったその時に、勉強を始めればいいのです。

奈良大の先生方も、お忙しい中通信教育部生のために本当によく尽くしてくださっています。古代学を学ぶには奈良大にはよい先生がそろっていると某神話伝承論の先生がおっしゃっていました。学閥もないからとのことでしたが、実際そんな気がします。このあたりは、また別の機会にしたいと思いますが、卒業にあたり、先生方の学恩にも感謝しなければと思います。ここで感謝したところで、届かないかもしれませんけど・・・


神話伝承論で訪れた平城京跡の朱雀門前に集う受講生。この後、平城京建設の詔をみんなで読み上げました。

奈良大通信教育部で学ぶ人生の先輩方は、熱心で丁寧な生き方をされている方々が多く見受けられました。大学を離れた後も、きっと熱心で丁寧な生き方を続けて行かれるのだと思います。すばらしいことだなと思います。豊かな人生の歩みがずっと続いて行くことと思います。

学校に所属する方法もあれば、自分で勉強する方法もあるでしょう。自分のやり方で、生涯学び続けましょう。


奈良大の学食の親子丼。ちょっと野菜が少ないですが・・・安いですからね。400円前後だったと思います。800円くらいの品数豊富なメニューもあります。親子丼は、注文が入ってから目の前で作ってくれます。我々(高年齢の)学生が列をなして、大忙しで一生懸命にお姉さんが作っていました。ありがとうございました。
私、筋肉をつけたい今日この頃なので、この親子丼とか唐揚げ定食?とか、鶏肉系をよく食べましたけど、肉が柔らかくて、とてもおいしかったですよ。

追記:あーちなみに、来年度から、奈良大で博物館学芸員資格課程の科目履修生になろうと思っていますので、まだ奈良大には少し通うことはあります。スクーリングはないですけどね。

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奈良大学通信教育1年目の総括・・・勉強三昧で楽しい。

2015-05-06 00:33:04 | 大学通信 全般
昨年の4月に3年次に編入した大学通信教育ですが、レポート提出と試験、スクーリングと、本当によく勉強した1年でした。

36単位修得しました。フルタイムで働きながらよくやったほうだと思います。
内訳は、テキスト科目で28単位、スクーリング科目で8単位です。

スクーリングは4つ出席したので、のべ12日奈良に滞在しました。1科目あたり3日間なのですが、5回、6回と参加している人、しかも、スクーリングの前の日から宿泊して優雅に観光を楽しむ人もいて、うらやましい限りです。私は当日の早朝、始発の新幹線で、夏はバテバテの状態で受講していました。そして、前泊か後泊しないと、昼間はずっと勉強していますので、観光がほとんどできません!今年はせっかくですので前泊などもしたいです。

成績ですが、スクーリングは出席すれば80点以上にはなりますので問題ありません。テキスト科目の試験は、最低がシルクロード学70点、最高は言語伝承論の94点でした。

レポートはいくつかの評価項目があってそれぞれにABCD・・・がついて返ってくるのですが、特筆すべきは、史料学概論でオールAのうえに、よく見ると一つの項目に小さく+がついて「A+」になっていたことです!

私も生徒のプリントを評価するときに、「A+」をつけたりすることがまれにありますが、つけられる側の気持ちがわかりました(笑)。本当は評価したくないんですけど、生徒は評価を結構気にするし、意欲向上につながるのかなと・・・

史料学概論の先生は、史学界ではかなり著名な先生で(イニシャルはT先生 としておきましょう)、本当に通信教育部生のレポートなど見てくださっているのかな??と、レポートに先生の印鑑が押してあっても半信半疑でしたが、いろいろな情報を総合すると、おそらく、本当に見てくださっているのでしょう。しかも、レポートをめくって読んだ折り目というか、跡・しわが残っていました。お忙しいのに、因果なお仕事を、誠実にやってくださっているのだなと恐縮します。この史料学概論の対象としている分野が、私が大学でやってきた勉強に近似していたので、私もなじみやすかったのかもしれません。

一方で、江戸文学論という科目は、私の生半可な取り組みを見抜かれたのか、レポートの再提出となり、再度提出したものが不合格になりまたまた再提出を求められました。この科目は多くの人が再提出になる厳しい科目のようでした。本腰を入れて取り組まないと合格できなさそうで、しかし、そんなに江戸文学にかかりきりになってばかりもいられないので、後回しにして、結局そのままになってしまいました。今年度も一応履修登録はしましたが・・・

