くらしデザインスタジオ@楽(^^)

住まいや街など、様々な暮らしの提案やサポートをする中で、なんとなく気になったこと…!?イロイロです。

避難器具の滑り台を

2017-04-02 | 街のモノ

3月まで行っていた「大宮ふれあい福祉センター」http://www.saicity-j.or.jp/k-fureai.htmlには、避難用の滑り台があります。普段は入れないので、下から見上げると写真のように螺旋の滑り台が見えます。4階建てなので、3周分あるのだと思いますが、この滑り台の存在は、利用者にはあまり知られていません。

高齢者や障害者や子どもたちなど、主に弱者の方々の利用を想定した公共施設なので、火災時などに階段での避難が難しい方々が館内にいることが想定されます。その人たちも、迅速に地上へ避難させるために、滑り台が設置されています。福祉施設等の条件によって、消防用設備等の中で設置が求められる避難器具にあたるのだと思います。

建築屋としては、屋外設置用にステンレスパイプを曲げて造られた滑り台の、かなり高価な感じが気になってしまいます。普段というか、避難訓練や点検等以外ではほぼ眠っている設備なので、普段に存在を知ってもらうために、週に1回くらい、単に滑り台として開放したりできないのですかね。まぁ無理ですよね…。