私は、生徒にも、日頃から、あきらめないでチャレンジしろ、とか、途中で投げ出さないで最後までやり遂げろ、的なことを言っているのに、自分自身が再提出になって落ち込み、最後までやり遂げられなかったことについては心が痛いです。

古文書学も、年度末、いい加減なレポートのまま提出したせいか、再提出になりました。この二つが昨年度、再提出になった科目でした。(その後古文書学はレポート合格になり今月科目修得試験を受けます。)
古文書学も、近世文書を対象としており、江戸文学論ともあわせて、私は江戸時代と相性が悪いのかなあと思ったりしています。

観光論、東洋史特殊講義、東洋史概論、美術史概論、文化財学講読1、考古学概論、などは、結構楽しく、取り組みがいを感じながら、1ヵ月に1科目くらいの感じでレポート提出と試験を繰り返して攻略していきました。書誌学はなんとなくつかみどころがありませんでしたがまあ合格できました。

レポートも試験も、落ちてやり直したくない、という気持ちが強く、全力で取り組みました(貧乏性)。そのために、レポートの提出や試験前は、1週間はつぶれてしまって、他のことができなくなる感じでした。

ちなみに、試験は全部一発合格でした。一度に2科目受けたのは1回だけ。1科目ずつ猛烈に勉強して臨みました。原稿用紙にしたら20枚くらい覚えなきゃいけないボリュームですから大変です。

そんなふうにして、1年が終わると成績表のようなものが送られてきました。
ちゃんと優・良・可がつくんですね。私の大学は、ABCでついていましたので、優良可の成績表が新鮮で、大学っぽいなと感心しました。

成績は、書くほどでもないのですが、参考までに、シルクロード学が70点だったので「良」、あとは全部「優」でした。驚きです。

私は前の大学時代は、あくせく勉強するのが嫌いだったり、単位さえ取れればいいという考えだったり、何の役に立つんだろうとさめていたりして、あまり成績はよくなかったのです。よい成績を取ることにこだわりはありませんでした(あとで教員になろうと思ったときに、教職科目はいい成績を取っておけばよかったと少し後悔しました)。

そんな感じの私でしたから、今回の通信教育の成績は、もちろんがんばった成果であるのですが、全体的に良いので、悦に入っています。今年も1年目の意欲的な気持ちが持続できるか、それにかかっていると思います。

どんな科目も、わらしべ長者みたいに、必ず何か、自分にプラスになる、得るものがあって、勉強してよかったなあ、と思えました。今後に生かせることがたくさんありそうです。

今年度の予定では、卒論8単位、スクーリング8単位、レポート8単位で卒業、というもくろみなのですが・・・
スクーリングは、卒業単位にカウントされない自由選択科目も取りたいものを含めて、都合5回、奈良に行きたいと考えています。

履修登録の方法ですが、大学のハンドブックには、上限までできるだけたくさん履修登録してください、と書いてあって、なんか変なこと書いてあるなあ、と去年は思ったのですが、それもなるほどな、とわかりました。実際に履修しなくても、テキストは登録すれば全部いただけますし(学費に含まれている)、スクーリングも、登録しても実際には受けなくてかまわないといえばかまわないのです。

そういうことをふまえて、今年度は、テキスト科目は昨年と今年で全部登録しました。スクーリングは、まあ絶対行かないだろうという日程・科目は除きましたが、一つ余分に登録しました。

私は最短の卒業を今年度目指しますが、急いで卒業する必要のない優雅な方々は、スクーリングをできるだけ満喫して、何年か余計にかけて卒業されるようです。私も、もう1年遅らせようかとも思ったのですが、お金を余計に使っている余裕も、時間の余裕もないだろうと判断しました。今年みっちり勉強して、来年以降はさらに前に進んで行かなければならない、と考えています。

・・・とか言いながら、レポートが合格しないとか、必修科目のスクーリングに行けなかったとか、そもそも卒論が間に合わなかったとかで、卒業できないリスクは十分にありますが、ベストを尽くしたいと思います。

卒論は、計画書を出して、指導教授のお返事を待っている状況です。卒論を書くのは楽しいですね。前の大学時代もそうでした。

おとといから昨日にかけて、気合いで歴史文学論のレポートを1本仕上げました。だいぶ前からテキストや参考文献を持ち歩いて読み、何となく自分の中で熟成したかなというところで書きました。

今年度残っている科目は、いまひとつ食指が動きません。そういう科目を無意識的にも残してきたのかも・・・
今日は歴史文学論、今後、西洋史特殊講義、建築史、平安文学論・・・の予定です。

私は「国文学」の学部学科に進まなくてよかったかも、と、昨年今年で感じています。言語伝承論とか江戸文学論とか平安文学論とか、なんだかつかみどころがなくて、どう書けば正解なのかよくわからないし、担当の先生のフィーリングと合うかどうかに左右されるような気がするのです。今日やった歴史文学論も、『増鏡』が題材で、これも史学と国文学のビミョーな境界線上にあるような本でした・・・

私が前の大学でやっていた「史学科」であれば、フィーリングとかは関係ない、ということは言えると思います。
しかし、私も国文学の流儀がよくわからないだけで、正解とか模範解答というのが厳存しているのかもしれませんね。

私の場合、進学したのは史学科でしたが、当時、大学でこれをやりたいという確固としたものがあったわけではなく、自分の学力で入れる中で最上のもの・・・とかいう感じで選んだので、英文科も受けたし文学科も受けたし教員養成課程(英語)も受けました。節操無かったです。史学科でよかったです。

というわけで、今年も勉強三昧で、たくさんのものを吸収して成長したいと思います。学生の身分もフル活用します。おとといのお出かけも学割で博物館に入館しました!

ふと、思い出したのですが、心理学者の河合隼雄さんも、一時期高校の教員?をやっていたことがあるそうで、その時の経験から、教員は、いつもどこかしら成長(進歩だったかな?)し続けていなければならないのだ、というようなことを書いていた本を読んだことがあります。何となく共感できるようになりました。



1月のスクーリングの時に大学所有の本物の須恵器他、を見て、さわらせてもらいました。持ち上げてみると、須恵器って軽いんですね!驚きました。
大学受験的には、須恵器5世紀に作られるようになった朝鮮半島の技術による土器ですね。
実物を見てさわる機会も奈良大では作ってくださるので、ありがたく経験させていただいています。

今年は女子大生やってます・・・

2014-10-05 23:42:14 | 大学通信 全般
そういえば、今年4月から、大学の通信教育の学部に3年生として編入したのをここでちゃんとお知らせしていなかったようですね。

去年から定時制高校に勤務するようになり、勉強するための時間がたくさんできたものですから、ここにいる間に猛勉強しよう!と思っていました。

私は大学では文献史学をやっていて、考古学には興味がありませんでした。しかし、以前にも書いたように、飛鳥時代より前の、古墳時代以前に興味がわいてきて、去年から多くの本を読んで来ました。そうしている間に、その時代を解明するためには、文献史学も、考古学も、神話伝承も、民俗学も(さらには国文学も)、総合して研究しなければいけないなあということが実感されてきたのです。

自分が勉強したい部分は、やはり、考古学的な「モノ」に関わる知見も必要で、しかし、今まで全然教わったこともないし、これから首を突っ込むのは、「今や遅し」かなとも思いました。
でも、現在籍を置いている大学の通信教育部ならば、

(1) スクーリングで何度も私の好きな奈良に行ける
(2) 考古学を(気軽に)勉強できる

という理由で、いいんじゃないか、と思ったのです。
考古学ができる通信教育の大学は少ないですし、あっても、東京だとあまり意味がないというか、それなら通信じゃなくて通学すればいいし、ということになります。

そういうわけで、3年次に編入して、2年間で卒業を目指すことにしました。
通信教育課程は、思っていたより大変です。レポートを書いて、合格したら、次は筆記試験を受けて合格しなければなりません。
4月からこれまでレポート8本・原稿用紙にして90枚近く書きました。試験も3回受けて来週4回目です。
今日も試験準備でひーこら勉強していました。どの科目の勉強も、直接間接に自分のためになっています。
なんだかんだ言って、それなりに勉強する時間が作れるのはありがたいです。

夏休みには、奈良に2回行くことができ、満足です。

というわけで、今年からいい齢をして「女子大生」やってます。学割もたまに使う機会があり、Amazon studentも利用しています。学生の身分をそれなりに利用したいと思っています。

一応、新たな母校の写真です。校舎が完成した時期からいって、バブリーな雰囲気が漂っています。





通信教育部の学生さんは、男性は定年退職後以上の年代の方がほとんど、女性は若い人から年配の方まで、結構ばらつきがあります。いずれにせよ、何歳になってからでも、やる気・熱意があれば勉強を始めるのは大丈夫ですよ、ということは言えると思います。

それでは、今日はこのへんで。
次回は、もう少しスクーリングの時の様子などをご紹介できればと思っています。

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